島根県に移住するならどこがおすすめ?まちの魅力や移住支援制度(補助金・子育て・仕事・住宅)を紹介

島根に移住するならどこがおすすめ?島根移住の魅力や移住支援制度(補助金・子育て・仕事・住宅)を紹介

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「いいけん、島根県」という移住プロジェクトを始動させ、移住者の受け入れを積極的に進める島根県。都市生活の利便性とダイナミックで美しい自然、どちらも感じられる魅力の県だ。

島根県が移住者へ行う支援とはどのようなものなのか解説する。県内にある自治体の移住支援情報もあわせて紹介しよう。

目次

移住する前に知っておきたい島根県の基本情報

移住する前に知っておきたい島根県の基本情報

まずは、島根県の基本情報を見ていこう。

地理

日本海に面している島根県は、本州の西部に位置している、東西の長さが200kmの細長い県だ。島根県の北方にある隠岐諸島も島根県の一部である。

島根県の南側の一部は広島県に接している。

人口

2020年10月に発表された島根県の人口は671,126人、世帯数は269,892世帯だった。

参考:人口・世帯 国勢調査|島根県

気候

島根県は日本海に面していて厳しい気候と思われるかもしれないが、実際は本州の西側ということもあり温暖な環境で、山間部を除く地域であれば寒さも厳しくない。

山地は雪が多めだが、浜田市街地などの海岸部では積雪は少ない気候だ。

島根県の年間平均気温は12°C〜15℃。降水量は平地より山間部の方が多く、ときには集中豪雨を受けることもある。

産業

島根県の総面積の約8割は林野だ。そのため、米作りや酪農などの農業や、水産業・鉄鋼産業・建設業が主な産業である。

また、島根県には観光スポットも多く、出雲大社には年間200万人もの人が訪れる。観光キャラクターの「しまねっこ」も全国区で人気となっていて、島根県は観光業にも力を入れている。

島根県は強力な子育て支援で子育て世帯をサポート

島根県は強力な子育て支援で子育て世帯をサポート

島根県は子育て支援に注力している。その内容を紹介しよう。

しまね子育て応援パスポート事業(こっころパスポート)

こっころパスポートとは、少子化が進むなか、「子育てをしやすい環境を作っていくことが大事」と島根県が考え、県全体で子どもの成長を応援する目的として作った子育て応援パスポートだ。

協賛店などでパスポートを提示すると、割引や子育てに関するサービスなどを受けられる。

ほかにも子育て支援情報の提供や子ども向けイベントの実施、工場見学、保護者の職場体験など多岐に渡る。

結婚 妊娠・出産 子育て総合ポータルサイト

てごしてしまね
出典:てごしてしまね

てごしてしまねは、島根での結婚・妊娠・出産・子育てを応援するポータルサイトだ。

このサイトにアクセスすれば、妊娠出産についての支援や、子どもの支援情報などの情報を手に入れることができる。

各種相談窓口情報も記載されているので、子育てのことで困ったときはこのサイトを活用すると良いだろう。

島根に移住して仕事を探す方法や仕事の支援一覧

島根に移住して仕事を探す方法や仕事の支援一覧

最近はリモートワークも普及していて、移住しても転職をせずに仕事をする人も多い。

もし島根県に移住するのを転機に仕事を変えたいのなら、移住前に島根県内の仕事情報を確認しておこう。

UIターンしまね産業体験

UIターンしまね産業体験とは、島根にUターンやIターンをして以下5つの分野での仕事を検討している場合、事前に仕事体験をすることができ、且つ滞在中の費用を一部助成してもらえる制度のことだ。

