空き家バンクとは?メリット・デメリット・制度の概要・利用の流れ

空き家バンクとは?メリット・デメリットや制度の概要・利用の流れ

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「都会を離れ、田舎での穏やかな暮らしを実現したい」そんな願いを抱える方には「空き家バンク」が解決策になるかもしれない。空き家バンクを上手に活用すれば、住居にまつわる費用を最小限にしながら移住を実現できる。

この記事では、空き家バンクの概要と申し込み方法、メリット&デメリット、実際に利用した方の体験談まで紹介する。

目次

空き家バンクとは?制度の概要と申し込み方法

空き家バンクとは?制度の概要と申し込み方法

「住居にまつわるコストを抑え、田舎への移住を実現したい方」に役立つのが、空き家バンクだ。複雑な制度にも見えるものの、その特徴は以下の4点を押さえるだけで理解できる。

  • 簡単に言うと「家の賃貸・売買のマッチングサービス」
  • 通常の賃貸・不動産売買サイトよりも安価な物件が多い
  • 国土交通省が「全国版空き家・空き地バンク」の情報を発信中
  • 特別な利用条件はなし!登録から手続きを進めよう

それぞれ順番に見ていこう。

簡単に言うと「家の賃貸・売買のマッチングサービス」

空き家バンクを一言で説明すると、「家を貸したい(売りたい)人」と「借りたい(買いたい)人」のマッチングサービスだ。

基本的に運営は自治体。自治体が仲介者となり、それぞれの希望条件を元に登録者同士を引き合わせてくれる。

マッチング後は提供側と借り手(買い手)が直接交渉をする。条件に納得できた後、契約書を交わせば取引成立だ。

通常の賃貸・不動産売買サイトよりも安価な物件が多い

空き家バンクの最大の魅力は、通常の賃貸・不動産売買サイトと比較して、条件の良い(家賃や売買金額が安い)募集が多いこと。

「今は誰も住んでいない家を大切に使ってほしい」といった理由で登録している方もおり、なかには家賃1万円などの格安な募集もある。

上手に活用することで、移住のハードルになりがちな「住居にまつわる費用」を削減できる。移住の実践前には、ぜひチェックしたいサービスだ。

国土交通省が「全国版空き家・空き地バンク」の情報を発信中

そんな空き家バンクの物件情報は、各自治体が独自に公開している。すでに意中の移住先がある場合は、その自治体の公式サイトや移住ポータルサイトから探そう。

一方、まだ移住先を決めていないときには、国土交通省の「全国版空き家・空き地バンク」が役立つ。各自治体の空き家バンク情報をひとまとめにしたサイトだ。(※ページの運営は民間)

>空き家バンク|ホームズ

>空き家バンク|アットホーム

注意点として、データ反映までに時間がかかる関係上、全国版には最新の情報は掲載されていないこともある。

まずは、全国版から気になる募集&自治体を見つけて、その後に当該市町村の空き家バンクページを確認しよう。

特別な利用条件はなし!登録から手続きを進めよう

空き家バンクの利用に特別な条件はない。通常は誰でも無料で活用でき、その流れは以下の通りだ。

【空き家バンクの利用の流れ】

  1. 各自治体の空き家バンクのページを開く
  2. サイト上、あるいは電話や書面にて利用者登録手続きを行う(※自治体により異なる)
  3. 物件情報を閲覧し、気になる住居に内見を申し込む
  4. 内見後、気に入った場合は貸主(売主)との交渉を進める

