沖縄離島移住のメリット・デメリット&おすすめの住みやすい島8選!仕事・住まい・子育て環境は?

沖縄の離島移住のメリット・デメリット&住みやすい島8選!仕事・住まい・子育て環境は?

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「いつか沖縄に移住して海を見ながら暮らしたい」「離島で穏やかな毎日を過ごしたい」そんな願いを抱えている方は多いのではないでしょうか。

沖縄の離島への移住には、「美ら海(ちゅらうみ)」を満喫できるなどの嬉しい魅力がある反面、知っておかなければいけない欠点も存在します。

後悔しないために、この記事で沖縄離島移住のメリット&デメリットや失敗しない計画の立て方、おすすめの島まで見ていきましょう。

目次

沖縄の離島移住のメリット5つ

沖縄の離島は過ごしやすい?移住のメリット!

島暮らしに憧れて移住を考えている人のなかには、沖縄の離島を候補に考えている人もいるでしょう。

「自然豊かな環境で、牧歌的で穏やかな日々を過ごしたい…」という願いは、現代人の大多数に共通するものかもしれません。

沖縄の離島への移住であれば、その願いが叶う可能性は十分にあります。まずはあらためて、沖縄の離島への移住で期待できるメリットから見ていきましょう。

美ら海に囲まれて大自然と一緒に暮らせる

沖縄の離島移住のメリットといえば、なんと言っても大自然とともに暮らせることではないでしょうか。

周囲を「美ら海(ちゅらうみ)」に囲まれた沖縄の離島は、リゾート目的でも愛されている国内有数の贅沢スポットです。

島の外側を眺めれば、そこには一面に広がる白い砂浜と青い海。島の内側を振り返れば、穏やかに揺れるサトウキビ畑が。そんな映画のなかでしかお目にかかれない情景も、沖縄離島への移住なら毎日堪能できます。

釣りにサーフィンにダイビングにと、都会時代とは異なる趣味もたくさん見つかるはずです。今とはまったく別の、新しい人生を歩んでいくことも夢ではないかもしれません。

冬でも気温10度以上?温暖で過ごしやすい気候

沖縄は暖かいというイメージを持っている方は多くいるのではないでしょうか。実際に、過ごしやすい気候を期待して、沖縄離島への移住を検討している方もいるでしょう。

沖縄の年間平均気温は2023年度のデータによると那覇市で23.8度、石垣島では24.8度となっています。この年平均気温は、東京や大阪と比べると6度~7度程度高くなります。

沖縄の気候の特徴は、1月や2月といった真冬でも、平均気温10度以下にならないことです。2023年のデータを見てみると、1月の石垣島の平均気温は18.9度でした。2月には20.1度と20度を超える気温になっています。

例年、10月頃までは羽織るものを持たない夏仕様の服装で過ごす方も多くいます。ただし、沖縄の冬は昼間は上着が必要ない気温だったとしても、早朝や夜には気温が下がることが多いので注意が必要です。

台風や大雨などの気を付けたいポイントこそあるものの、寒さが苦手な方にとって、沖縄の離島ほど素敵な国内移住先はほかにないのではないでしょうか。

参照:沖縄地方の天候 2023年(令和5年)

憧れの「島暮らし」でモチベーションも◎

憧れの島暮らしを実現でき、高いモチベーションや満足感が生まれる点も、沖縄離島への移住のメリットです。

移住では希望を胸いっぱいに抱えている一方で、どこかに不安な気持ちもあるもの。慣れ親しんだ土地を離れ、新たな生活を始めるのだから心配して当然だと言えます。

しかし、沖縄の離島への移住であれば、「夢見ていた離島暮らしを今実現できている!」と引越し後に実感しやすいはず。

移住直後の不安感が軽減されるのはもちろんのこと、「次はこんなことをしてみよう!」と新たなアイデアを生む活力も湧いてきます。移住前に描いていたイメージに近い、楽しい日々を過ごせるでしょう。

