贅沢なまでの自然の宝庫!高知県大月町の魅力や充実の移住支援制度をご紹介

高知県大月町

最新ニュースやイベント情報を配信!メルマガ会員募集中♪

四国の西南端に位置する高知県大月町。エメラルドグリーンの海とどこまでも広がる大空が日常の一部として存在する、自然豊かなまちです。近年、こうした恵まれた自然環境と、積極的な移住者受け入れ体制から、移住先として人気が高まっています。

この記事では、大月町ならではの魅力や手厚い移住支援制度について詳しくご紹介します。豊かな自然に囲まれた移住ライフに憧れる方はぜひチェックしてみてください。

目次

高知県大月町の基本情報

高知県の西南端に位置する大月町は、2,497世帯・4‚413人(※)が暮らす、自然豊かでのどかなまちです。

西に豊後水道、南に太平洋と海に囲まれており、内陸部は山林が町の総面積の約70%を占めます。

温暖な気候と豊かな自然に恵まれた大月町では、農林漁業などの1次産業が盛んです。

ナス・オクラ・さつまいもなどさまざまな農産物が生産されており、栄誉たっぷりの大地の恵みが食卓を彩ります。

漁業では、クロマグロ・ブリの養殖をはじめ、アクセサリーなどに使用される「宝石サンゴ」漁などが活発に行われています。

※2024年7月1日現在

大月町は海・山・空のどれをとっても美しく、豊かな自然を思う存分満喫できます。
高知県大月町
約1,000種類もの海洋生物がすむ大月町の海では、ダイビング中にウミガメに出会えることもあります。

大月町が移住先に人気な5つの理由

2023年度の大月町への移住者数は38人でした。前年と比較すると、移住者数の伸び率は271%と大幅に増加しています。

大月町が移住先として人気な理由には、次の5つがあげられます。

  • 暮らしのすぐそばに美しい自然がある
  • 地元産の新鮮食材を楽しめる
  • 地域の方々がフレンドリーで温かい
  • 子どもの学びを後押しする充実の教育環境
  • 移住支援が手厚い

それぞれ見ていきましょう。

参考元:令和5年度 移住者数について|高知県

暮らしのすぐそばに美しい自然がある

エメラルドグリーンの透き通る海、緑鮮やかな山々、広い夜空にきらめく星。

大月町には、都会とは比べものにならないほど豊かで美しい自然があります。

なかでも、船が宙に浮いて見えるほど透明度の高い海に囲まれた柏島は、世界でも有数のダイビングスポットとして知られる場所です。

カラフルな熱帯魚や美しいサンゴ礁を間近に見ながら、ダイビングやシュノーケリングなどを楽しめます。

大自然に囲まれた場所でのびのびと子育てをしたい方にもぴったりの環境です。

高知県大月町
海底がはっきりと見えるほど透き通った海。大月町にはダイビングやシュノーケリングにぴったりのスポットが数多くあります。
高知県大月町
雄大なイサキの群れ。大月町の美しい海は多くの生き物を育む場でもあります。
高知県大月町
大月町の港の夕暮れ。海も空もオレンジ色に染まる美しい時間。

地元産の新鮮食材を楽しめる

美味しくて新鮮な地元食材を楽しめるのも、大月町の大きな魅力です。

地元の方から“ふれぱ”の愛称で親しまれる「道の駅大月(ふれあいパーク・大月)」では、地元農家の方が丹精込めて育てた新鮮な朝採れ野菜が並ぶほか、町内や近海で水揚げされた海の幸が手に入ります

また、大月町ならではの農産物・海産物加工品が多いことも必見です。

新鮮なイチゴをまるごと氷に閉じ込めた「苺氷り(いちごおり)」や、古くから伝わる干し芋の伝統菓子「ひがしやま」など、豊かな自然の恵みをさまざまな形で味わえます。

高知県大月町
太陽の光をたっぷりと浴びて育ったみかん。
高知県大月町
大月町産のさつまいも「紅ハヤト」。伝統菓子「ひがしやま」の材料になります。
高知県大月町
「ひがしやま」を作る様子。紅ハヤトの皮をむいてじっくり時間をかけて炊き、約2週間天日干しにしたら完成です。

