鳥取に移住したい!移住支援制度内容(補助金・就職・住宅)やおすすめの自治体7選

鳥取に移住したい!移住支援制度内容(補助金・就職・住宅)やおすすめの自治体7選

砂丘や名探偵コナンの作者・青山剛昌氏の出身地として有名な鳥取県。海や山などの自然に恵まれているほか、子育てに適した環境が整っていたり、移住支援が充実していることから、移住者から注目を集めている。

この記事では、移住する際に知っておきたい鳥取県の魅力やおすすめの自治体、主な移住支援制度を紹介する。

目次

移住する前に知っておきたい鳥取県の基本情報

移住する前に知っておきたい鳥取県の基本情報

移住を検討するにあたって、鳥取県を理解することはとても大切だ。地理や人口などの基本情報を把握し、移住のイメージを膨らませよう。

地理

鳥取県は、中国地方の北東部に位置している。北に日本海が面し、3,507km²の県土が東西に広がっているのが特徴だ。東に兵庫県、南に岡山県、西に島根県と広島県が接している。

県内は、東部エリア、中部エリア、西部エリアに大きく分かれている。それぞれのエリアに含まれる市町村は、以下の通りだ。

  • 東部エリア:鳥取市、岩美町、八頭町、若桜町、智頭町
  • 中部エリア:倉吉市、湯梨浜町、北栄町、琴浦町、三朝町
  • 西部エリア:境港市、米子市、日吉津村、大山町、伯耆町、江府町、日野町、日南町、南部町

人口

鳥取県の統計課によると、令和4年11月1日現在の人口は543,262人。男性259,881人、女性283,381人となっており、男性よりも約2万人女性が多くなっている。

毎年の人口を比較すると、令和元年が557,343人、令和4年543,615人となり、年々約5,000人減少しているのが主な傾向だ。

全国的に見ると、鳥取県は最も人口が少ない県である。最も人口が多い東京都には約1,350万人が暮らしているため、鳥取県はかなり人口が少ないと言えるだろう。

参考:鳥取県の推計人口(令和4年11月1日現在)