子育てしやすい環境が整っている

沖縄は全国一位の出生率を誇る県です。2023年、沖縄県は全国平均の1.20を上回る1.60で、39年連続で全国一位となっています。この結果は、沖縄が子育てしやすい環境であることを物語っています。

沖縄県では、2022年4月からすべての市町村で子どもの通院・入院にかかる医療費が中学卒業まで無料になりました。市町村によっては、高校卒業までの子どもの医療費を無料にしているところもあります。

また、沖縄県では学校給食費の無償化が進んでいて、2024年5月の時点で県内17市町村の小中学生の給食費が全額助成されています。一部助成されている市町村は14あり、残りの市町村でも県が無償化を進めている状況です。

そのほかにも、さまざまな子育て支援制度が充実しており、出産祝い金の支給や小学校・中学校の入学祝を支給しているところもあります。

さらに、沖縄では県内の子育て世帯がお店や施設で割引やサービスなどの特典が受けられる「おきなわ子育て応援パスポート」という応援サービスを行っています。このサービスは、2016年10月より県外の協賛店でも使えるようになりました

このように、沖縄ではさまざまな面で子供を育てる環境が整っていると言えます。

補助金や定住支援制度があることも

沖縄本島と比べた離島移住のメリットとなるのが、補助金や定住支援制度の存在です。

沖縄は国内でも屈指の人気エリア。何もせずとも人が集まってくるため、移住支援制度が乏しく、実は他県と比べて移住までのハードルが高くなっています。

しかし、沖縄のなかでも離島なら、人口減少の対策として積極的に移住者を受け入れている市町村もあります。経済的に有利な形で移住を実現できることも少なくないでしょう。

具体的に移住先としておすすめの沖縄離島は後ほど紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

沖縄離島移住は失敗?考えられるデメリット

現実は厳しい?沖縄離島移住のデメリット

大自然の豊かさを満喫できたり、夢の島暮らしを実現できたりと、沖縄離島移住のメリットは多くありますが、やはり離島暮らしには島ならではのデメリットが付きものです。

現実を見据えつつ沖縄離島移住を叶えるために、ここでは特に知っておくべき6つのデメリットを確認していきましょう。

飛行機や船が欠航すると身動きが取れない

現実的な脅威として覚悟しておきたいのが、沖縄の離島では飛行機や船が欠航すると、島から出る手段が失われることです。

沖縄は暖かく過ごしやすいものの、毎年台風が直撃する地域でもあります。この時期には飛行機や船が動かないことも多く、否応がなく離島の中でのみ暮らす形になってしまいます。

大量の食料品を買い込んでおくといった対策はもちろんのこと、日頃から近隣住民と積極的に関わりを持つことが大切です。いざというときには助け合う精神が求められることを念頭に入れておきましょう。

通販で余分な送料がかかる

季節を問わず気を付けておきたいのが、離島は通販の利用時に余分な送料がかかる点です。

多くの通販やオークションサイトでは、送料無料の商品であっても「※ただし沖縄や離島は除く」のような注意書きがしてあります。

離島に運ぶためには、飛行機やフェリーの燃料など、余分な輸送費が必要となるためです。

都会と比べて沖縄の離島は家賃が安いため(半額以下も珍しくない)、移住で固定費は大きく下げられますが、日々の出費が増えることは覚悟しておきましょう。

仕事先が見つかりにくい

現在の仕事をテレワークで継続できない場合、離島では仕事先を見つけるのも一苦労です。

島ごとに状況は異なるものの、沖縄の離島には人口が数百人しかいない秘境もあります。このような島では求人も当然少なく、新たに生業を探すことは困難です。

また、沖縄は離島を含む県土全体の最低時給が896円(2023年10月8日時点)と、国内でもっとも賃金が低いエリアでもあります。

移住後の収入については、あらかじめ必ず計算しておいたほうが良いでしょう。

参考元:地域別最低賃金の全国一覧|厚生労働省

参考元:沖縄県最低賃金|沖縄県公式ホームページ

学校・病院・スーパーなどが少ない離島も

沖縄の離島では、島の規模によっては学校・病院・スーパーなど暮らしにかかわる施設が少ないのが現状です。通学の不便さから、まだ15歳の子どもが本島へ移住し、寮暮らしをするケースも多くあります。

