千葉県南房総市への移住がおすすめの理由|支援制度(補助金)や空き家バンク情報も

千葉県南房総への移住がおすすめの理由|支援制度(補助金)や空き家バンク情報も

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南房総は千葉県にあり、田舎暮らしが初めての方でも安心して暮らせる地域です。コロナ化以降「都心にアクセスしやすい便利な田舎」として人気を集めています。今回は、千葉県南房総市に移住をおすすめする理由や支援制度についてご紹介します。南房総の特徴を知りたい方や南房総への移住を計画している方はぜひ参考にしてください!

目次

千葉県南房総市の基本情報

南房総は人口34,519人、世帯数16,911世帯が暮らす緑豊かな都市です。関東地方の最南端に位置し、温暖な気候で住みやすく海や山に囲まれています。

関東百名山のひとつである「伊予ヶ岳」があり、海には市外から多くのサーファーが集まります。

また、温暖な地域ならではの花畑が美しいエリアでもあり、菜の花やポピーなど彩り豊かな花々が印象的な地域です。

参照:毎月住民基本台帳人口(令和6年度)|南房総市

千葉県南房総市への移住がおすすめな理由

南房総への移住がおすすめな理由は、主に以下のとおりです。

  • 一年中温暖で自然豊か
  • 新鮮な海鮮や野菜が食べられる
  • エリアごとにさまざまなレジャーが楽しめる
  • 都心へのアクセスが良好
  • 低価格で海沿いに住める

それぞれについて詳しく解説します。

一年中温暖で自然豊か

南房総市は1年を通じて暖かく、山や海に囲まれた自然豊かな地域です。昔話で馴染みのある里山の風景が広がり、海からの心地良い風を受けながら緑や花々が楽しめます。

日々の疲れを癒せる環境ですが都会にアクセスもできるため、「初めての田舎暮らし」にチャレンジしたい方におすすめのエリアです。

新鮮な海鮮や野菜が食べられる

特産品にはいちごやみかん、びわなどがありジューシーな果物狩りが楽しめます。海鮮も美味しく、採れたての海の幸を味わえます。

自然に恵まれた地域で新鮮な食材を毎日食べられる生活は、健康的なからだづくりに欠かせないでしょう。

エリアごとにさまざまなレジャーが楽しめる

山や海それぞれのエリアには楽しいスポットがあり、大人も子どもも楽しく過ごせます。山ではハイキングやキャンプ、里山の自然豊かな風景が楽しめます。

海には海水浴場が11ヶ所あるため、サーフィンやマリンスポーツが充実しているのが特徴です。

都心へのアクセスが良好

高速バスを利用すれば都心まで2時間ほどでアクセスができます。アクアラインの利用で神奈川方面との行き来もできるため、移住をしても安心です。

車で最寄りのバス停までアクセスし、バスを利用する「パーク&バスライド」システムを活用すれば、帰りはバス停付近に駐車しておいた車でそのまま帰宅できるため、電車などの時刻を気にしなくて済みます。

低価格で海沿いに住める

海沿いは人気があり、葉山や鎌倉エリアは物件が高いのが特徴ですが、南房総の物件価格は比較的安めで購入しやすいのがポイントです。眺めが良く日常生活も問題なく送れるエリアで、これからますます人気が高まるでしょう。

海の眺めを楽しめる一軒家やリゾートマンションなどさまざまな物件があります。

千葉県南房総市への移住を失敗しないために押さえておきたい3つのポイント

南房総の移住を失敗しないために、いくつかのポイントを押さえておきましょう。今回は、とくに重要な3つのポイントをご紹介します。

移動手段は基本的に車

電車やバスは毎日利用できますが、本数が少なく日々の移動には車が必要です。地域によっては1時間に1本しかバスがこない場合もあります。

また、本数が少ないため乗り継ぎが効率的にできない点もデメリットとなるでしょう。

娯楽スポットが少ない

自然に囲まれた地域が特徴的の南房総は、映画館、美術館、コンサートホールの施設が少ないといわれています。

大人向けの娯楽スポットが少ないため、物足りないと感じる方もいるでしょう。また、移動しやすい距離に公園がないため、広々とした遊び場へは車を使って移動が必要です。

物件探しや仕事探しに時間がかかる

南房総はアパートの物件が少ないのが特徴です。そのため、1人で移住をする方は物件探しに時間がかかるかもしれません。

また、市内には大企業がないため、仕事先を決めるのも想像以上に時間を要するでしょう。リモートワークや自営業の方であれば問題なく仕事に取り組めます。

千葉県南房総市のおすすめ移住支援制度

田舎暮らしを後押しする移住支援制度|対象者や要件をチェックしてお得に地方移住を実現しよう

南房総の移住支援サービスは、主に以下のとおりです。

  • 起業化支援制度
  • 住宅取得奨励金交付制度
  • 住宅等木質バイオマス暖房機設置費補助
  • 住宅用設備等脱炭素促進事業補助金制度
  • 生ごみ処理機等購入費補助金
  • 南房総市空き家バンク