普通の引っ越し先探しと同様に、実際に内見をしてから借りる(買う)かどうかを決めて良い。気になる自治体の空き家バンクには積極的に登録してみよう。

空き家バンクのメリット

空き家バンクのメリット

続いて、空き家バンクのメリットを見ていこう。移住希望者視点で嬉しいのは、以下の3点だ。

  • 通常の賃貸より格安で借りやすい
  • 田舎や過疎地域でも物件を見つけやすい
  • 自治体独自の補助金が充実していることも

通常の賃貸より格安で借りやすい

もっともありがたいメリットは、やはり格安な物件が見つかりやすいことだろう。

前述の通り、空き家バンクには営利だけを目的としていないオーナーもいる。地域にもよるが、家賃1万円などの普通の賃貸サイトではお目にかかれない募集も見つかる。

ときには現状受け渡しを条件に、リフォームの自由度が高かったり、無料で譲ってもらえたりする物件さえある。

自分で家を大切に直しながら、古民家暮らしを進めたい方にもぴったりだ。

田舎や過疎地域でも物件を見つけやすい

空き家バンクのメリットには、田舎や過疎地域で物件を見つけやすいこと自体も挙げられる。

実は、田舎や過疎地域への移住を希望している場合、民間のサイトではそもそも物件が見つからないことも多い。

これは空き家を所有する大家さんが、サイトへの載せ方がわからなかったり、手続きの手間を嫌ったりするためだ。

一方の空き家バンクは、地域活性化のために自治体が手続きをほぼ代行していることがある。通常は引っ越し先の見つからない田舎であっても、良い物件と出会いやすい。

自治体独自の補助金が充実していることも

見逃せないメリットとなるのが、空き家バンクの利用時には自治体ごとに用意された補助金を受けやすい点だ。

空き家バンクは公的なサービスとしての側面も強く、自治体の移住支援策と連携しているケースが多い。

例えば栃木県野木町(のぎまち)では、「空き家バンクを利用して契約した物件のリフォーム費用」について、最大50万円の補助金が出る。

このような数十万円単位の支援策も、決して珍しいものではない。

空き家バンクの利用時には、自治体担当者と相談しながら支援策を考慮した形での活用を進めよう。家賃や物件価格の安さ以外にも、さらなる経済的な恩恵を受けられる。

空き家バンクのデメリット

空き家バンクのデメリット

ここまでに紹介した通り、空き家バンクは特に金銭面においてメリットの多い制度だ。しかし一方で、以下の3点のデメリットも知っておこう。

  • 物件数が限られていることがある
  • 新築や築浅の物件は少なめ
  • あくまでも当事者間で交渉と契約をする仕組み

物件数が限られていることがある

特に知っておきたいのは、空き家バンクの情報の充実度は自治体ごとに異なること。

空き家バンクに積極的でない自治体の場合、物件数が限られていたり、古い情報が放置されていたりすることもある。

空き家バンクが更新されていないときは、自治体の担当者に直接問い合わせてみよう。サイトの更新が滞っているだけで、物件を貸したい方の情報は所有しているかもしれない。

新築や築浅の物件は少なめ

自治体を問わず、空き家バンクには新築や築浅な物件は少ないことも覚えておこう。掲載されている物件は、築50年の古民家などの歴史のある住居が基本だ。

これは制度の趣旨が、放置されがちな「空き家」の有効活用にあるため。ピカピカな物件を相応の値段で掲載する民間の賃貸・物件売買サイトとは、目的も取り扱う情報も異なる。

あくまでも当事者間で交渉と契約をする仕組み

誤解されることも多いが、空き家バンクはあくまでも当事者間で契約をするマッチングサービスだ。すなわち、公営住宅のような県や市と直接契約する物件ではない。

そのため、実際に物件を借りる前には条件面を念入りに確認しておく必要がある。自治体によっては、契約の仲介用に所定の不動産会社を紹介してくれることもあるため活用しよう。

空き家バンクを利用した人の体験談

空き家バンクを利用した人の体験談

最後に、空き家バンクを利用した人の体験談を紹介する。ぜひ、移住に向けたイメージづくりに役立ててほしい。

静かな田舎で落ち着いた暮らしを実現

筑北村 空き家バンク
出典:荒川奈緒さん 思い切って飛び込んだ筑北村で理想の田舎暮らしを実現|筑北村 空き家バンク

長野県筑北村(ちくほくむら)の荒川さんは、ずっと憧れていた田舎暮らしの実現に空き家バンクを活用した方だ。

もともと荒川さんは、田舎暮らしに関する本を買ってはこのような場所に住みたいと家族と話をしていたそう。

なかなか行動には移せずにいたが、あるとき筑北村を訪れてその景色の美しさに感動し、空き家バンクでお気に入りの物件を見つけられている。

移住後は、日々の野菜のほとんどを自分の家で育てて食べるなど、田舎暮らしを満喫されているそうだ。

また、お仕事である人形作家の活動についても、静かで穏やかな環境の中で創作意欲が湧くと喜ばれている。

住宅改修に200万円の補助金を活用

いさはや暮らし体験談
出典:「いさはや暮らし体験談」No.2 ~諫早市の空き家バンク制度を利用して移住~|いさはや暮らし

長崎県諫早市(いさはやし)の岩永さんは、空き家バンクが故郷に帰るきっかけとなった方だ。

岩永さんは諫早市出身。かつて大阪に出て、その後は長崎県に帰り西海市に住まれていたが、「海の見える場所に永住したい」という思いから諫早市で物件を探されたそう。

岩永さんは諫早市の「空き家バンクの利用者に対する支援制度」を有効活用し、住宅改修費用について200万円の補助金を獲得。

経済的に無理のない形で、念願の故郷への帰還を叶えられている。

空き家バンクで憧れの古民家暮らしを叶えよう!

空き家バンクで憧れの古民家暮らしを叶えよう!

この記事では空き家バンク制度について、特徴やメリット&デメリット、実際に利用した人の体験談を紹介した。

空き家バンクは物件を貸したい(売りたい)人と借りたい(買いたい)人のマッチングサービスだ。

自治体が運営しており、通常の賃貸・不動産売買サイトより安価な募集がたくさん見つかる。

空き家バンクの利用にあたって、特別な条件や費用は不要だ。気になる自治体の公式サイトや移住ポータルサイトから、登録を進めてみよう。

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