なかには「医療施設は島内の診療所1件のみ」という島も。病気がちな方や子育て中の方は、移住希望先の離島の施設状況について、念入りに確認するのをおすすめします。

世間があまりにも狭い

お互いに距離感の近い、近隣住民との密接な交流は島暮らしの魅力のひとつです。しかし、その世間の狭さについては、移住前にあらためて覚悟しておかなければなりません

「○○さんが新しい車を買ったらしい」
「○○さんの息子が××の娘とお見合いしたそうな」
「今週は○○さんのところへ都会から友人が泊まりに来ているらしい」

このように、離島では誰かの行動があっという間に噂になりがちです。

密接な人付き合いは非常時に助け合えるメリットでもありますが、わずらわしく感じてしまうときもあるのではないでしょうか。

島から出なければできないことが多い

移住後も、離島の中で生活を完結させることは難しい点も覚えておきましょう

例えば役所の手続きだったり、本格的な買い出しだったり、はたまた髪を切るためだったり。島の状況にもよりますが、沖縄本島に出なければできないことは想像以上に多いです。

完全な島での自給自足を目指している方の場合、「思っていたのとは違ったかも…」となってしまうかもしれません。

沖縄離島移住を後悔しないためにすべき5つの確認

沖縄の離島移住をする前に…計画しておきたい5つのこと

さまざまなメリットがある一方で、見逃せないデメリットもある沖縄の離島への移住。憧れだけで移住に挑戦してしまっては、悔いの残る結果になってしまうかもしれません。

そこで上述のデメリットを踏まえたうえで、後悔しない計画の立て方を見ていきましょう。

離島移住の目的を明確にする

まず行うべきは、沖縄の離島に移住する目的の明確化です。

「大自然に囲まれた場所でのびのびと子育てをしたい」
「老後に夫婦二人で海を見ながら穏やかな暮らしをしたい」
「都会とは異なる、島ならではの人間関係に触れながら暮らしたい」

移住の目的は何でも大丈夫。重要なのは「なぜ移住したいのか?」はっきりと言葉にすることです。目的が明確に定まっていると「夢見た暮らしが今叶っている!」と、移住後の満足度も高くなりやすいのではないでしょうか。

いつの日か本土に帰りたくなってしまったときも、あらためて離島の魅力に目を向けられるはずです。

移住にかかる費用を把握しておく

移住にはさまざまな場面で費用がかかります。移住先を決めるまでは、実際に移住希望先を訪れることが多くなるため、交通費や宿泊費が必要です。

移住を決めたら、引っ越しや住居に関する費用が発生します。引っ越し費用は、時期や距離によって異なるので、費用を抑えたい場合は引っ越し業者の閑散期に行うのがおすすめです。

また、移住先によっては車がないと不便な場合があるので、車の購入費や維持費に関しても考えておく必要があります。

移住先で賃貸住宅に住む場合は、家賃や初期費用が必要です。空き家バンクを利用する場合は修繕費用が必要になることが多いため、住まいに関する費用についても把握しておくのが大切。

移住に関する費用がいくら必要なのか把握して、移住計画を立てていきましょう。

【移住後の仕事】収入源について決めておく

続いて、仕事や収入面についても検討しておきましょう。上述の通り、離島は求人そのものが少なく、自分が希望する内容や待遇の仕事を見つけるのは難しいです。

もっともおすすめなのは、現在の仕事がテレワーク可能なら、テレワークで継続できるよう会社に願い出ることです。仕事内容や収入面が大きく変動せず、純粋に離島暮らしに慣れることへ注力できるでしょう。

