淡路島(兵庫県)へ移住する前に知っておきたいメリット&デメリット|失敗しないためのポイントや3つのおすすめエリアも

淡路島(兵庫県)へ移住する前に知っておきたいメリット&デメリット|失敗しないためのポイントや3つのおすすめエリアも

数ある島のなかでも抜群の知名度を誇る兵庫県淡路島。本土からも四国からもほど近い淡路島は、島でありながら利便性が高い、都会からの初移住にぴったりの地域だ。しかし、移住では計画段階でメリット&デメリットを十分に知ることが、実践後の満足感を左右するもの。この記事で兵庫県淡路島移住のメリット&デメリット、失敗しない計画の立て方、具体的なおすすめエリアまで見ていこう。

目次

移住する前に知っておきたい兵庫県淡路島の基本情報

移住する前に知っておきたい兵庫県淡路島の基本情報

「温暖な気候の過ごしやすい地域で穏やかに暮らしたい」
「海が見える島への移住に憧れているが、不便な暮らしに適応できるか不安」
「せっかく移住するなら、やっぱり食べ物の美味しい場所が良い!」

上記のような方に、ぴったりの移住先となるのが兵庫県淡路島だ。

兵庫県最南端に位置する淡路島は、自然豊かな島でありながら本土のように便利な暮らしもできるユニークな地域。まずは、その概要から見ていこう。

概要

兵庫県淡路島は、四国と本州の間にある瀬戸内海に浮かぶ島。本土とも四国とも橋でつながっており、島でありながら車でも簡単に行き来できる。

面積は595.71平方キロメートル、人口はおよそ13万人。

東京23区と同じくらいの大きさでありながら、人口密度は1/100ほど。周囲には青々とした海が広がっており、落ち着いた暮らしを楽しめる地域だ。

淡路島は「淡路市」「洲本市(すもとし)」「南あわじ市」の3市からなり、いずれも移住者を積極的に迎え入れている。

病院・学校・スーパーなど生活の必須施設も充実しており、都会からの初めての移住にもおすすめの島だ。

参考元:淡路島のこと|あわじ暮らし総合相談窓口

国内有数の人気の島「淡路島」!移住するメリットは?

国内有数の人気の島「淡路島」!移住するメリットは?

では、淡路島へ移住するメリットを具体的に見ていこう。淡路島の魅力は多岐に渡るが、特に以下の5点は移住後にもありがたみを実感しやすい。

  • 島ながら本土と道路続きでアクセス◎
  • 平均気温15.5度と温暖で過ごしやすい気候
  • 都会にはない美しい星空を満喫できる
  • 学校や病院も多数!子育て家庭や定年世代も安心
  • 「御食国(みけつくに)」と呼ばれるほど食べ物が美味しい

島ながら本土と道路続きでアクセス◎

淡路島のユニークな魅力として挙げられるのが、島でありながら本土と道路がつながっている点だ。

車を走らせれば神戸まで1時間半、大阪まで2時間ほどとあっという間に大都市へ出かけられる。香川の県庁所在地である高松市までも、およそ1時間半だ。

一般的な離島と異なり、フェリーや飛行機の運航状況に一喜一憂せずとも良い。台風で乗り物が欠航になり、島から出られなくなる…といった心配もなく、安心して暮らしていける。

