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今治市は愛媛県の北東部に位置する瀬戸内海が見渡せる街。「今治タオル」の産業地で、温かな気候と絶景のしまなみ海道が魅力的です。今回は、愛媛県今治市に移住をおすすめする理由や支援制度についてご紹介します。今治市の特徴を知りたい方や今治市への移住を計画している方はぜひ参考にしてください。
今治市は愛媛県の北東部に位置し、瀬戸内海のほぼ中央に位置している地域です。
「今治タオル」や「造船」が有名な街で、日本有数の絶景スポット「しまなみ海峡」が楽しめます。観光スポットとして人気の今治城は、戦国武将「藤堂高虎」によって築城されました。
そんな今治市は人口149,440人、世帯数76,401で構成され、年間2,000人以上もの人が移り住む人気の市。「住みたいまち」から「住んで良かったまち」へ記念講演会・シンポジウムを開催するなど、移住者を歓迎する取り組みを行っています。
参考：今治市ホームページ
今治市への移住がおすすめな理由は、主に以下の5つです。
それぞれについて詳しく解説します。
今治市といえば有名な「しまなみ海道」が楽しめる絶景地。広島県広島県尾道市まで全長約70kmの自動車専用道路が続いています。
しまなみ海道から下を覗くと、瀬戸内海とその周辺に位置する島々が織りなすコントラストが美しく、人気の観光スポットとして多くの観光客が訪れます。
また、自転車が安全に走れる整備された道が評価され、「世界7大サイクリングルート」に選定されました。現在では「サイクリングの聖地」と親しまれるようになり世界中から注目を集めています。
年間降水量 1162.5mm
平均気温17.3℃
年日照時間2,000時間
今治市は年単位で晴れる日が多く、気温も温厚なことがわかります。
降水量が少ないため晴天と海辺の景色を楽しめる日が多く、晴れやかな気持ちで過ごせるでしょう。
参考：第3章 対象事業実施区域及びその周辺の概況｜環境施設課 今治市
今治市は、子育て事業に力を入れています。「2024年度版 住みたい田舎ベストランキング」では子育て世代部門全国1位を2年連続受賞。
また、よりよいサポートのために「子育て世代包括支援センター（ばりハート）」に加えて新たに「子ども家庭総合支援拠点」や「発達支援センター」をネウボラ政策課に集約しました。
フィンランド語の「ネウボラ」とは「アドバイスの場所、相談の場所」をいいます。保健師が妊娠期から18歳までの子どもとその家庭をサポートするフィンランドの取り組みを採用し、切れ目ない支援の輪を広げています。
今治市の主な子育て制度は、以下のとおりです。
| 支援制度の名称 | 対象者 | 支援内容 |
|---|---|---|
| 子育てファミリー応援ショップ | 妊婦や小学校就学前の子どもがいる世帯 | 登録ショップを利用すると割引や特典が受けられる |
| 未熟児の医療費助成 | 医療を必要とする未熟児 | 医療費自己負担額の全部または一部を助成 |
| おむつ券 | 第2子以降（1歳未満）の子どもを養育している保護者 | 5万円の紙おむつ購入券を交付 |
| 小中学生の医療費助成 | 小学生から18歳年度末まで | 通常診療時間内に「受給者証」と「保険証」を提示すると、保険診療を窓口負担なしで受けられる |
| 子育て応援ヘルパー派遣 | 家事や育児の支援が必要な家庭 | ヘルパーを派遣し援助や相談を行う |
妊娠や出産、子育てなど不安を抱きやすい時期の幅広い支援は、子育て世帯にとって安心できるでしょう。子育て支援の内容は地域によって異なります。充実した内容の多い今治市であれば、移住しても楽しく子育てができそうですね。
今治市の魅力のひとつに瀬戸内海の新鮮な海の幸があります。しまなみ海道には漁港があるため、新鮮な魚介類を毎日水揚げしています。
おすすめは大島で楽しめる海鮮BBQで、「みちの駅 よしうみいきいき館」を利用すれば、おいしい海の幸だけでなく素敵な景色も堪能できます。今治市街でも海鮮料理店がたくさんあるため、新鮮な魚介類を思いっきり食べられます。
また、「焼豚玉子飯」は今治市のソウルフードと呼ばれており、地元民に人気の高いメニュー。ごはんの上に焼いた玉子と焼豚のタレをかけて食べるがっつり系グルメです。
「今治焼き鳥」は、お肉を串に刺ささないのがポイントで、鉄板の上で肉を焼き、蓋のような鉄板を押し付けて焼き目をつけます。
ご当地唐揚げの「せんざんき」も食べごたえがありおすすめです。骨付きのお肉を揚げて作るため、サクサクの食感と骨から染み出るうまみが楽しめます。お酒との相性も抜群の一品です。
伯方島名物「伯方の塩ソフトクリーム」はアイスの甘さと塩のしょっぱさがマッチして、子どもから大人まで大人気のスイーツです。
移住した際には、今治市でしか味わえないご当地グルメをぜひ堪能してみてください。
今治市と聞くと「今治タオル」を連想させる方も多いのではないでしょうか。今治市はタオル製造業や造船業、海運業を主軸としている地域です。
また、産業を中心として多くの求人があるのもポイントのひとつ。観光資源に富んでおり、サービス業などの求人も多いため雇用の充実さが伺えます。