難しい場合は、必ず移住前に離島の自治体担当者に相談して、移住後の仕事のメドを立てましょう。都会と異なり「行けば何とかなるだろう」は通用しない世界です。

移住後の生活に不便さを感じないか確認する

目的と収入面の確認ができたなら、いよいよ自治体公式ページやマップから、住んでみたい離島を探すフェーズです。

島選びでは、スーパーや病院など一般的な施設の充実度合いが重要となります。「移住後の日常生活について、大きな困難はないだろうか?」と念入りな確認が必要です。

子育て世帯であれば、学校の有無も大きなポイントとなります。まずは、自分たち家族の生活に必須の施設を書き出すところから始めてみましょう。

そして、おすすめしたいのが自治体で提供している「おためし移住体験」の利用です。おためし移住体験とは、自治体が運営している宿泊施設に数週間から数ヶ月滞在して新しい土地での生活を試す方法。

宿泊施設は自治体により一戸建てや共同住宅などさまざまです。また、宿泊費用や宿泊可能な日数も自治体により異なります。

滞在中、地域のイベントやワークショップに参加できるお試し移住ツアーを開催している自治体もあるので、地元の人たちとの交流をする良い機会なのでぜひ参加してみましょう。

移住希望先で日常生活を送り、地元のスーパーや公共交通機関などを利用することで移住後の生活をイメージできます。

子供と一緒に移住する場合、学校や病院、公園などがどこにあるかチェックして実際に行ってみましょう。子供と一緒に訪れることで、子供の足で実際に何分かかるか確認することができます。

おためし移住体験は、新しい場所の特性を理解するのに役立ちます。

おためし移住体験は、通年行っているものではなく、申し込みに期限があることが多いので、移住希望先のホームページなどで確認してみてください。

短期滞在や移住体験ツアーを活用しよう

ある程度自分の移住に向いた離島を絞り込めたら、その島で短期滞在移住体験ツアーを開催していないか調べてみましょう。

移住では、やはり現地に足を踏み入れて初めて理解できることもあります。特に離島のような特別な環境への移住では、現地確認は後悔しないための重要な手がかりとなるでしょう。

可能であれば自治体担当者に、先行移住者とお話をさせてもらえないか相談してみてくださいね。実際に移住した方ならではの視点から、離島暮らしの魅力や欠点を聞かせてくれるはずです。

家探しの方法を確認しておく

おためし移住体験に参加し、移住の意思を固めたら次は家探しです。

沖縄の離島へ移住する場合、住まいを探すのは少し苦労すると思いますが、自治体が運営している空き家バンクなどを利用してみてはいかがでしょうか。

沖縄では、県外や沖縄本島から離島への移住を検討している方に向けて、相談会を行っています。沖縄県公式移住応援サイト「おきなわ島ぐらし」主催の相談会は、久米島町や竹富町といった離島の自治体も参加して個別相談を行っています。

相談会では、仕事や家探しについての相談も受け付けているので、離島への移住を希望している方は参加してみてはいかがでしょうか。

【沖縄離島編】移住支援の充実したおすすめの自治体(市町村)8選!

【沖縄離島編】移住支援の充実したおすすめの自治体(市町村)8選!

ここからは、沖縄の有人離島37つの中から、おすすめの島を8つ紹介します。いずれも現在、移住取組を行っている、移住者を温かく迎え入れてくれる島です。

島の紹介に加え、それぞれの島の「仕事探し」「住まい探し」「空き家バンクの有無」「お試し移住体験の有無」「移住支援制度」について、表にまとめてご紹介します。(※支援制度に関しては一部のみ紹介)

自分の理想にぴったりの島はどこか、実際に住んでみた姿までを想像しながら選んでみてください。

石垣市(いしがきし)

沖縄本島からおよそ南に400km進んだ先に位置する、どちらを向いてもエメラルドブルーの海が見渡せる美しい島です。

総人口が48,951人と大きめの離島で、病院・スーパー・学校など生活に必要な施設が充実しています。特に保育機関は49施設もあるため、「小さな子どもがいるけれど、沖縄の離島で暮らしてみたい…」という願いも叶うでしょう。