気候

鳥取県は、日本海沿岸部、中国山地の山間部に大きく分けられ、気候も大まかに二分されている。日本海側は温暖で湿度の高い気候、山間部は冬場の冷え込みが厳しい気候だ。

内陸部、山間部では雪が降ることもあり、標高が高い地域は西日本で有数の豪雪地帯といわれている。

鳥取市の気候を見てみると、1年の平均気温は、夏は最高気温30℃、最低気温24℃、冬は最高気温7℃、最低気温2℃ほど。

比較的温暖ではあるものの、寒い季節は冷えを感じることもある。

参考:鳥取市における年間の気候および平均気象|Weather Spark

産業

鳥取県の主要産業は、農林水産業(第一次産業)である。県土の約7割を森林が占めていることから、スギや松の生産など林業が盛ん。

二十世紀梨やらっきょうなどが有名で、農業にも活発に取り組んでいる。米や野菜、畜産物など、豊富な特産物を生産しているのが特徴だ。

海に面していることから、漁業も活気がある。特に沖合漁業の割合が高く、松葉がに(ズワイガニ)、ベニズワイガニ、イワガキなどの漁業生産額が多い。

移住したくなる鳥取の魅力

移住したくなる鳥取の魅力

鳥取県には、移住したくなる魅力が多くある。そのなかから4つピックアップし、詳しく解説していく。

  • 子育て世帯に寄り添った環境が整っている
  • 人口が少なくゆったりと暮らしやすい
  • 生活費を抑えやすい
  • 豊かな自然に恵まれている

子育て世帯に寄り添った環境が整っている

鳥取県のなかでも、鳥取市は特に子育て支援に力を入れている。保育料の無償化に加えて、鳥取市子育て支援カード、鳥取県子育て応援パスポートを発行し、子育てをサポート。

鳥取市子育て支援カードは「とりっこカード」といわれ、小学校入学前の子どもを含む3人以上の子育て世帯を対象に交付している。

協賛店舗でカードを提示すると、割引などのサービスを受けることが可能。

鳥取県子育て応援パスポートは、子どもの人数に関わらず発行している。鳥取県内の協賛店舗で使用でき、割引やポイントの加算などのサービスを受けることが可能。

家族で移住を考えている方、夫婦で移住を検討している方には、メリットの多い制度が整っている。

人口が少なくゆったりと暮らしやすい

鳥取県は、47都道府県中最も人口が少ない県だ。お店やイベントなどで混雑しにくく、適度な賑わいで楽しむことができる。

観光地は、ゴールデンウイークや夏休みなどに観光客で混雑するものの、普段の生活はゆったりと送ることができるだろう。

都市部など人口の多い地域で疲れやストレスを感じていた方にとっては、過ごしやすい県と言える。

生活費を抑えやすい

食費や家賃などが都市部よりも低く、生活費を抑えやすいのが魅力だ。直売所では、美味しい野菜や果物、魚、肉などがリーズナブルな価格で手に入る。

日本海で獲れた海産物、丹精込めてつくられた農産物は質も高く、毎日の食事が楽しみになるだろう。

家賃も比較的安く、固定費を節約できる。空き家の利活用も促進しており、取得する住居によっては、良い物件により安く住むことができる。

豊かな自然に恵まれている

鳥取砂丘をはじめとして、鳥取には豊かな自然がある。観光地として有名な鳥取砂丘には、見渡す限りの砂丘以外にも、ラクダに乗ったり、砂丘を越えた先の日本海を見たりするなど、見どころが多い。

県の東部には、紺碧の海と岩の景色を見られる浦富海岸がある。海岸沿いの遊歩道や遊覧船から景色を眺められるのが人気のポイントだ。

ほかにも、コハクチョウが飛来する米子水鳥公園、さまざまな生命を育む大山のブナ林など、自然が豊富。

「自然に囲まれた場所で暮らしたい」「余暇に景色や自然に触れたい」という方にとって、嬉しい環境だろう。

鳥取移住で気をつけたい4つのポイント

鳥取移住で気をつけたい4つのポイント

鳥取には魅力が多い反面、気をつけたいポイントもいくつかある。ここでは、4つの注意点を詳しく解説する。

  • 車は必須アイテム
  • チェーン店や娯楽施設が少ない
  • 県外へのアクセスが不便
  • 夏と冬の寒暖差が大きい

車は必須アイテム

県内・県外への移動には、車がないと不便を感じるだろう。公共交通機関がそれほど充実していないため、車は必ず持っておきたいアイテムだ。

通勤はもちろん、日々の買い物やショッピング、レジャーなど、あらゆるシーンで車が必要になる。そのため、移住に伴って車を確保する費用が発生するだろう。

また、冬場は降雪があるので、冬タイヤやチェーンなど雪道対策も必要だ。

チェーン店や娯楽施設が少ない

鳥取県知事の「スタバはないけど、砂場はある」で有名だった鳥取に、スターバックスコーヒーがオープンしたときには話題になったほど。それまで、全国でお馴染みの“スタバ”は鳥取になかった。

全国に展開しているチェーン店でも、鳥取にはないことが多い。飲食店以外の施設もあまり充実していないため、休日の過ごし方で少々困るかもしれない。

とは言え、恵まれた自然は鳥取ならではの魅力であり、過ごし方次第で充実した暮らしを送れるだろう。

県外へのアクセスが不便

県外への移動は、鉄道、飛行機、高速バス、車が主な手段である。鉄道の場合は、姫路駅(兵庫県)か岡山駅(岡山県)まで特急に乗り、そこから新幹線に乗り換える人が多い。大阪まで約2時間30分、東京まで約5時間と、かなり時間がかかる。