  • 農業
  • 林業
  • 漁業
  • 伝統工芸
  • 介護

体験中には農業や林業・漁業などの知識や技術を身につけることができる。島根県の産業で新しくチャレンジしてみたい人はこの制度を活用してほしい。

無料職業紹介

島根県で新しく仕事に就きたいと思っているなら、県の企業の仲介役と務めている無料職業紹介を利用しよう。

希望に合致した転職先の提案や、会社見学の機会を作ってもらえたり、面談を調整してくれたりと、就職希望者と企業との間をつないでもらえる。

しまねUIターンテレワーク支援事業

島根県内へのUIターンの促進を目的として、県では島根に暮らしながら、テレワークを行う県外企業の従業員に対して支援事業を行っている。

【主な助成内容】

回線工事や契約料などの通信環境整備費用
・回線使用料
・シェアオフィス使用料
・テレワークしている企業への出張交通費

申請にはいくつかの要件を満たす必要がある。

わくわく島根生活実現支援事業

わくわく島根生活実現支援事業とは、東京圏(埼玉県・千葉県・神奈川県含む)から島根県へ移住する人に支援金でサポートしてもらえる事業だ。

支援金を申請するのには条件があるが、テレワークをしている人も支援金の条件に該当しているので事業の概要を確認してみよう。

島根移住の住まいのサポートとは

島根移住の住まいのサポートとは

島根県へ移住前にクリアしておきたいことが、住まいのことだ。ここからは島根県の住まいについてのサポートを見ていこう。

空き家バンクに登録する

島根県内には多くの空き家物件がある。島根県での移住情報ポータルサイトのくらしまねっとでは、各市町村が管理する物件情報のサイトが掲載されている。

移住希望先が決まっている場合は、この市町村の空き家物件情報を確認しよう。

お試し暮らし体験施設

島根県には美しい自然が広がる田舎があり、移住して田舎暮らしをしたい人にもおすすめだ。

ただ、初めての田舎暮らしだと「果たして生活していけるのか…」と不安に感じることもあるだろう。

島根県にはお試し暮らし体験施設があり、短期間滞在しながら地域の暮らしぶりや周辺の人との交流を通して移住のイメージを膨らませることができる。

県内のお試し暮らし体験施設は、出雲地方・石見地方・隠岐地方に合計10軒ある。

しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業

しまね長寿・子育て安心住宅リフォーム助成事業とは、既存住宅に子育てに配慮した改修やバリアフリーのための改修を行った世帯に対して一定額が助成される制度だ。

この改修工事には、新型コロナウイルス感染防止等対応(換気や抗菌・除菌など衛生上の改善をする工事)や、在宅勤務やオンライン学習への対応のためのリフォームも含まれる。

高齢者や子育て世帯が安心して暮らせる家のリフォームに対して県が助成をするというのは、ほかではあまり見ない取り組みだ。

島根移住におすすめのまち(自治体)6選!

島根移住におすすめのまち(自治体)6選!

ここからは島根移住におすすめの自治体を6つ紹介していく。

松江市(まつえし)

松江市(まつえし)
出典:移住としごと|松江市

松江市は島根県の県庁所在地だ。市内には松江城があり、周辺には歴史を感じる城下町が広がる。

松江市は、生活利便性や働きやすさ、医療福祉、ライフスタイルなど6つの項目で経済産業省が発表した「暮らしやすさ日本一」で総合1位に選ばれたこともある。

【6つの項目内容】

  • バス停までの距離
  • 地域の求人倍率
  • 病院または診療所までの距離
  • 高度な救命措置が可能な救命救急センターまでの所要時間
  • 地域の活動割合

市内には、生活に必要なスーパーや病院、学校などがほど良い距離にあるため暮らしやすい。

松江市は、仕事・暮らし・住まいの移住支援が充実している。移住コンシェルジュもいるため、移住に向けての細やかな支援を受けられる。

出雲市(いずもし)

出雲市(いずもし)
出典:いずもな暮らし

出雲大社、日御碕灯台、荒神谷博物館、湯の川温泉などの観光スポットや、出雲そば、ぶどう、いちじく、日本酒、しじみなどの美味しいものがある魅力的な出雲市

医療や交通のインフラが充実している都市部の顔と、海や山が近くにある田舎の顔をあわせ持つ。

出雲市も県外からの移住促進に力を入れていて、さまざまな支援策で移住者をサポートしている。

支援策のひとつである、出雲大好きIターン女性支援助成金とは県外から出雲市に初めて移住(居住)し、市内で就職する独身の女性の引越し・家賃・就業に関する助成金を交付する事業だ。

出雲大社は日本一の縁結びの聖地といわれていて、旅行で訪れる女性も多い。旅行を通じて出雲市の魅力に気づき、移住を考えるという人も少なくないのかもしれない。

そんなときに、女性に向けての支援制度があるのは心強いだろう。

飯南町(いいなんちょう)

