40代の地方・田舎移住|仕事の探し方と就労支援制度が充実した自治体おすすめ5選

40代の地方・田舎移住|仕事の探し方と就労支援制度が充実した自治体おすすめ5選

40代で地方・田舎への移住を考える上で、故郷に帰りたい、働き方を変えたいなど様々な理由があるだろう。いざ移住を考えたとき、一番に気になるのは仕事ではないだろうか。この記事では、移住における40代の仕事事情やメリット・デメリット、仕事探しの方法、支援制度が充実した自治体を詳しく紹介する。

目次

40代が移住を考える理由・目的とは

40代が移住を考える理由・目的とは

移住しようか迷っている40代の方は、どのような理由や目的で40代の方が移住しているかを知ると参考になるだろう。ここでは、40代が移住を考える理由・目的を紹介する。

故郷やなじみのある地域で生活したい

移住には、都市部から地元に戻るUターン、都市部からなじみのある地域に移住するIターン、都市部から地元に近い地域へ移住するJターンといったパターンがある。

都市部で働いていた40代のなかには、「長く暮らした地元で定住したい」、「思い出のある地域で暮らしたい」などの想いで移住するケースが多い。その他、「親の介護が必要になった」、「実家の事業を引き継ぐ」など、さまざまな理由で故郷や地元の近くに移住する場合もある。

自然に恵まれた環境で過ごしたい

都市部は何でも揃って便利なものの、自然の少なさや人混みの多さなどからストレスを抱えている人も多い。そのため、「自然に恵まれた環境で過ごしたい」、「都会の喧噪を離れたい」と考える40代も多くいる。

「育児のために自然豊かな場所に引っ越したい」、「アウトドアや趣味を楽しみたい」といった理由で、自然の多い地方への移住を考える人も多いだろう。

働き方や暮らし方を変えたい

都市部で忙しく働いていたり、暮らしにゆとりがなかったりする40代は、働き方や暮らし方を変えるために移住を検討することもある。

自然豊かな環境でのびのび暮らしたり、仕事と生活・育児を両立したりできるのは地方移住の魅力だ。社会で長年活躍してきた40代にとっては、地方のゆとりあるイメージやシンプルな暮らしにあこがれることが多いと言えるのではないだろうか。

移住する前に知っておきたい40代の仕事事情

移住する前に知っておきたい40代の仕事事情

移住における仕事事情は年代によって異なる。40代ならではの仕事事情を知っておくことは、移住に向けて心構えづくりにつながるだろう。知っておきたい40代の仕事事情を3つ解説する。

  • 地方企業でキャリアを活かすチャンスがある
  • 年齢面で雇用の間口が狭くなりやすい
  • 都市圏より雇用条件が悪くなることも

地方企業でキャリアを活かすチャンスがある

40代は、20代や30代よりもキャリアが長く、培った経験や知識、技術は地方企業にとって重宝される可能性が高い。現場で活躍できることはもちろん、マネジメント人材としてリーダーを務める機会もあるだろう。

都市圏で経験を生かすことでキャリアアップを実現し、地方創生のために尽力できることは移住先での仕事のやりがいになるはずだ。

年齢面で雇用の間口が狭くなりやすい

40代という年齢は、20代・30代と比較すると年齢面で雇用の間口が狭くなる場合がある。キャリアは強みになるものの、若手ではないことで仕事探しが難航するかもしれない。

ただ、地方においては40代でもまだまだ求められている場合も多い。キャリアを生かして起業する選択肢もあるので、年齢によるデメリットを考慮しつつ慎重に仕事選びを進めよう。

都市圏より雇用条件が悪くなることも

40代に限ったことではないが、移住によって都市圏よりも雇用条件が悪くなることもある。収入が下がったり、職種によっては労働時間が長くなったりすることもあるだろう。

ただし、雇用条件は企業によって異なる。業種や条件などを比較して、自分に合った地方の求人を見つけることが大切だ。

40代の移住による仕事におけるメリット

40代の移住による仕事におけるメリット

40代の移住による仕事のメリットは、主に3つある。メリットを理解し、仕事面で自分に移住が合っているかをあらためて考えてみよう。

  • キャリアアップを期待できる
  • 通勤時間が短くなりやすい
  • 生活や育児がしやすくなる

キャリアアップを期待できる

40代の強みは、これまで培ってきた経験やスキルだ。専門的な知識・技術やマネジメントスキルは、移住先でのキャリアアップにつながるだろう。これまで経験してきた業界であれば、そのスキルは新たなキャリアを築く助けになる。

