星が綺麗な場所5選!日本全国の星空スポットを厳選紹介【関東・関西・九州】

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夜空に浮かぶ満天の星空を、いつでも眺めることのできる日々を夢見たことはないでしょうか?

ここでは、日本全国から厳選した星空スポットをご紹介します。長期休みのお出かけや移住先、二拠点生活先の候補として、ぜひチェックしてみてください。

目次

星空が美しく見える条件とは?星が綺麗な場所を選ぶ4つのポイント

星空はどんな場所だと美しく見ることができるのでしょうか。星が綺麗な場所を決定づける条件は大きく分けて以下の4つです。

  • 光害が少ない(=暗い)
  • 標高が高い
  • 空気が澄んでいる
  • 視界が開けている

光害が少ない場所は星の輝きを阻害するものがないため、周囲が暗いほど星本来の美しい光を眺めることができます。

そして、標高が高い場所は大気が薄くなり、大気に含まれた水蒸気や塵の量も少なくなります。加えて、星との距離が地上よりも近くなることで、それらの不純物を通る距離が短くなり、星の光も美しさを保ったまま目にすることができるのです。

空気が澄んでいるという条件も、標高の高さと同じ理由。空気が澄んでいる=空気が綺麗と見なせ、大気中にゴミがない分、星の輝きが遮られることなく届きます。

視界が開けていることは言わずもがな。大きなビルや高い木々に視界が遮られていれば、そもそも星が隠れてしまい、どれだけ輝いていても見ることができません。

星が綺麗に見える季節・天気・時間帯は?観察のベストタイミングとは

星が綺麗な場所の条件に加え、その場所で星空観察をする絶好のタイミングについて解説します。どんな時に最も星が美しく見えるのか、以下の5つのポイントを意識してみてください。

  • おすすめは冬
  • 月明かりが少ない
  • 雲がない
  • 風が弱い
  • 深夜〜明け方

星が綺麗に見えるおすすめの季節は冬です。空気が乾燥しているため、大気中の水蒸気や塵が少なくなります。また、夏と比較して夜の時間が長く、日没後の太陽光による影響が少ないため、クリアな星空を眺めることが可能に◎

もちろん、四季それぞれで異なる天体を観察することができるので、観察に慣れてきたら他の季節にもチャレンジしてみるとよいでしょう。

さらに、星の光を阻害するのは、市街地の明かりだけではありません。同じ空に浮かぶ月の光も、その輝きが強いほど、星空に影響を与えます。そのため、新月に近いタイミングを狙うと、星が綺麗に見えるといわれています。

当然ですが、雲がないことも重要です。空に雲がかかっていると、そもそも星が隠れてしまい、その光を見ることができません。また、風が弱いと星の光が屈折して瞬くことが少なくなるため、星がよりはっきりと見えるようになります。

深夜から明け方の時間帯も天体観察におすすめ。市街地の明かりが消えており、日光にも邪魔されないため、真っ暗な絶好の観察タイムです。

星が綺麗な場所に行く前に!確認しておきたい事前準備リスト

星が綺麗な場所とタイミングを確認したら、次に準備しておきたいのが以下の5項目。

  • 観察場所の下見
  • 天気と月齢の確認
  • 観察プランを立てる
  • 充電と予備バッテリーの用意
  • 帰りの道順・交通手段を確認

それぞれ詳しく解説していきます。

観察場所の下見

星空を観察するのに適したポイントは、いずれも山などの自然環境下であることがほとんどでしょう。そうした場所に下見もなしにいきなり訪れてしまうと、慣れない足場で転んだり、道が分からず予定よりも時間がかかってしまったり、危ないことも多いため注意が必要です。

夜の暗さも想定しながら、どんなルートで行くのか、どんな格好が望ましいか、想像をしながら下見をするよう心がけてください。

天気と月齢の確認

雨が降っていたり、曇っていたりと、天気が悪いだけで星は見えづらくなります。そのため、事前に天気予報をしっかり確認して、星空観察には晴れの日を選ぶようにしましょう。

また、月齢(月の満ち欠け)にも注意が必要です。月の輝きが強いほど、星がかすんでしまう可能性が高いため、新月がいつなのかを確認してみてください。その近辺の日程で予定を組むと、月に邪魔されずに星を観察できるはずです。

観察プランを立てる

天体の模様は季節によって変化します。したがって、「どんな星・星座が見たいのか」を事前に考えてプランを練っておくと、なんとなくで見上げるよりも多くの学びと感動を得ることができます。

まずは北斗七星を探し、その先端にある北極星を見つける。そしてさらに先に位置するカシオペヤ座も!という風に、目印となる星やその特徴、方角などを調べておくと楽しさも倍増するはずです。

充電と予備バッテリーの用意

星が綺麗な場所へ行く際にスマホを持っていく方は多いでしょう。交通情報や天気の確認をしたり、食事がとれる場所を調べたり。様々な用途がある分、昼間に充電を使い切ってしまい、いざ夜の観察タイミングになった際に使用ができなくなってしまっては困りもの。