移住を決めた方や移住を検討している方はぜひ参考にしてください。それぞれについて詳しく解説します。

起業家支援制度

市内で起業する方を対象に補助金を支給する制度です。起業から3年以内の個人や法人の方を対象に最大100万円が補助されます。

市外から移住する子育て世帯にはさらに50万円が補助されるため、移住をする際は申請しておくと良いでしょう。

住宅取得奨励金交付制度

市内で新築住宅の建設や購入、中古住宅の購入をした子育て世帯などを対象にした制度で、定住を増やし地域経済を活性化させる目的で対象者に住宅取得奨励金が交付されます。

さらに、条件を満たした住宅を取得した場合は、奨励金が加算されるのも嬉しいポイントです。

住宅等木質バイオマス暖房機等設置費補助

住宅に薪ストーブなどを設置した場合に受けられる補助制度で、条件を満たした暖房機を購入した方へ購入や設置にかかる費用の10分の8が助成されます。この制度は、二酸化炭素の排出抑制や森林資源の有効活用を目的としています。

補助金は1台80万円までと制限があるため注意しましょう。

南房総市 市では薪を活用した事業を実施しています(施設園芸・住宅等木質バイオマス暖房機等設置費等補助、木質バイオマス燃料費補助、道の駅薪ボイラー導入)。

住宅用設備等脱炭素化促進事業補助金制度

エネファームなどの家庭用燃料電池システムや窓の断熱改修、太陽光発電システムなどを導入する方を対象にした補助金制度です。家庭での地球温暖化対策の促進を目的としています。

申請の受付に期限が定められているため、検討している方は早めに申し込みましょう。

生ごみ処理機等購入費補助金

生ごみ処理機や生ごみ処理容器を購入した方を対象とした制度で、家庭から排出される生ごみの減量化や再利用を推進することを目的としています。令和6年4月1日以降に購入されたものが対象です。

市の予算がなくなり次第終了するため注意しましょう。

南房総市空き家バンク

現在、移住者希望が多い南房総市では住む家に困る相談者がたくさんおり、移住に必要な家が見つからないなどの問題があります。

「南房総市空き家バンク」は、市と協定を結んでいる「南房総市空き家バンク協議会」の宅地建物取引業会員が空き家の物件を紹介してくれる制度です。自分で探すよりも早く物件探しができるため、移住を検討している方はまず相談をしてみましょう。

移住前に利用可能なサービスも充実

南房総へ移住をする前に活用できる便利なサービスがあります。

  • オンライン移住相談「IJU Cafe」
  • 移住・二地域居住セミナー
  • トライアルステイ
  • 東京有楽町「ちば移住支援センター」

移住の相談はオンラインでも受け付けています。また、南房総への移住や2拠点生活を学ぶセミナーを開催しており、南房総の暮らしについて知ることができます。

南房総での生活を実際に体験したい方には、お試し住居の無料貸し出しサービスを実施しており、滞在プランの相談も可能です。

都内で南房総の移住について相談したい方は東京有楽町の「ちば移住支援センター」を活用しましょう。専任のコーディネーターから移住に関するアドバイスを受けられます。

千葉県南房総市の子育て支援制度

南房総独自の子育て支援サービスは、主に以下のとおりです。

  • 産後ケア事業
  • 子ども医療費助成事業
  • 学校外教育サービス利用助成事業
  • ひとり親家庭への支援

南房総に移住後、子育てを考えている方はぜひ参考にしてください。

産後ケア事業

出産後のお母さんや赤ちゃんの生活支援として産後ケア事業を行っています。

利用する7日前までに連絡をすれば、産後の体調不良に困っている方や授乳の相談をしたい方など条件に合う方であれば誰もが利用できます。宿泊型や通所型、訪問型の3種類があり、それぞれで利用料金が異なります。

家族から十分な支援が受けられない方などにおすすめです。

子ども医療費助成事業

南房総市に住んでいる中学校3年生までのお子さまを対象にした制度で、通院や入院、調剤などにかかる医療費が助成されます。助成は受給券が給付される仕組みです。

受給権には有効期限があるため注意しましょう。

学校外教育サービス利用助成事業

学校で学ぶ教育以外にかかる学習費用を市が助成してくれます。子どもたちの学力向上や子育て世帯の負担を軽減する目的として始まった、全国初の取り組みです。

小学校5年生から中学校3年までの生徒と保護者を対象としています。ピアノや学習塾などの習い事だけでなく、放課後児童クラブにも活用できるため、習い事をさせたいが経済的に難しいと考えるご家庭の大きなサポートになるでしょう。

助成の金額は学年によって異なります。

ひとり親家庭への支援

ひとり親家庭の生活の安定や自立を支援するための制度です。

  • 高等職業訓練促進費等事業
  • ひとり親家庭等医療費等助成事業
  • 児童扶養手当
  • 母子家庭自立支援教育訓練給付金事業
  • 母子・父子・寡婦福祉資金の貸付け
  • 母子・父子自立支援員兼女性相談支援員