未経験の分野でも、長年蓄積してきた経験は存分に生かすことができる。多くの部下や取引先と関わったコミュニケーション力、さまざまな状況に対応できる柔軟性は、どこでも活用できるはずだ。

通勤時間が苦にならない

都市圏では、満員電車での通勤、車通勤での渋滞など、通勤にストレスや負担を感じる場合が多い。仕事を始める前に疲れ果ててしまう。

地方移住においては、職場との距離にもよるが、車や自転車、徒歩などで快適に通勤できる。

通勤時のストレスや負担が軽減されたりすれば、仕事への活力が湧き、生活にもゆとりが生まれるだろう。

生活や育児がしやすくなる

40代で地方に移住した場合、自然豊かな環境によって生活や育児にも良い影響がある。アウトドアやスポーツが趣味の方であれば、海や森などのフィールドで存分に楽しめるだろう。

家族で移住したなら、自然の多い環境で遊んだり、さまざまな体験をしたりすることで、豊かな心や生きる力が育まれていく。また、都市圏に比べると人口が少なく、保育園や幼稚園など育児サービスを利用しやすいのもメリットである。

40代の移住による仕事におけるデメリット

40代の移住による仕事におけるデメリット

40代の移住による仕事事情には、メリットだけではなくデメリットもある。デメリットを知らないまま移住してしまうと、仕事で悩みや不安を抱える可能性が高い。ここでは、2つのデメリットを押さえていこう。

  • 職場になじむために時間と努力が必要
  • 前職よりも忙しくなることもある

職場になじむために時間と努力が必要

地方や田舎には人を受け入れる温かさをイメージすることが多いのではないだろうか。もちろん情に厚い気質を持っている傾向があるものの、職場に慣れるためには時間が必要だ。

新しい職場での人間関係や仕事などに慣れる必要があり、そのためにはキャリアは一度忘れて積極的にコミュニケーションを取る努力が求められる。わからないことがあったときは、素直に相談しよう。そうすることで人間関係が構築され、早い段階に職場に溶け込めるはずだ。

前職よりも忙しくなることもある

移住によって働き方を変えようとしたものの、移住先の仕事の方が忙しいこともある。キャリアアップで仕事が増えたり、人材不足で負担が大きかったりすれば、かえってゆとりがなくなるかもしれない。

仕事をしながらゆとりのある暮らしを実現したい場合は、残業時間や休日数、人員などを細かくチェックすることが大切だ。

40代が移住先で仕事を探す6つの手段・方法

40代が移住先で仕事を探す6つの手段・方法

40代の方が移住先で仕事を探す手段・方法は、主に6つある。

  • 転職サイト・エージェント
  • 自治体の移住支援サポート
  • 現職の地方支店・支社に異動する
  • リモートワークに移行する
  • フリーランスとして独立する
  • 地域おこし協力隊になる

それぞれの方法の特徴を押さえて、自分に合った仕事探しを行おう。

転職サイト・エージェント

移住先の企業への転職を考える際は、転職サイト・エージェントの利用がおすすめだ。転職サイトでは、地方の求人情報を検索できる。地方に特化した転職サイトもあり、地方の求人を探しやすい。

転職エージェントでは、求人情報の紹介以外にも、面接や履歴書作成など幅広いサポートを受けられる。転職サイトと同様に、地方に強い転職エージェントを利用すると仕事探しがスムーズになるだろう。

自治体の移住支援サポート

移住を促進している自治体では、移住支援サポートを活発に行っている。窓口での移住相談や就業サポートなど、移住先での暮らしや仕事探しの支援を受けることが可能だ。

各自治体では、移住者向けの求人サイトを運営していることが多い。例えば、北海道の公式移住支援金対象求人就業マッチングサイト『北海道で暮らそう 働こう』では、地域や職種で求人を探すことができる。

企業からスカウトが届くスカウト登録、移住支援金対象求人の一覧をチェックすることも可能だ。気になる地域がある場合は、自治体のサポートを活用してみよう。

現職の地方支店・支社に異動する

現在働いている会社に地方支店や支社があるなら、異動を希望すると良いだろう。慣れている仕事を地方でも続けることができ、雇用条件を維持しやすいのもメリットだ。

ただし、企業によっては異動の希望が叶わなかったり、異動までに時間がかかったりすることもある。なるべく早めに相談し、互いにメリットがある状態を整えよう。

リモートワークに移行する

新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、リモートワークを採用する企業が増えている。テレワークを推奨している企業に勤めているならば、リモートワークへの移行を希望するのも方法のひとつだ。移住先でもリモートで仕事ができ、新たに仕事を探す必要がなくなる。