平均気温15.5度と温暖で過ごしやすい気候

淡路島の年間平均気温は、温暖で過ごしやすい15.5度。

四方を海に囲まれている関係で風通しも良い。夏場も空気がしっかりと動くため、体感では都会よりもずいぶんと涼しく快適に感じる。

また、冬場も雪がほとんど積もらず、主要道路のアクセスが滞ることも滅多にない。

人口密度の低さや、周囲を見渡せば美しい海が視界に入る開放感もあわさり、快適な暮らしを実現できるだろう。

都会にはない美しい星空を満喫できる

淡路島では海のみならず、空一杯に広がった星々も満喫できる。島内には標高の高い山がなく、都会ではあり得ないほど視界が開けているためだ。

人の明かりも少なく、ふと見上げれば、絵本の中でしかお目にかかれないような夜空を毎日鑑賞できる。

日々、満天の星を眺めれば、些細な悩み事などきっと吹き飛んでしまうことだろう。

学校や病院も多数!子育て家庭や定年世代も安心

島暮らしのネックとなりやすいのが、学校や病院などの生活に必須な施設の不足。しかし淡路島は、ほかの島とは比べものにならないほどに、これらの施設も充実している。

学校は大学まで存在し、大型のスーパーやホームセンターもあちこちで営業中。

病院も高度な設備を備える県立淡路医療センターがあり、複数の個人診療所も開かれていて安心だ。しかも、中学生までの医療費は無料である。

小さな子のいる子育て家庭や穏やかに暮らしたい定年世代の方も、安心して憧れの島暮らしを実現できる。

「御食国(みけつくに)」と呼ばれるほど食べ物が美味しい

淡路島は「御食国(みけつくに)」という別名を持つが、この名の由来は、朝廷に食材を献上していた歴史を持つため。

実は、淡路島は国内でも屈指の美味しい食べ物が採れる地域でもある。

  • すぐそばにある海から採れる新鮮な魚介類
  • 島の名前を冠した「淡路島玉ねぎ」をはじめとする農作物
  • 雄大な自然のもとで愛情を注ぎながら育てられる高級和牛