地域の方々がフレンドリーで温かい

地域の方々が親切で温かいのも、大月町の良さのひとつです。

移住の際には、地域に溶け込めるか不安に感じる方も多いでしょう。しかし、大月町に実際に移住した方々からは、

「役場をいきなり訪ねたにもかかわらず、親切に家探しをサポートしてくれた」
「暮らし始めて早々に、ご近所の方々に声をかけていただいた」

といった声がよく聞かれます。

また、地域の方々から野菜や魚、米などをいただくことも多く、帰宅すると家の前に置いてあることもあるそうです。

この“人の温かさ”が、移住の決め手のひとつになったと語る移住者の方も多くいます。

子どもの学びを後押しする充実の教育環境

大月町には、保育所1園と小学校・中学校がそれぞれ1校ずつあります。

保育所・小学校・中学校が連携して文化展の開催や交流をすることもあり、乳幼児期から義務教育期間にかけて豊かな教育環境が整備されています。

また、地域の大人が積極的に教育活動に関わっているのも特徴です。小学校では大月町の魅力的な自然を探求する学習を実施しているほか、中学校では地域の職場体験学習にも取り組みます

さらに、廃校となった小学校を再生活用した文化教育交流拠点「COSA」と連携した校外学習も取り入れるなど、多様な学びの機会を提供しています。

学校給食においては、大月町産食材を100%使用することを目指しており、2011年度には全国学校給食甲子園の準グランプリにも輝きました。

移住支援が手厚い

大月町は移住者の受け入れに積極的で、さまざまな移住サポートを実施しています。

特に注目すべきは移住支援金制度で、要件を満たせば最大100万円の補助金を受け取れます。

ほかにも、

  • お試し移住住宅
  • オーダーメイド型移住体験ツアー
  • 農林漁業への就業支援
  • 出産祝金の支給
  • 保育料の助成

など、移住の準備段階から移住後の生活までを幅広くサポートする手厚い支援を実施しています。

大月町の移住支援制度については記事後半で詳しくご紹介します。

大月町への移住前に知っておきたい注意点3つ

高知県大月町

美しい自然や新鮮な食材などが魅力の大月町ですが、都会暮らしにはない注意点もあります。

大月町へ移住する際には、次の3点も事前に把握しておきましょう。

  • 都会のような娯楽は少ない
  • 生活には車が必須
  • 子どもが少ない

都会のような娯楽は少ない

ライブハウスや映画館など、都会では当たり前にあるような娯楽施設は大月町にはありません。飲食店の数も都会に比べてぐっと少ないのが現状です。

しかし、その代わりに、大月町には贅沢と言わんばかりの豊かな自然があふれています。

エメラルドグリーンに輝く海でダイビングを楽しんだり、1日の最後には雄大な太平洋に沈む夕焼けを眺めたり。美しい大自然を日々の暮らしのなかで思う存分満喫できるのが、大月町での移住ライフの醍醐味です。

移住者のなかには、「(娯楽施設などが揃う)便利な環境から離れて沢山あった選択肢がかなり減ったことで、自分が本当にやりたいことを見つけられた」と語る方もいます。

生活には車が必須

大月町には鉄道がなく、バスも本数に限りがあるため、基本的に生活には車が必須です。

スーパーなどは町内にもあるため普段の買い物に困ることはありません。しかし、大型の家電量販店などがある近隣市町村まで買い物に行くとなると、やはり車があった方が便利です。

免許を持っていない場合やペーパードライバーの場合は、自動車運転免許取得料金優遇措置により教習料金割引などの補助を受けられます。ぜひ活用しましょう。

子どもが少ない

大月町の年間出生数は、ここ数年10~20人ほどで推移しています。

子連れで移住する方や、移住後に結婚・出産を考えている方は、町全体で子どもの数が少ないことにも留意しておきましょう。

しかし、前述したように子どもの教育環境は充実しています。小中学校では、大月町の自然資源を活用した学習などを取り入れているほか、地域住民も子ども達の教育に積極的に参画しています。