観察が予定より長引き、帰り道を再検索しようにも充電が切れていて使えないとあれば、不安でいっぱいになるかもしれません。夜は人も少なく、自然の中で電源を探すことも難しいため、充電状況の確認と予備バッテリーの準備はしっかりしておくようにしましょう。

帰りの道順・交通手段を確認

家に帰るまでが星空観察!楽しい時間で幕を閉じられるよう、帰り道にも気を付けましょう。

昼間は開かれていた道が、夜になるとバリケードが設置され、閉ざされてしまうことも少なくありません。帰る時間にはどの道が利用できるのか、事前に確認しておくことが重要です。

また、電車やバスも運行が終了し、公共の交通機関が利用できなくなることも。行きから帰りまでしっかりと計画を組んで、夜道に放り出されないよう準備を整えてください。

星が綺麗な場所に持っていくと便利なアイテムはある?

星が綺麗な場所では、手ぶらであっても空を見上げるだけで美しい星々を眺めることができるでしょう。

しかし、これがあるとその美しさをさらに楽しめる!というおすすめのアイテムを紹介します。

レジャーシート/折りたたみチェア

何といっても星空観察は体力です。長時間立ったまま空を見上げ続けるのは、さすがに疲れてしまう方も多いはず。そこで、ゆっくり座って観察ができるよう、レジャーシートや折りたたみチェアを持っていくと快適さがアップします。

懐中電灯(赤色LED)

天体観察をする夜中の暗さに目を慣らすためには、青白い光よりも赤い光の方が良いといわれています。赤やオレンジなどの暖色に目を慣れさせておくことで、暗い星も通常より見えやすくなり、夜道を照らしながら天体観察に最適な環境へと順応できる補助器具です。

ただし、その赤い光が星の撮影を阻害してしまう(風景の色を変化させてしまう)ことも。そのため、周囲には気を配り、他人の機材に光がかからないよう注意をする必要があります。

防寒具

冬場はもちろん、夏場であっても防寒具は持っておくと良いでしょう。夜は昼間よりも気温が下がり、山間の星空スポットに行けば標高が上がり、さらに寒くなります。

薄着で過ごし続けると風邪をひいてしまう可能性もあるため、防寒具を持っていて損はないはずです。

虫除けスプレー

星空スポットは自然に囲まれた場所に多いため、虫もたくさんいます。観察中に蚊やアブに刺されては集中できません。そのため、虫よけスプレーは必需品です。

特に虫の多い夏は、スプレーだけでなく、シートタイプや貼る虫よけ、手首や足首に付けるブレスレット型のものまで、複数使うことをおすすめします。

双眼鏡/望遠鏡

値段は張りますが、やはり双眼鏡や望遠鏡を持っていると、より細部まで星の観察ができるようになります。肉眼では見えづらい星をくっきりと捉えられたり、星の色や形が鮮明になったり。通常では見えない景色が、レンズを通すことで視界いっぱいに広がる感動は、得難い体験となるでしょう。

とにかく綺麗な星が見たいという方は、まず双眼鏡から試してみてください。

スマホ/タブレット(星空観察アプリ)

近年では、スマホでも星空観察に最適な情報を教えてくれるアプリがたくさんあります。事前に観察プランを考えていても、それをサポートするアイテムがあるに越したことはありません。星を見つけられず迷子になったときには、アプリも活用して探してみてください。

ただし、スマホの画面はブルーライトの光が強いため、長時間見続けないように注意が必要です。暗順応を阻害する可能性があるため、あくまで補助的に使用しましょう。もちろん、星空に関する書籍を持っていくのも◎

日本で星が綺麗な場所はどこ?おすすめ地域5選│宿泊可能な星空スポットも!

日本各地にある星空スポットの中から、厳選して5地域を紹介します。

宿泊可能な場所や解説員のいる天文台まであるので、ぜひチェックしてみてください。

【関東】埼玉県比企郡ときがわ町

埼玉県比企郡ときがわ町、堂平天文台、星と緑の創造センター

埼玉県比企郡ときがわ町には、北の笠山、北西の大霧山と並び、比企三山に数えられる標高875.8mの堂平山があります。山頂付近はなだらかでほぼ全方位に拓けており、見晴らしがよいため、天体観察にも最適な場所です。

1962年に東京天文台(現・国立天文台)の堂平観測所が設置されましたが、2000年に閉鎖。2005年からは、堂平天文台「星と緑の創造センター」として利用されています。

宿泊施設・デイキャンプ施設として運営されており、観測ドームやログハウス、モンゴル式テントなど様々な場所に泊まることが可能です。また、毎月第2、第4金曜日(※12月は第2金曜日のみ)には「星空観望会」が開かれ、宿泊施設利用者は無料で参加することも!