上記のように島内で生産されている食べ物は多種多様。島内の食糧自給率も100%を超えているというのだから驚きだ。

移住後は、地元のスーパーで当たり前に売られている食材の美味しさにきっと感動するだろう。

失敗や後悔の声も?兵庫県淡路島移住のデメリット

失敗や後悔の声も?兵庫県淡路島移住のデメリット

利便性の高さや食べ物の美味しさなど、移住のメリットの多い淡路島。間違いなくおすすめの移住先だが、一方で知っておくべきデメリットもある。

デメリットを事前に知っておけば「こんなはずでは…」と後悔してしまう心配も最小限にできる。淡路島への移住前には、以下の3点を必ず理解しておこう。

  • 日々の生活に車がほぼ必須
  • 移住後に仕事を探すのは大変
  • 都会よりも濃密な人間関係や慣習がある

日々の生活に車がほぼ必須

もっとも気を付けておくべきは、淡路島は完全な車社会であること。実は、淡路島には1本も電車が走っていないのだ。

路線バスこそ運行しているものの、本数はそれほど多くない。主要道路を外れたエリアでは日に数本しか走っていないこともあり、自分の足となる車はほぼ必須だ。

淡路島に居住するほとんどの世帯が、一家に一台ではなく「ひとりに一台」の車を所有しているといわれている。

最低でも単車を購入するなど移動手段の確保は欠かさないようにしたい。

移住後に仕事を探すのは大変

移住を機に転職を考えている方は、引越し後の仕事先についても事前に検討しておく必要がある。ただし残念ながら、淡路島は都会に比べると職業選択の自由度が低めだ。

淡路島の求人は数こそ多いものの業種が限られており、小売・観光・介護が主となる。研究員など専門職の仕事を見つけることは難しい。

都会と異なり「行ってみればなんとかなるだろう」の精神では、自分に合った生業は見つからないかもしれない。

都会よりも濃密な人間関係や慣習がある

忘れずに意識しておきたいのが、淡路島には都会よりも濃密な人間関係や慣習があること。

田舎では都会のような隣人の顔も知らない生活は、ほとんどあり得ない。町内会に入る、地域のお祭りに参加するなど、同じ場所に住む共同体として活動することが求められる。

草刈りや溝掃除のような、清掃活動への参加が義務付けられているケースもある。

「できるだけ誰とも関わりたくないから島に暮らしたい」という目的で移住しては、想定外の結果となってしまうかもしれない。

失敗しないために!淡路島への移住計画の立て方

失敗しないために!淡路島への移住計画の立て方

デメリットこそあるものの、それでも淡路島がおすすめの移住先であることは間違いない。

ここからはデメリットへの対策も踏まえつつ、淡路島への移住計画を立てていこう。基本的な流れは以下の通りだ。

  1. 目的の明確化
  2. 移住形式の決定
  3. 収入源の確保
  4. エリア選択
  5. サポート制度の確認
  6. 現地訪問
  7. 住居探し

淡路島に限らず、憧れだけを胸に移住を行い失敗してしまう方は多い。後悔しないためには上記のSTEPを踏み、念入りに計画を立てることが大切となる。

母子家庭だから?老後のリタイアに?移住の目的を明確化しよう

最初に行うべきは、移住の目的の明確化。なぜ今回移住を考えているのか、目的をはっきりと言葉にしよう。

「定年を機に、憧れの海の見える暮らしを実現したい」
「シングルマザーにも優しい田舎で、子どもとゆっくり向き合いたい」
「都会では叶わない、新鮮な魚介類を毎日堪能したい!」

自分がなぜ移住をするのか目的が明確になれば、今後の計画も立てやすくなる。

移住後に「移住前に夢見ていた暮らしが叶っている!」と、あらためて喜びを実感することにも役立つだろう。

完全な移住?週末のみ住む?移住形式を決めよう

目的の明確化の次は、移住形式の決定が必要だ。

というのも、昨今は「デュアルライフ」や「二拠点生活」のような、現在の居住拠点を残しながらの移住も一般的になりつつある。

特に淡路島はアクセスが非常に良く、デュアルライフ向きの地域。現在の生活はそのままに、週末や長期休暇にのみ淡路島へ“移住”するのもおすすめだ。

以下の記事で紹介しているデュアルライフのメリットや体験談も参考に、完全に移住するのか、複数拠点を所有するのか考えてみてほしい。

リモートワーク?新規就農?移住後の収入源を決めておく

目的と移住形式の次は、移住後の収入源を決めていこう。

上述の通り、淡路島では職種が限られており、自分の理想とする業界で働くのは難しい。できれば現在の仕事をテレワークで継続できるよう、会社に願い出てみよう。

新しい仕事に挑戦する場合は、必ず移住前に働き先を確保しておきたい。近ごろは新しい生活様式の浸透もあり、遠隔地からのオンライン面接に対応する企業も増加中だ。

また、新規就農を希望する方は、事前に自治体の移住担当者へ連絡してみよう。機材の購入補助や既存農家との顔つなぎなど、支援を受けられる可能性がある。

エリアは3市の中からどこが良いか選ぶ

収入源まで検討できたのなら、すでに淡路島移住は現実的に手の届くところまできている。「淡路市」「洲本市」「南あわじ市」の3市の中から、自分の住んでみたい市を決めよう。

市の決定にあたっては、自治体公式ページにある市の紹介記事などが参考になる。また、この記事の終盤でもそれぞれの市の魅力を解説するので、ぜひ参考にしてみてほしい。

補助金・助成金など移住支援(サポート)制度をチェック

移住してみたい市まで決まれば、ひとりでの作業はほぼ完結。

実際に自治体の担当者と連絡を取り、自身が利用できる補助金・助成金などの移住支援制度はあるか相談してみよう。

淡路島では賃貸住宅の初期費用補助や新居の取得費用の一部援助など、移住に際して金銭的な支援を受けられることがある。

しかし、支援内容は市や年度ごとに異なり、自分のみで完全に把握するのは大変だ。

自治体担当者は日頃から移住希望者からの連絡を受けており、やり取りにも手慣れている。負担の少ない形で移住するために、気軽な気持ちで相談してみよう。

移住体験ツアーやお試し移住で現地を訪れよう

実際の移住前に必ず行いたいのが、移住体験ツアーやお試し移住により現地を訪れること。

移住では、やはり現地に足を踏み入れてみないとわからないことがたくさんある。

美しい自然に想像以上に心惹かれたり、生活の不便さに予想以上の難しさを感じたり。良い面と悪い面、両方に新たな気付きがある。

淡路島では3市ともにお試し住宅を提供中。最低でも数日、可能であれば1ヶ月など、実際に滞在して土地の雰囲気を確かめておけると安心だ。

自治体担当者と賃貸物件や古民家などの住まいを探していく

体験も経て、淡路島に住んでみたいと確信が持てたら、自治体担当者と一緒に住まいを探そう。「古民家が良い」「海の近くが良い」など、希望をもとに物件を確保するときだ。

住まい探しでは、やはり実際に訪れ内見するのが安心。

たとえ手間に感じても、もう一度淡路島を訪れ、気に入った家を契約しよう。もちろん、お試し移住からそのまま現地で物件探しができるのならそれに越したことはない。

いずれにせよ、無事に物件が見つかれば憧れの淡路島暮らしを開始できる。夢の移住実現はもうすぐそこだ。

淡路島の3市はいずれも支援内容が手厚いおすすめの移住先!