飛行機は、鳥取砂丘コナン空港と米子鬼太郎空港から東京便が就航していて、約1時間20分の所要時間だ。

鳥取自動車道が開通したことで、車でのアクセスは改善されている。とは言え、鳥取市から大阪の中心部までは約2時間30分かかるため、移動には時間を要するだろう。

以前よりは便利になっているが、気軽に県外に移動できるとは言えないため、旅行やレジャーなどを楽しむときは、余裕を持って行動しよう。

参考:ようこそ鳥取県へ!|とっとり旅

夏と冬の寒暖差が大きい

鳥取は比較的温暖な気候で、暖かい季節は過ごしやすい。全国的に暑くなる日が増えているため、暑さ対策は必要だ。

地域によるが、冬は積雪が多く、気温が低くなる。夏との寒暖差が大きいため、体調や過ごし方には注意しよう。

降雪が多い地域では、日々雪かきに追われたり、雪道を通勤したりすることになるので、雪に慣れていない方は苦労するかもしれない。

雪遊びやウィンタースポーツなど雪があるからこその楽しみもあり、ポジティブに捉えることもできる。

鳥取移住で活用したい支援制度・サポート

鳥取来楽暮
出典:鳥取来楽暮

鳥取では、移住を希望する方を対象に、支援制度を提供している。主なサポートとして、5つの支援制度を紹介する。

  • オーダーメイドツアー
  • お試し住宅
  • 鳥取県内国内便エアサポート支援事業
  • 移住定住支援
  • 農林水産業支援

オーダーメイドツアー

オーダーメイドツアーとは、県外に住む方が移住を検討するために来県する際に、交通費を補助する制度である。

市町村の移住定住相談員やとっとり暮らしアドバイザーなどに相談し、相談員から推薦された場合に利用できる。

移住に向けて現地に足を運ぶことは大切なことであるため、ぜひ制度を活用してみよう。

各市町村では、暮らし体験サービスを実施している。希望に沿った体験プランを作成し、コンシェルジュやガイドが案内してくれるので、まちについて詳しく知るきっかけになるだろう。

お試し住宅

鳥取県では、移住定住を促進するために、各市町村でお試し住宅を用意している。

例えば鳥取市では、市街地をはじめとして複数の地域に体験施設を備え、30日以内で市内の暮らしを体験できる。

また、お試し移住中に利用できるオプションメニューも充実。農林業体験、味覚体験、自然体験などができるので、移住で重視するポイントに合わせてぜひ利用したい。

ほかの市町村のお試し住宅については、ポータルサイトなどで確認してみよう。

鳥取県内国内便エアサポート支援事業

鳥取への移住を検討している方を対象に、鳥取砂丘コナン空港または米子鬼太郎空港発着の飛行機料金の支援を行っている。

お試し住宅の利用や移住イベントへの参加など、いくつかの条件があるが、交通費の補助を受けられるので現地のチェックや就職活動などを進めやすい。

移住定住支援

移住定住支援として、UJIターン希望者無料職業紹介、UJIターン者住宅利活用推進事業補助金、Uターン支援登録制度などを実施している。

利用できる支援は、市町村によってさまざま。

例えば倉吉市では、空き家取得に対する「移住定住促進空き家取得事業支援助成金」や、空き家の賃貸利用に対する「移住定住促進賃貸物件事業補助金」などを提供している。

ポータルサイトでは、各市町村の支援がまとめられているので、移住を希望する市町村のページをチェックしよう。

農林水産業支援

新たに農業や漁業を始めたい方に対して、費用の支援や研修などのサポートを行っている。

鳥取市では、就農を希望する方に2年間の研修を行い、市内への就農移住を支援。研修以外にも、短期のインターンシップや農業体験にも対応している。

琴浦町では、新規就農希望者を対象にしたツアーを実施。地域おこし協力隊として、就農に向けて学べる研修制度も整えている。

鳥取移住でおすすめの自治体7選!

鳥取移住でおすすめの自治体7選!

鳥取には、移住者から人気を集める市町村が多くある。すべては紹介しきれないため、なかでもおすすめの自治体を紹介する。特徴や支援制度などをチェックしていこう。

  • 鳥取市(とっとりし)
  • 倉吉市(くらよしし)
  • 米子市(よなごし)
  • 八頭町(やずちょう)
  • 岩美町(いわみちょう)
  • 琴浦町(ことうらちょう)
  • 湯梨浜町(ゆりはまちょう)

鳥取市(とっとりし)

鳥取市(とっとりし)
出典:とっとりとつながる とっとりとコネクト

鳥取市は、ちょうど良い田舎暮らしができるコンパクトシティ。

鳥取砂丘や山、海などの自然がありながら、レジャースポットや公園、病院など、暮らしに必要な施設がしっかり揃っているのが特徴だ。

「田舎暮らしをしたいけど利便性も重視したい」という方におすすめしたい。

移住希望者に対しては、専任相談員に相談できる窓口を設置。移住支援金や住宅利活用推進事業など、暮らしに関する支援も充実している。

倉吉市(くらよしし)