飯南町(いいなんちょう)
出典:しまね飯南町

過去に田舎暮らしを特集する本の中で「住みたい田舎」の「人口1万人未満のまちの子育て世代部門」で全国一位に輝いたのが、島根県飯南町だ。

飯南町は町をあげて子育て支援に取り組んでいる。飯南町の人口は4,582人、世帯数は2,025戸で、町民同士で子どもたちを見守る雰囲気が町全体に広がっている。

飯南町では子どもの教育にも力を入れていて、「保小中高一貫教育」といって各教育機関が連携しきめ細やかな教育を行っている。

子ども一人ひとりの個性を大切にした指導は、小規模校ならではの良さだろう。

また、キャリア教育「生命地域学」という、飯南町をフィールドにした社会人として必要な能力を育成する教育を行ったり、町が運営する学習塾があったりと、学校や家庭、地域が一体となった教育を行っている。

飯南町にはお試し暮らし体験施設があり、移住・定住前に町の暮らしを体験してみたいと考える人におすすめだ。

雲南市(うんなんし)

雲南市(うんなんし)
出典:ほっこり|雲南市

松江市と出雲市に隣接する雲南市には、36,329人が暮らす町だ。松江市までは車で約40分、出雲市へも約30分でアクセス可能。広島市へも2時間で行くことができ、アクセスが良いのが特徴だ。

雲南市では、山間部なら田舎暮らしをしっかり堪能でき、市街地ではちょうど良い田舎暮らしができる。

雲南市は地域づくりやまちづくりに興味がある人におすすめだ。「地域の問題は地域で解決する」という思いが住民にはある。

市では、地域づくりやまちづくりに関わりたい若者向けのコミュニティを作っていて、チャレンジを支援している。

雲南市には定住推進員・定住企画員と呼ばれる専門スタッフがいて、移住希望者への住宅情報や定住後の生活サポートなどを通じて移住定住を促進している。

雲南市では、雲南つながる体験プログラムという、空き家見学や田舎体験、先輩移住者訪問など、雲南市の地域を知ることができるプログラムを実施。移住前の情報収集に役立つだろう。

浜田市(はまだし)

浜田市(はまだし)
出典:はまだぐらし

海に近い浜田市は、海だけではなく山地にも囲まれて自然豊かなエリアだ。

市内にはユネスコ無形文化遺産「石州半紙」があり、郷土芸能の「石見神楽(いわみかぐら)」は幅広い世代に愛されている。

また、海水浴場、しまね海洋館アクアスなど子どもが喜ぶ観光スポットもある。

アジ、ノドグロ、カレイに代表される山陰の海の幸や、ぶどう・梨・柿などの果物、お米など美味しいものも多くある。

浜田市には、農業を始めた人、漁業で独立を夢見る人、石見神楽に惹かれて移住を決めた人、起業した人など、さまざまな人たちが移住をしてきている。

移住支援も暮らし・住まい・仕事、それぞれにサポートがあり、浜田市で移住して夢をかなえたい人を応援してくれる。

浜田市の移住ポータルサイトはまだぐらしには、移住を決めた人の体験談が掲載されていて参考になる。

大田市(おおだし)

大田市(おおだし)
出典:どがどが

島根県大田市は、世界遺産に登録された「石見銀山遺跡」がある市で、温泉地としても有名だ。

石見銀山周辺や、温泉津温泉周辺はノスタルジックな雰囲気を楽しめる。世界遺産の歴史や文化に興味がある人には魅力的なエリアだろう。

日本海に面していて、釣りや海水浴、マリンスポーツが楽しめ、海に沈む夕日は絶景だ。

大田市には空き家バンク制度があり、移住先で空き家を探しているという人には、事前に情報を確認できるので便利だろう。

ほかにも、起業や創業を支援する事業や無料職業紹介、子育て支援などの支援制度もある。子どもに島根の自然体験をしてほしいと思っている人には、短期または長期の山村留学もある。

島根移住で「いいけん。」な暮らしを見つけよう

島根移住で「いいけん。」な暮らしを見つけよう

島根県は、県全体としてだけではなく、市町村単位でもさまざまな支援策を通じて県外からの移住や定住を促進している。 島根に移住すればきっと、「いいけん」と感じる暮らしが見つけられるだろう。

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