淡路島の3市はいずれも支援内容が手厚いおすすめの移住先!

最後に、淡路島3市のそれぞれの魅力と活用できる移住支援制度を見ていこう。

上述の通り、淡路島はどの市も移住支援の内容が手厚くおすすめの地域だ。自分がもっとも気になった市に、気軽に問い合わせてみてほしい。

淡路市(あわじし)

淡路市

出典:淡路島の市紹介 | あわじ暮らし総合相談窓口【淡路島(淡路市・洲本市・南あわじ市)への移住相談】

まず紹介するのは、淡路島北部に位置する淡路市明石海峡大橋で神戸市と繋がっており、少し車を走らせるだけで気軽に遊びに出かけられる、アクセス◎な地域。

季節の星の植物館やあわじ花さじきなど花をテーマにした観光スポットが多く、美しい情景を堪能できるエリア。

もちろん海の魅力も持ち合わせており、近隣の漁港で水揚げされる生しらすを使った丼は絶品だ。

UIJターン者を対象にした月額最大1万円の家賃補助や、新規起業者向けの最大100万円補助(施設整備費など)といった、各種支援策も豊富。

1泊3,000円ほどのお試し農家民宿もあり、現地の雰囲気も簡単に確かめられるだろう。

洲本市(すもとし)

出典:淡路島の市紹介 | あわじ暮らし総合相談窓口【淡路島(淡路市・洲本市・南あわじ市)への移住相談】

ほど良く田舎で、ほど良く都会。そんな「トカイナカ」を実現しているのが、淡路島の中央に位置する洲本市だ。

かつては洲本城の城下町として栄えたこの地域には、県立総合病院や大型ショッピングセンターといった生活に役立つ施設が充実。

それでいて、中心街から外れれば自然や温泉を楽しめるなど、都会と田舎の良いとこ取りに成功している。

新婚世帯の住宅取得補助に最大60万円、空き家の改修に最大240万円など、金額の大きい移住支援策も実施中。

最大10日間まで無料で泊まれるお試し移住体験施設、ウェルネスパーク五色にも注目だ。

南あわじ市(みなみあわじし)

出典:淡路島の市紹介 | あわじ暮らし総合相談窓口【淡路島(淡路市・洲本市・南あわじ市)への移住相談】

大鳴門橋で四国と繋がる、淡路島南側に位置する市が南あわじ市島内でもっとも農業の盛んな地域であり、レタスや玉ねぎの粗生産額は日本全体を見ても上位に入る。

畜産にも力を入れており、淡路ビーフや淡路島牛乳などのご当地ブランド品を全国に輸出中。美味しいもの目当てで移住するのにももってこいの市だ。

南あわじ市は住宅取得関連の補助金のほか、島外への通勤や通学に補助金が出るユニークな移住支援制度も実施している。

お試し住宅には、憧れの古民家リノベーションによる貸し切り宿もある。まずは一度、小旅行気分で訪れてみてはいかがだろうか?

入念な計画を立てて淡路島移住で新しい生活を手に入れよう!

入念な計画を立てて淡路島移住で新しい生活を手に入れよう!

この記事では淡路島への移住について、メリット&デメリットや失敗しない計画の立て方、3市それぞれの魅力を解説した。

島でありながら利便性の高い淡路島は、間違いなく移住におすすめの地域だ。しかしそれでも、移住前には入念に計画を立てておこう。

紹介した内容を参考に緻密な移住計画を立て、ぜひ夢の新生活を手に入れてほしい。

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