そのほか林業体験を行うこともできるので、教育学習として訪れる親子にも人気の場所です。

【関東】千葉県南房総市

千葉県南房総市

千葉県南房総市では、自然の夜空を保護・保存する「星空保護区」の認定を目指しているほど、満天の星空が見られる名スポットとなっています。

都心より灯りが少なく、山や海沿いを中心に、星空観察に最適な場所がたくさん!

ベンチと灯台が特徴的な「白浜野島崎園地」や、白浜音頭発祥の地とされる「磯笛公園」、広い芝生が子どもにも人気の高い「道の駅ちくら潮風王国」、視界を遮るものがない「瀬戸浜海岸」、樹齢約800年のくすの木が目印の「自然の宿 くすの木」など、様々な場所で美しい星々を観察することができます。

【中部】長野県下伊那郡阿智村

長野県下伊那郡阿智村

長野県下伊那郡阿智村は、環境省が実施した全国星空継続観察で、「星が最も輝いて見える場所」に選ばれたこともある“日本一星空が綺麗な村”。標高1,200mの山間に位置し、豊かな自然と澄んだ空気があるからこそ見える美しい星空が堪能できます。

星空観察のための観光サポートも豊富で、「天空の楽園 日本一の星空ツアー」と題したナイトツアーも開催。全長2,500m、高低差600m、所要時間約15分のロープウェイで標高1,400m地点まで星空遊覧を楽しめます。ほかにも天体観測会やスペシャルイベント、早朝には雲海ツアーまで行っており、雄大な自然を全身で感じることができるでしょう。

さらに、星空や月をのんびり楽しむための有料施設「浪合パーク」では、自由に天体観察を行ったり、星空鑑賞会に参加したり、半個室の星空デッキでタイムラプス動画の撮影まで行うことも可能です。

星空に特化した宿泊プランの付いた宿もあるので、どんな体験がしたいのかを考えながら探してみてください。

【関西】兵庫県神崎郡神河町

兵庫県神崎郡神河町、峰山高原ホテルリラクシア

兵庫県神崎郡神河町にある峰山高原は、初心者向けの星空スポットとして有名です。標高930m地点で街の明かりがなく、肉眼でも十分に星空を楽しめます。

峰山高原ホテルリラクシアに宿泊すれば、グランピングやキャンプ、ウォーターアスレチックにバギーアドベンチャーなど、レジャー体験も充実!映画の舞台にもなった幻想的な森を散策したり、オレンジ色に輝く美しい夕日を見たり、リラックス効果抜群の天然リゾートを味わえるでしょう。

展望露天風呂も設置されているため、夜風に当たりながら星を眺める贅沢な体験をぜひ。

【九州】沖縄県石垣市

沖縄県石垣市

沖縄県石垣市は、2018年に石垣島を含む西表石垣国立公園が国内で初めて星空保護区として認定された場所。さらに、北半球では観察が困難な南十字星も、石垣島でなら捉えることができる貴重なスポットとなっています。

石垣島は基本的に一年中どのエリアでも美しい星を見ることができますが、景勝地「川平湾」や島内最大の公園「バンナ公園」、巨大望遠鏡が置かれた「石垣島天文台」、そして星空の聖地と呼ばれる「平久保崎」が特におすすめです。

そのほか、星空ナイトツアーやナイトクルージングなどに参加することで、解説付きの天体観察を行うこともできます。

人口の光が少なく、大気が安定している国内屈指の星空スポットをお見逃しなく。

星が綺麗な場所に関するよくある疑問

Q:星空はどこで見るのが一番いいの?

星空は市街地の明かりが届かない、標高が高く、視界が開けた場所で見るのが良いとされています。高原や岬などが代表的な星空スポットです。

Q:星がよく見えるアプリはある?

星を見るなら、GPS機能を活用した星座盤として優秀な「Star Walk」や、空にスマホをかざすだけで星座の判別をしてくれるナイトモード搭載の「スカイ・ガイド」などのアプリが便利です。

Q:星空観察は子供と一緒に楽しめる?

星空観察は親子で楽しむことができます。満天の星空を見ることで得られる貴重な体験・感動を共有できるだけで、特別な時間となるはずです。

加えて、星座や神話に関する知識を事前に知っておくことで、子供に解説をしたり、反対に子供から教わったり。そうした会話を生むことも可能にします。

Q:星空の写真を撮るには何が必要?

星空の写真を撮るには、一眼レフカメラや三脚が必要です。さらに、リモートコマンダーを使うと、カメラ本体に直接触らずにシャッターを切ることができるため、手ブレを防ぐのにも役立ちます。

星が綺麗な場所で絶景を眺める安らぎの時間を

星空を眺めながらゆったりとくつろげる時間は、非常に贅沢なように思うでしょう。しかし、星が綺麗な場所で二拠点生活や移住を行うことで、そんな時間を日常的に過ごすことができます。

満天の星に囲まれたスポットで、新たな生活を始めてみてはいかがでしょうか?

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