【47都道府県別】地盤が強い土地ランキング|その特徴や選び方のポイント

【47都道府県別】地盤が強い土地ランキング|その特徴や選び方のポイント

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移住を検討する際には、気になるポイントがたくさんありますが、なかでも「地盤の強さ」は安心して暮らすために重要な要素ではないでしょうか。防災意識を持って移住先を選ぶ場合には、地盤の強い土地を探すことが大切です。

今回は、移住先を決める際に役立つ地盤の強い土地の探し方と、地盤が強い土地をランキング形式でご紹介します。ぜひ、移住先を選ぶ際の参考にしてみてください。

目次

地盤が強い土地なら安心して暮らせる確率が上がる

移住先で安心して暮らすために地盤が強い土地を探す方は少なくないのではないでしょうか。

地盤とは、一般的に住宅などを建てる際に使用される言葉で、建造物から約100mまでの地面部分を指します。

地盤が柔らかい土地では、大きな地震が起こったとき、揺れが倍増されてしまうため、家を建てる際には、住宅自体の耐震性だけでなく、地盤の強度も重要です。移住先や住宅選びの前に、地盤が強い土地かどうか確認することをおすすめします。

地盤が強い土地の特徴は?弱い土地との違い

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そもそも、地盤が強い土地と弱い土地では、どのような違いがあるのでしょうか。

地盤が強い土地の特徴

硬質な岩盤や砂れきを含んだ土地は非常に堅く、締まった性質を持っているため、地盤が強い土地と言えるでしょう。

こうした硬質地盤は、山の切り立った部分や段丘、台地などの高所に多く見られます。

ただし、現在低い位置にあっても、土を削って低くした「切土地」なのか、土を盛って高くした「盛土地」なのかによって、地盤の強さが異なるため注意が必要です。

地盤が弱い土地の特徴

水や泥を多く含んだ土地は地盤が弱い土地と言われます。柔らかい粘土質や砂などでできた土地は、適切な対策をせずに家を建ててしまうと地盤の不同沈下が起こる可能性があります。

不同沈下とは、時間の経過とともに家が傾いてしまう現象のことです。不同沈下を起こすと、ドアや窓の開け閉めが困難になったり、基礎に亀裂が入ったり、さらには外壁にひびが入るなどのトラブルが発生します。

また、低地はかつて水田や池だった可能性があるため、地盤が弱い傾向にあるといわれています。

地盤が強い土地を調べるには?

移住先に地盤が強い土地を探している場合、どのようなポイントに注目すればよいのでしょうか。

過去の航空写真を確認する

地盤が弱い土地は、かつて川や海だった場所や盛り土をして作られた土地など、特定の特徴があります。そのため移住先の土地を選ぶ際には、その土地の過去や用途を調査することが重要です。

過去の航空写真を調べることで、道路がかつて川や沼であったことや、家が建っている場所には畑や田んぼがあったことがわかれば、地盤の強さを推察できるでしょう。

縄文古地図を確認する

過去の航空写真を見る方法のほかに、縄文古地図の確認もおすすめです。縄文古地図とは、約1万5,000年前から約2,300年前の縄文時代の地のことです。

この時代の日本の国土には、海の底だった土地がまだ多く存在していました。そのため、縄文時代の人々が住んでいた土地は、海底ではなく陸地であり、地盤が強い可能性が高いのです。

古地図は、図書館や役所の情報公開コーナーで確認することができますので、ぜひチェックしてみてください。

ハザードマップで確認する

地盤の強さはハザードマップで確認することができます。ハザードマップとは、自然災害による被害を予想し、それを地図化したものです。

災害が起きたら、どの範囲でどれくらいの被害が出るのか、被災想定地域や被災の範囲、さらに避難場所や避難経路を地図に表しています。

ハザードマップは、地形や地盤の特徴などをもとにつくられているため、地盤の強い場所を探すときの目安として使うことができます。

地盤調査を依頼する

土地の強度を確認するために専門の業者に地盤調査を依頼することも有効です。地盤調査は、家を建てる際などに行われるもので、建物の重さによって地盤が歪まないかどうかを調べます。

もし地盤に不同沈下がある場合、建てた家が沈んだり傾いたりする可能性も。地盤調査によって、土地の強度を把握することができるため、移住先で住居を建てる際に役立つでしょう。

【地盤が強い土地ランキング】日本で一番地盤が強い場所はどこ?