倉吉市(くらよしし)
出典:そうだ!倉吉で暮らそう

倉吉市は、鳥取県のほぼ中央に位置しているまち。風情あるまち並みで暮らしつつ、周辺を囲む自然や温泉を楽しむことができる。

東洋経済新聞社の調査では、住みよさランキング2022で全国総合第4位を獲得した。

暮らしを体験したい方に向けて、最長1年間滞在できる体験住宅を提供している。移住講座や交流イベントも開催し、移住に向けた情報収集に便利だ。

空き家バンクの利用も促進しているため、自分に合った住宅を見つけられるだろう。

米子市(よなごし)

米子市(よなごし)
出典:移住(IJU)情報|米子市

米子市は、鳥取県の西部エリアに位置している。日本海に面し、ラムサール条約に登録されている中海、南東には鳥取のシンボル「大山」を望む自然豊かな地だ。

皆生温泉は、トライアスロン日本発祥の地ともいわれ、毎年大会に出場するために、数多くの人が訪れている。

鳥取大学医学部付属病院をはじめとした医療機関が充実しているのが特徴。医療を受けやすいことから、高齢者や子育て世帯の移住におすすめだ。

支援制度のひとつとして、ビジネス人材移住支援金の交付を実施している。東京圏から米子市に移住し、条件を満たす方は移住支援金を得ることができる。

八頭町(やずちょう)

八頭町(やずちょう)
出典:八頭町 移住定住センター

八頭町は、鳥取県の東南部に位置する町。鳥取市に隣接し、車で約20分で都市部にアクセスできる。鳥取砂丘コナン空港までも車で1時間以内のため、県外への移動もしやすい。

移住支援として、移住定住センターを設置している。相談窓口を設け、専門スタッフが移住に関するサポートや案内を行う施設だ。

UJIターン支援や起業支援、就農支援に加えて、子育て支援が充実している。保育料軽減、出産お祝い金、医療費軽減など、子育て世帯に嬉しい制度が豊富だ。

岩美町(いわみちょう)

岩美町(いわみちょう)
出典:いわみ暮らし|岩美町

岩美町は、鳥取県の東端に位置し、日本海に接している。スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどの施設が充実しているので、買い物に困る心配はないだろう。

浦富海岸、岩井温泉、横尾棚田など、自然に恵まれた暮らしができるのも魅力だ。

起業や就職、農業・漁業に対する支援、空き家利用への助成金などが主な支援制度である。中心部に岩美病院があり、町内で医療を受けられるのもメリットだ。

琴浦町(ことうらちょう)

琴浦町(ことうらちょう)
出典:IJU TEIJU

琴浦町は、県の中心部に位置し、農業や漁業、商工業が盛ん。大山滝や清泉など、きれいな水に恵まれ、美味しい農産物やお酒が造られている。

子育て世帯へのサポートや教育に力を入れているので、子育てのしやすい町と言えるだろう。

就職・就農支援やおためし住宅など、各種支援も充実。特に空き家ナビが評判で、琴浦町で利用できる空き家情報や物件の詳細などを詳しく調べられる。

湯梨浜町(ゆりはまちょう)

湯梨浜町(ゆりはまちょう)
出典:ゆりはま|移住定住ガイドブック(2022年度版)

湯梨浜は、鳥取県の中央に位置する町。北栄町、倉吉市、三朝町、鳥取市に接し、北は日本海に面している。平野部や丘陵地では果物栽培や稲作が盛ん。

沿岸部は港での漁業のほか、釣りや海水浴などでにぎわっている。

移住者に対しては、暮らしや住まい、子育て、仕事など、幅広い支援を用意。住まいについては、空き家バンクの整備や補助金の交付などで支援している。

仕事へのサポートは、就職、就農・起業、漁業に分けて、希望する仕事や働き方の実現を支えている。

鳥取の魅力を知って移住を考えてみよう

鳥取の魅力を知って移住を考えてみよう

鳥取県は、日本海や砂丘、山間部など、自然に恵まれた県だ。レジャーやアウトドアを楽しめる場所が多く、豊かな自然に育まれた農産物や海産物が身近にある。

人口が最も少ない県ではあるが、混雑に悩まされることがないのは魅力のひとつだ。

移住検討のための交通費補助や定住支援、農林水産業支援など、サポートが充実しているのも嬉しいポイント。

気になる自治体の特徴や制度をリサーチして、ぜひ鳥取移住を検討してみよう。

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