「高等職業訓練促進費等事業」や「ひとり親家庭等医療費等助成事業」は、2024年4月にできた新しい制度です。支援制度の内容によっては、所得制限があるため注意しましょう。

千葉県南房総市が教育に力を入れている3つの独自プログラム

南房総市では、ほかの地域にはない魅力的な教育プログラムがあります。主な独自プログラムの内容は、以下の3つです。

  • 「0~15歳 保幼小中一貫教育」を実現
  • 「日本一おいしいご飯給食」を目指す米飯給食事業の推進」
  • 「南房総学」地域の歴史や文化の学びを深める

それぞれについて詳しく解説します。

「0~15歳 保幼小中一貫教育」を実現

南房総市の特徴的な教育のひとつが「0~15歳 保幼小中一貫教育」です。中学校卒業まで一貫した教育が受けられる制度で、2017年から2019年のあいだに新たに2校作られています。

制度の特徴は、保育園幼稚園から中学校まで子どもたち一人ひとりの情報が共有されることです。進学の節目に起こる環境変化が少なくサポートが細かく行われるため、子どもたちが安心して学習できる環境が整えられています。

学年の離れた生徒同士が交流する機会も多く、より思いやる気持ちが育めるでしょう。

「日本一おいしいご飯給食」を目指す米飯給食事業の推進

南房総独自の取り組みとして掲げられた「日本一おいしいご飯給食」は、2011年から開始しました。この取り組みは、学校教育の柱である学力向上に学校給食を位置づけたものです。

南房総市産のお米を主食として週5日の完全米飯給食を実施し、地元産の食材を中心に構成されており、ふるさとの味と食の大切さを学ぶ意味が込められています。

「南房総学」地域の歴史や文化の学びを深める

南房総市の教育カリキュラムのひとつに「南房総学」があります。

南房総学は、地域の学びを深める学習で、みかんの収穫やシーカヤックの体験などをするのが特徴です。とくに、クジラの解体体験は、関東で唯一の捕鯨基地があるからこそできる南房総市ならではの教育方法と言えるでしょう。

千葉県南房総市の移住おすすめエリア4選

南房総は複数のエリアに分けることができ、それぞれに特徴があります。主なおすすめエリアは、以下のとおりです。

  • 【鴨川】サーフィンの街でレジャーを楽しむ
  • 【鋸南】釣りスポットとして大人気!新鮮な海の幸が手に入る
  • 【館山】マリンスポーツも楽しめる
  • 【富津】若い移住者が急増中!子育てしやすい街

それぞれのエリアの特色などについてご紹介します。住んでみたいエリアをぜひ探してみて下さい!

【鴨川】サーフィンの街でレジャーを楽しむ

海が好きでサーフィンを楽しみたい方には、鴨川エリアへの移住がおすすめです。鴨川はサーフィンの街で知られており、週末には多くの観光客でにぎわいます。

また、鴨川シーワールドなどの観光スポットもあり、大人も子どもも休日を満喫できるでしょう。

【鋸南】釣りスポットとして大人気!新鮮な海の幸が手に入る

観光客が他のエリアに比べて落ちつくため、ゆったりとした雰囲気を楽しみたい方は鋸南
エリアがおすすめです。

釣りスポットが多数あり県外の釣り人からも人気が高く、クロダイなどさまざまな魚が見られます。

【館山】マリンスポーツも楽しめる

館山の海にはサンゴが生息しており、美しい海ではマリンスポーツ体験ができます。暖かい気候で1年中暮らしやすいのも特徴です。

「房総フラワーライン」は館山市と南房総市を結び、菜の花やポピーが咲き誇ります。

【富津】若い移住者が急増中!子育てしやすい街

富津市は高台に位置するため、東京湾を一望できたり富士山を眺められたりと景色の良さが人気のエリアです。また、子育てもしやすく待機児童ゼロを実現しています。

家賃などが無料になる制度があり、在宅フリーランスの若者を中心に移住者が急増している注目度の高いエリアです。

千葉県南房総市へ移住して便利な田舎暮らしを楽しもう

南房総は千葉県にあり、田舎暮らしが初めての方でも安心して暮らせる山や海に囲まれた自然あふれる地域です。コロナ禍以降「都心にアクセスしやすい便利な田舎」としてリモートワークの若者を中心に人気を集めています。

南房総では補助金が出る「起業家支援制度」や奨励金が交付される「住宅取得奨励金交付制度」などさまざまな制度があり、移住者や定住者を歓迎しています。

また、全国初の取り組みである「学校外教育サービス利用助成事業」に取り組み、待機児童ゼロを実現した地域もあるなど、子育て世帯の移住にもおすすめの地域です。

トライアルステイなどを活用して、南房総で新生活を始めましょう!

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