石垣市は移住者向けに渡航費助成を行っており、島外の保育士免許を持つ方を対象に、最大50万円の支援を行っています。移住に関する情報は、石垣市移住定住ポータルサイトをご確認ください。

また、一般社団法人「ゆんたくガーデン」と提携しているので、島外からでも島の情報を集めやすい点も魅力です。

仕事探しハローワーク八重山(八重山公共職業安定所)ハローワークなどを利用して探す
住まい探し公営住宅事業若年層の安住化を図るため、県営住宅、市営住宅を供給している
八重山地区宅地建物取引業者会八重山地区の不動産業者一覧が掲載されている
空き家バンク制度石垣市空き家バンク物件の閲覧に関しては利用登録なしで可能
おためし移住体験石垣島移住体験ツアー自治公民館との交流会・ハローワーク説明会・自然歴史体験ツアー・懇親会など
支援制度離島保育士確保総合対策事業石垣市外から市内で保育士として働くために石垣市に転居してきた者に対して補助金を交付する
石垣市結婚新生活支援事業結婚に伴い石垣市で新たに生活を始める新婚夫婦を応援するため、住居取得・賃借費用、引越費用を補助する

伊是名村(いぜなそん)

伊是名村 おきなわ島ぐらし

出典:移住定住等支援制度|伊是名村 おきなわ島ぐらし

沖縄本島からはフェリーで約55分でアクセスできます。

琉球国王を輩出したこともあるという由緒正しい島で、中国では「葉壁山」と呼ばれるほど、緑豊かな田園風景が広がっています。

伊是名村の魅力として、有名な沖縄の毒蛇「ハブ」がいない点が挙げられます。これまでヘビを目にする機会のなかった、都会育ちの方も安心して暮らせるでしょう。

伊是名村は、UターンはもちろんIターン者向けにも古民家を改修した定住住宅を提供しています。島暮らしと一緒に、憧れの古民家暮らしまで叶えられる夢のある島です。

島の魅力は、「いぜな島農泊推進協議会」と「NPO法人島の風」が​共同で管理・運営しているいぜな島物語で発信しています。伊是名島についてさまざまな情報が掲載されているので、ぜひご覧ください。

仕事探し伊是名村農業次世代人材投資事業就農初期段階の青年就農者に対して資金を交付する
住まい探し定住促進住宅あり民間による住宅供給が困難であり、移住者の受け入れが難しくなっている状況を打破するための施策
空き家バンク制度なし
おためし移住体験「試住」プログラム現在は募集なし
支援制度沖縄県離島住民割引運賃カード離島住民の交通コスト負担軽減のための事業

粟国村(あぐにそん)

粟国村 おきなわ島ぐらし

出典:移住定住等支援制度|粟国村 おきなわ島ぐらし

那覇から北西にフェリーで2時間ほど進んだ場所にある、穏やかな島です。

総人口が705人と非常に小さな島で、住民の大半は高齢者が占めています。沖縄では珍しい観光地化が進んでいない島であるため、1日36時間のキャッチコピーがしっくりくる、のどかな日々を堪能できるでしょう。

粟国村の魅力と歴史は、粟国アーカイブスという魅力的なサイトに詰まっています。粟国村の地域、歴史、観光などさまざまな情報が簡単に探せる粟国島を体感できる内容です。

粟国村では、移住相談員を設置しているほか、全国的にも珍しい単身者用の定住者支援住宅の準備も進めています。思い切って、世俗から離れた環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか?