また、先輩移住者からは「年齢の違う子たちが集まって遊んでいるので、そんなに寂しくはなさそう」といった声も聞かれます。

参考元:統計情報-人口推移|大月町

大月町への移住には県の移住支援金を活用しよう

高知県大月町

大月町に移住する際にぜひ活用したいのが、高知県の移住支援金です。

移住支援金とは、地方自治体が主体となって取り組む支援金制度で、国の地方創生事業の一環として実施されています。

受給対象となるのは東京圏から地方へ移住した方です。単身の場合は最大60万円、世帯の場合は最大100万円の給付が受けられます

さらに、18歳未満の子どもがいる世帯に対しては、子どもひとりにつき最大100万円が加算されます。

受給条件には就業に関する要件などもあるので、公式サイトで詳細を確認しておきましょう。

参考元:ご存じですか?最大100万円貰える移住支援金(対象:東京圏の方)|高知家で暮らす。

独自のサポートが充実!大月町の移住支援制度

大月町への移住を後押しするために、町ではさまざまな移住支援制度を用意しています。

  • 大月町オンライン移住相談窓口
  • オーダーメイド型移住体験ツアー
  • お試し住宅
  • お試し滞在費補助事業
  • 空き家バンク
  • その他の移住支援(移住者交流会など)

大月町の移住支援制度を最大限活用するために、それぞれの概要をまとめてチェックしておきましょう。

大月町オンライン移住相談窓口

大月町ではZOOMを活用したオンライン移住相談を実施しています。

忙しくてなかなか現地に足を運べない方でも、自宅にいながら移住専門相談員に気軽に相談ができます。

オーダーメイド型移住体験ツアー

移住希望者一人ひとりのニーズに寄り添う、2泊3日のオーダーメイド型移住体験ツアーを実施しています。

暮らし体験・空き家案内・マリンアクティビティ・地元住民や先輩移住者との交流会など、ツアー中に大月町で体験したいことを自由に選べるのが特徴です。

日程も希望に合わせて決められるので、「移住前に現地の雰囲気を知りたい」という方はぜひ申し込んでみましょう。

お試し住宅

大月町では、現地での暮らしを実際に体験できるお試し住宅を整備しています。

入居期間は1〜6ヶ月で、家賃は月18,000円(光熱水費別)とリーズナブルに利用できるのが魅力です。エアコンや洗濯機など、生活に最低限必要な家具・家電も備え付けられています。

お試し滞在費補助事業

暮らし体験、住居・仕事探しなど、大月町への移住・定住を目的とした活動をする際に、町内の宿泊施設に滞在するための費用を一部補助してもらえます。

補助額はひとりあたり最大3,000円/泊で、同一年度内に連続(または通算)で10泊分までが対象です。

参考元:お試し滞在費補助事業について|大月町

空き家バンク

移住を希望する方に対し、空き家バンクに登録された物件の現地案内や各種情報提供を行っています。

沿岸部・内陸部の2つのエリアに分けて物件を紹介しているので、「海の近くの古民家で暮らしたい」など希望に合わせた空き家探しが可能です。

空き家バンクでは町営管理住宅もあわせて紹介しているため、移住後の住居費用を抑えたい方も一度チェックしてみましょう。

その他の移住支援

大月町ではほかにも、移住者交流会の開催や空き家改修に対する補助金の交付など、充実した移住サポートを提供しています。

また、ふるさとワーキングホリデー地域おこし協力隊の募集も行っています。

地域の仕事に携わって、実際に収入を得ながら現地の暮らしを体験できるので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。