日本全国で地盤が強い土地はどこなのでしょうか。移住希望地の地盤の強さは、全国で何位くらいなのか知りたいですよね。

ここでは、地盤ネット株式会社が行った地盤が強い土地をランキングでご紹介します。

47都道府県のランキング

地盤ネットホールディングス株式会社は、国土交通省 国土数値情報の「土地利用細分メッシュデータ」、「土地利用種別(平成 21年度、26年度)」より、「建物用地」として区分されているメッシュのスコアを集計し、47都道府県「いい地盤ランキング」を作成しています。

その結果は以下の通りです。

47都道府県「いい地盤ランキング」
1位 沖縄県82.754点24位和歌山県69.936点
2位群馬県78.998点25位東京都69.918点
3位福島県78.903点26位千葉県69.598点
4位栃木県78.630点27位富山県69.359点
5位熊本県77.758点28位鹿児島県68.992点
6位岩手県76.941点29位広島県68.861点
7位茨城県75.193点30位滋賀県68.388点
8位長野県75.189点31位石川県68.326点
9位兵庫県74.583点32位山口県68.230点
10位奈良県72.728点33位大阪府68.177点
11位山梨県72.564点34位青森県68.110点
12位大分県71.867点35位秋田県67.199点
13位京都府71.863点36位鳥取県67.090点
14位長崎県71.693点37位香川県66.899点
15位宮城県71.534点38位神奈川県66.534点
16位三重県71.062点39位愛知県65.700点
17位山形県71.053点40位愛媛県64.267点
18位北海道70.382点41位佐賀県64.084点
19位埼玉県70.379点42位福井県64.069点
20位福岡県70.284点43位島根県63.338点
21位宮崎県70.281点44位徳島県62.401点
22位静岡県70.264点45位岡山県62.254点
23位岐阜県70.023点46位新潟県61.273点
47位高知県60.669点

引用元:47都道府県「いい地盤ランキング」|JIBANNET

第1位:沖縄県 82.754点

47都道府県の中で第1位に輝いたのは沖縄県でした。沖縄は、那覇市をはじめとして琉球石灰岩というサンゴが固まった岩の台地と丘陵地が県全域に広く分布しています

このような特徴がある沖縄は、低地の町の沿岸大都市と比較して地盤が強いとされ、全国第1位となりました。

第2位:群馬県 78.998点

群馬県は、周辺の山地の各種岩盤類や火山からもたらされた火山灰などが安定した平坦な台地を作っています。平坦なエリアが多い群馬県は、第2位のスコアでした。

3位:福島県 78.903点

第3位は福島県でした。福島県は、白亜紀など古くからの丘陵や台地の地盤、内陸部は阿武隈山地、奥羽山脈に囲まれた川が運んできた砂れきの地盤です。

東京都53区市町村のランキング

近年、首都直下地震などの心配もあり、東京都の地盤の強さを気にしている方も多いのではないでしょうか。そこで、地盤ネット株式会社によって算出された「地盤安心スコア」に基づく、東京都区市町村の「いい地盤」ランキングもご紹介します。

その結果は以下の通りです。

東京都53区市町村「いい地盤ランキング」
1位 国分寺市85.62点27位杉並区70.45点
2位小金井市84.16点28位豊島区68.63点
3位瑞穂町83.75点29位新宿区68.33点
4位小平市83.63点30位中野区68.12点
5位立川市82.72点31位世田谷区67.50点
6位武蔵野市81.66点32位日野市66.81点
7位西東京市81.11点33位板橋区66.36点
8位清瀬市80.83点34位渋谷区64.09点
9位東大和市79.28点35位目黒区63.63点
10位東久留米市77.77点36位文京区63.57点
11位国立市77.50点37位八王子市62.85点
12位東村山市76.42点38位町田市62.77点
13位練馬区76.25点39位多摩市61.42点
14位武蔵村山市76.11点40位稲城市60.71点
15位奥多摩町75.72点41位品川区60.62点
16位檜原村75.71点42位千代田区59.16点
17位羽村市75.55点43位港区57.66点
18位日の出町74.28点44位北区56.87点
19位福生市74.16点45位大田区54.37点
20位あきる野市72.77点46位荒川区48.63点
21位調布市72.50点47位足立区47.50点
22位昭島市71.66点48位台東区44.37点
23位青梅市71.50点49位葛飾区43.57点
24位府中市71.42点50位中央区39.28点
25位三鷹市70.71点52位江戸川区38.75点
26位狛江市70.62点52位墨田区37.50点
53位江東区37.14点

引用元:東京都53区市町村「いい地盤ランキング」|JIBANNET

移住先には地盤が強い土地を選ぼう!

地盤が弱い土地は、大地震や大雨などの災害が起きた際にさまざまな被害が出る可能性があります。地盤が弱い時に家を建ててしまうと、いずれ家に支障をきたす可能性も。

今後、安心して暮らしていくためにも、移住先の土地の地盤が強いかどうかを確認し、不安を抱えることのないようにしましょう。

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