仕事探し村独自で取り組んでいる取り組みはなし沖縄県公式移住応援サイト 「おきなわ島ぐらし」求人を探すなどを活用する
住まい探し村独自で取り組んでいる取り組みはなし民間の「うちなーらいふ」などで探す
空き家バンク制度なし
おためし移住体験なし
支援制度こども医療費助成15歳に達してから最初の3月31日まで。病院、薬局、歯科の保険適用分の入院費、通院費を助成

久米島町(くめじまちょう)

です。久米島は、那覇から西に飛行機で飛び、30分で到着する距離に位置しています。

保育園から高校までの学校があり、スーパー・コンビニ・電気屋などもあり、病院も1施設のみながら24時間緊急外来に対応している、と必須施設が揃っている島。離島暮らしのデメリットがほど良く軽減されているところが魅力です。

移住・定住情報のポータルサイト久米島 島ぐらしガイドには、仕事や住まい、暮らし、移住などさまざまな情報が掲載されています。

また、移住に関する不安や心配などは、移住定住相談員「島ぐらしコンシェルジュ」が丁寧に対応してくれるので、気軽に相談できるので安心です。

仕事探し求人情報久米島 島ぐらしガイドにて求人情報を掲載
住まい探し不動産業者などの情報久米島 島ぐらしガイドにて不動産業者などの情報を掲載
空き家バンク制度空き家バンク久米島 島ぐらしガイドにて空き家情報を掲載
おためし移住体験久米島オーダーメイド型移住体験サポート移住希望者の要望に合わせたオーダーメイドの移住体験を島ぐらしコンシェルジュがサポート
支援制度空き家活用促進補助金制度空き家の改修・解体に対する支援

多良間村(たらまそん)

有名な宮古島と石垣島の中間辺りに位置するのが、多良間村(たらまそん)は、楕円形をした多良間島と、さつまいものような形をした水納島の2つの島からなる村です。

沖縄本島から南西に突き進んだ場所にある農業の盛んな島で、特に多良間島で採れるサトウキビから生成する黒糖は、多良間村のみで沖縄全体の生産量の4割を担っています。

水納島の主業は畜産業で、どちらの島も手つかずの自然が魅力です。「多良間ブルー」と称される周囲の海は、数ある沖縄離島のなかでもとびきり美しく多くの人を魅了しています。

支援に関しては、定住者一世帯につき20万円が支給されたり、住宅の新築や購入に関連して最大120万円を受け取れたりと、奨励金も充実しています。

まずは、自治体担当者に、現在利用できる支援制度について問い合わせてみましょう。

仕事探し村独自で取り組んでいる取り組みはなし沖縄県公式移住応援サイト 「おきなわ島ぐらし」求人を探すなどを活用する
住まい探し村営住宅あり同居の親族がいる、所得が基準内であるなどの条件に当てはまること
空き家バンク制度なし
おためし移住体験なし
支援制度定住住宅建築及び購入奨励金村内に住宅を新築または購入した場合に受け取れる
子ども医療費高校生まで無料

与那国町(よなぐにちょう)

沖縄本島よりも台湾に近く、西側の海岸からはその姿が望遠鏡なしでも確認できるほどです。

与那国島は亜熱帯気候で、年平均気温は24.7度です。夏の暑い季節でも、海に囲まれているため比較的涼しく感じます。

那覇空港からは空路で約1時間20分、石垣島からは約30分のアクセスです。

与那国町は、その地理と歴史から、沖縄のなかでもさらに特有の文化が継承された地でもあります。

与那国島のシンボルとして、与那国島で飼育されてきた在来馬であるヨナグニ馬(与那国町指定天然記念物)や、琉球王府への献納品として誕生したともいわれる独特の織物「与那国織」などが有名です。

与那国織の一種である「与那国花織」については、移住者向けに伝統継承研修も用意されています。移住を機に、一生ものの技術を身につけてみてはいかがでしょうか。

与那国町では、移住情報サイトよなぐにの暮らしで移住に関するさまざまな情報を発信しています。移住に関する相談は、企画財政課で受け付けているので専用電話へ問い合わせてみてください。

仕事探し町独自で取り組んでいる取り組みはなし沖縄県公式移住応援サイト 「おきなわ島ぐらし」求人を探すなどを活用する
住まい探し与那国町移住定住促進住宅古民家を解体した際に出た材料で造ったファミリーで住める住宅
空き家バンク制度なし
おためし移住体験なし
支援制度学校給食完全無償化各幼稚園、小学校、中学校の園児、児童、生徒を対象とした学校給食費を完全無償化にする
子ども医療費中学生までの医療費を町が助成する制度