農林漁業の担い手育成支援も|仕事にまつわる支援制度

高知県大月町

大月町では、町の代表産業である農業・林業・漁業への就業支援を行っています。

【農林漁業への就業支援】

新たに農林漁業を営もうとする方が技術習得研修などを行う場合に、資金面でのサポートなどを受けられます。大月町で農林漁業に携わりたい方はぜひチェックしてみましょう。

また、企業への就職・転職を予定している場合は、大月町役場に設置された無料の職業紹介所を利用可能です。町内の仕事をはじめ、ハローワーク四万十の求人情報も紹介してもらえます。

移住後も安心!結婚・出産・子育てにまつわる支援制度

高知県大月町

移住後に結婚を考えている方や、子連れで移住する方なら、結婚や出産、子育てにまつわる支援制度もチェックしておきましょう。

大月町では、次のような支援制度で結婚・出産・育児を手厚くサポートしています。

  • 結婚新生活支援事業
  • 出産祝金
  • 出産・子育て応援給付金
  • その他の子育て支援・助成金

結婚新生活支援事業

結婚に伴う新居の住居取得費用(購入費・家賃など)や引っ越し費用を補助してもらえます。上限は1世帯30万円(※)で、婚姻日にともに39歳以下の夫婦が対象です。

※夫婦ともに29歳以下の場合は60万円が上限です

参考元:結婚するとき|大月町

出産祝金

大月町では、町内に居住し引き続き定住する意思のある方に対して、出産祝金を支給しています。

第1子誕生で10万円、第2子で15万円、第3子以降で20万円のお祝い金を受け取れます。

出産・子育て応援給付金

出産・子育て応援交付金」は、2023年1月から全国で順次始まった制度です。妊娠時・出産後にそれぞれ50,000円ずつ、合計10万円の給付金を受け取れます

大月町では、妊娠の届出を行い、町が実施する面談を受けると「出産応援給付金」として5万円が支給されます。

また、出産後に産後ケア事業(新生児訪問)を受けると「子育て応援給付金」としてさらに5万円が支給されます。

参考元:妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援の一体的実施(出産・子育て応援交付金)|こども家庭庁

子育てに関するその他の支援・助成金

大月町には、親子が気軽に集い交流できる子育て支援センターがあるほか、ファミリーサポートセンターも設置されています。

また、子育てにまつわる支援として次のような助成制度もあります。

  • 保育料助成

「幼児教育・保育料無償化」に伴って3歳~5歳の子どもの保育料が無料になります。さらに、大月町独自の助成として、0歳~2歳の子どもの保育料も無料になります(大月町に在住する方のみ)。

  • 給食費助成

大月小・中学校に3人以上在学している場合、3人目以降の給食費が半額になります。

  • 通学バス助成金

大月町では小中学校が同じ敷地内に1校ずつあり、通学のため無料のスクールバスが毎日各地区へ運行しています(高校への通学に利用する場合は、町内区間に限り無料になります)。

  • 児童医療費助成制度

18歳以下の子どもは医療費が無料になります。

乳幼児期から切れ目のない支援で子育てを手厚くサポートしているので、子連れの場合でも安心して移住できます。

心豊かに満たされる移住ライフを、大月町で

町を囲む美しい自然に新鮮な食べ物、そして地域の人々の温かさは、大月町ならではの大きな魅力です。

豊かな自然に触れながら、周りの人々と支え合っていく暮らしの中で、きっと本当の心の豊かさにも気付けるはず。

大月町では、移住希望者のニーズに合わせたオーダーメイド型の移住体験ツアーをはじめ、お試し住宅の提供や各種助成金など、きめ細やかな移住支援制度が用意されています。

ゆったりとした時間の流れるまちで、心から満たされる暮らしを手に入れましょう。

【大月町基本情報】

住所:高知県幡多郡大月町弘見2230番地
公式Webサイト:https://www.town.otsuki.kochi.jp/
公式移住ポータルサイト:https://www.town.otsuki.kochi.jp/iju/
問い合わせ先(電話番号/メールアドレス):大月町まちづくり推進課(0880-73-1181/chiiki@town.otsuki.lg.jp)

最新ニュースやイベント情報を配信!メルマガ会員募集中♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次