今治市への移住は、いくつかの注意点があります。把握しておくことで、移住後のトラブルを防げたり移住先を決定したりするときに役立つでしょう。
それぞれについて詳しく解説します。
今治市で暮らす際は、車がないと不便を感じるかもしれません。
今治市を走る電車はJR予讃線のみです。本数が少なく終電が早いため利用する際は注意しましょう。市内では路線バスも走りますが、区間ごとに料金が異なります。
しまなみ海道は数々の島に囲まれているのが魅力のひとつ。各島に移動するには車が必須です。
今治市で暮らす人の多くは、車を1家族1台以上所有しています。商業施設などを利用する際にかかる駐車場代は無料の場所が多いため、特に負担になることはないでしょう。
今治市は、瀬戸内海に面しています。そのため、大地震発生時は津波の被害を受けるリスクがあることを把握しておきましょう。
今治市のハザードマップは、南海トラフを震源とする地震を想定し津波の浸水域が記されています。津波の被害は、沿岸部分を中心に大きくなると考えられています。
今治市へ移住する際は、ハザードマップを確認しながら場所を選ぶのも大切なポイントです。また、今治市にはため池などもあるため、大雨での洪水被害にも気をつけましょう。
今治市には、有名なエンタメ施設や大型のショッピングモールなどはありません。都心などに見られるにぎわった繁華街などもないため、物足りなさを感じる方もいるでしょう。
しかし、市内には大型商業施設が2つあり「フジグラン今治」「イオンモール今治新都市」などがあるため、買い物をするには不便を感じずに済むでしょう。
今治市では移住者を対象としたさまざまな支援事業を行っています。
それぞれについて詳しく解説します。
移住者住宅取得事業費補助金は、今治市に移住する際の住宅の新築や購入にかかる費用を補助する制度です。移住者住宅取得事業費補助金を利用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
対象となる住宅は、一戸建て住宅とマンションの建物部分に限ります。中古の住宅も対象です。
補助金額は、住宅取得費を超えない範囲で上限50万円。今治市への移住で住宅を新築したり購入したりする方にはお得な制度のため、ぜひ利用しましょう。
空き家リフォーム補助金は、空き家の購入や賃借をした際の住宅改修などにかかった費用を補助する制度です。愛媛県外から今治市へ移住をした方が対象で、費用の3分の2を補助します。
空き家リフォーム補助金を利用するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
対象となる住宅は、愛媛県今治市の空き家バンクなどを利用して購入や賃借をした一戸建て住宅です。住宅改修や家財道具の搬出、処分や清掃にかかった費用の3分の2を補助します。各補助費には上限があるため注意しましょう。
愛媛県外に住んでいる方で今治市に移住の相談をした方を対象とした取り組みです。相談した本人と同行者1名分の宿泊費（1泊2食付き）を補助してくれます。
1人につき1泊最大5,000円までと上限が決まっています。また、同一年度の補助金制度利用は6泊分が上限です。補助を利用するには相談窓口への事前相談が必要となるため注意しましょう。
今治市を訪れて実際に暮らしてみることで移住の具体的なイメージができるため、移住を検討していて一度宿泊してみたいという方におすすめの制度です。
東京23区に通勤している方や住んでいる方を対象とした移住支援金です。
転入する直前の10年間のうち、通算5年以上かつ直前に連続して1年以上、東京23区内に在住もしくは東京圏のうち条件不利地域以外の地域に在住し、東京23区内に通勤していた方が対象です。
また、求人マッチングサイト「あのこの愛媛」を利用して移住支援金対象の企業へ就業するなどいくつかの条件があります。
補助金額は世帯数で異なり、単身の場合60万円、2人以上の世帯では100万円が補助されます。18歳未満の方とともに移住する場合は、ひとりにつき100万円を加算してくれるなど嬉しい制度です。
ただし、要件などが複雑なため詳細をしっかりと確認しましょう。
今治市内で創業する方を対象に創業に必要な費用の一部を支援する制度です。創業の支援だけでなく、今治市の産業の活性化も目的としています。
「地域課題解決開業支援事業」と「高付加価値産業創出事業」に分かれており、それぞれ対象者や募集期間などが異なるため注意しましょう。
事業拠点費や施設改修費などが補助対象費となり、うち2分の1を補助金額として補助します。補助金の上限は「地域課題解決開業支援事業」で20万円「高付加価値産業創出事業」で200万円です。
また、必要書類が多い点や交付決定後に別途手続きが必要です。
今治市は、温かな気候と絶景のしまなみ海道が楽しめ、年間2,000以上もの人が移り住む人気の地です。
子育て支援制度に力を入れているだけでなく、移住者住宅取得事業費補助金など多くの移住者支援制度を設けています。
新鮮な海の幸を堪能しながらお得な移住支援金制度を利用して、今治市で新生活をスタートさせましょう！
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※応募期間：5月21日（火）23:59まで