宮古島市(みやこじまし)

数ある沖縄離島のなかでも、特に栄えているのが宮古島市(みやこじまし)だ。総人口は51,693人、多良間村や与那国町同様に、沖縄本島の南西に位置します。

島の周辺には400種類以上のサンゴが見られる、海好きにはたまらない宮古島市。自然豊かな離島でありながら、総合病院が4施設もあるなど、本土の田舎の村に負けないほど施設が充実している宮古島。

「離島暮らしは実現したいが、本当に島で楽しく暮らしていけるか不安…」という方の、ファーストステップにもぴったりです。

宮古島市への移住を検討している方は、宮古島観光協会公式WEBサイトずみっ!宮古島をチェックしましょう。宮古島について、その魅力や歴史、島内の観光スポットなどのほかに島での移動手段として便利なレンタカー情報など満載です。

また、宮古島市役所が運営する観光情報サイト宮古島 Styleも必見。島内の美しい写真や動画を掲載して、宮古島の魅力をあますことなく発信しています。

仕事探し宮古島市サイトに求人情報宮古島市 市役所や国・県の求人情報など
住まい探し市独自で取り組んでいる取り組みはなし民間のうちなーらいふなどで探す
空き家バンク制度なし
おためし移住体験なし
支援制度こども医療費助成制度0歳から中学生までの通院・入院の医療費を市が助成
宮古島市保育士就労渡航費等補助金交付事業市外在住保育士に対し、宮古島市内の認可保育施設への就労にかかる渡航費や転入費等の費用について補助金を交付

伊江村(いえそん)

最後に紹介するのは、緑と花々と青い海のコントラストを堪能できる島、伊江村(いえそん)

沖縄本島北部から、カーフェリーでわずか30分ほどで訪れることができる一島一村の農漁村です。

伊江村の年平均気温は24.2度と本島の那覇市の23.8度よりもやや高め。さとうきび、島らっきょう、野菜、落花生、肉用牛、乳用牛などの農業、もずぐ養殖などの水産業が盛んです。

村では、移住者向けに26棟もの民間アパートの情報を提供しており、積極的に人口を増やそうと活動しています。また、伊江村移住コーディネーターが気になるポイントを教えてくれるなど、移住施策を推進している島です。

伊江島ぐらしmovieとして、公式ページで先行移住者の2分間インタビューも公開しています。まずはこちらのリンクを確認して、実際に移住した後のイメージを湧かせてみてはいかがでしょうか。

仕事探し求人情報村の公式サイトに求人情報を掲載
住まい探し移住定住促進住宅伊江島に移住を希望する方が定住するための住宅が定まるまで一定期間利用できる共同住宅
空き家バンク制度計画段階空き家の利活用を目的に取り組み中
おためし移住体験移住体験プログラム3泊~13泊が条件となる「移住体験プログラム」を開催
移住支援制度移住支援金東京圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)から伊江村への移住で最大100万円 交付
移住定住応援給付金島の産業や地域活動の担い手づくりを目的に、村へのU・Iターン者に対して移住定住応援給付金を交付

沖縄移住で夢の離島暮らしを叶えよう!入念な準備が成功の秘訣

沖縄移住で夢の離島暮らしを叶えよう!入念な準備が成功の秘訣

この記事では沖縄離島への移住について、メリット&デメリット、失敗しないために意識しておきたいこと、実際におすすめの島を紹介しました。

離島には大自然や穏やかな暮らしなどの魅力がある一方で、島暮らしだからこその無視できないデメリットも存在します。

後悔しないためには、記事の内容を参考に、現実を見据えた上で準備を進めるようにしましょう。

なお、今回は沖縄の離島について紹介しましたが、沖縄本島も移住先として魅力の多いエリアです。興味がある方は、以下の記事も参考にしてみてください。

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