職種によってはリモートワークが難しい場合には注意が必要だ。飲食業や販売業などは店頭に立つ必要があり、リモートワークをできないことが多い。

フリーランスとして独立する

企業で働くことにこだわらないなら、フリーランスとして独立するのも選択肢である。リモートワークが可能な職種でフリーランスになれば、移住先でも全国の取引先を相手に仕事ができる。

ただし、フリーランスとして仕事を得るためには、専門的なスキルや実績が必要だ。全国のフリーランスがライバルになるため、キャリアを積んでいても初めは苦労するかもしれない。移住と独立をスムーズに進めるなら、フリーランスの実績を積み重ねてからの移住も視野に入れよう。

地域おこし協力隊になる

地域おこし協力隊とは、報酬を得ながら地域に貢献する活動を行うものだ。住まいや暮らしの費用の援助を受けられることが多く、費用を抑えて仕事や生活ができるのが魅力である。

期間は1~3年となっており、長期間の移住にはあまり向いていない。とは言え、地域おこし協力隊の期間で人脈をつくることができれば、期間終了後に仕事を見つけられるだろう。

40代の移住におすすめ!就労支援が充実した自治体5選

40代の移住におすすめ!就労支援が充実した自治体5選

移住先での仕事に心配がある40代の方には、就労支援に力を入れている自治体がおすすめだ。仕事探しへのサポートや支援金の援助などを行っているため、移住に伴う仕事の不安や悩みを解決しやすい。ここでは、サポートが充実している5つの自治体を紹介する。

北海道

北海道で暮らそう はたらこう|北海道公式 移住支援金対象求人就業マッチングサイト

出典:北海道で暮らそう はたらこう|北海道公式 移住支援金対象求人就業マッチングサイト


北海道では、移住支援金対象の法人と移住希望者をつなぐマッチングサイト『北海道で暮らそう はたらこう』を運営している。移住支援金対象の要件を満たし、制度に対応した法人に就業することで支援金を得られる仕組みだ。このサイトでは、地域、職種などで求人を検索できる他、スカウト登録を行い事業者からのスカウトメールを待つこともできる。

宮城県

地域おこし協力隊|宮城県

出典:地域おこし協力隊|宮城県

宮城県では、地域おこし協力隊の募集を活発に行っている。令和3年4月1日時点で、仙台市や石巻市、気仙沼市など22市町村が地域おこし協力隊を導入している地域だ。

参加者に対しては、地域おこし協力隊アドバイザー派遣、地域づくり人材養成セミナー、研修会、起業支援研修などのサポートを実施している。

地域に関わりながら、宮城県での就業や起業を考えたい方は、地域おこし協力隊の参加を検討してみよう。

岡山県

移住就労サポートデスク|倉敷市

出典:移住就労サポートデスク|倉敷市

岡山県倉敷市では、倉敷市への移住・就職・転職を考えている方に向けて、くらしき移住就労サポートデスクを設置している。
費用は無料で、市内の求人紹介や応募書類のアドバイス、面接トレーニング、就職後のフォローなどが主なサポート内容だ。相談窓口は、東京と大阪に設置している。セミナーも実施しており、オンラインでも移住に向けた仕事の準備を進められる。

福岡県

地域おこし協力隊|福がお〜かくらし

出典:地域おこし協力隊|福がお〜かくらし

福岡県では、1年以上3年以下の任期で各自治体にて地域おこし協力隊を募集している。令和3年度の受け入れ状況は、35市町村124名。活動内容や待遇は自治体によって異なる。

一例として、A市では、A市役所内でSNSやホームページ作成などで情報発信を行い、月額175,800円の給与となっている。気になる自治体をチェックし、内容や待遇を参考に、移住を検討してみよう。

沖縄県

沖縄県の移住支援|おきなわ島ぐらし

出典:沖縄県の移住支援|おきなわ島ぐらし

沖縄県では、県内企業人材確保支援事業『りっか沖縄』を通して、U・Iターンの就職希望者に対する相談、情報共有、企業とのマッチングなどを行っている。バイオ系企業や研究機関に特化した沖縄バイオ人材マッチングも主な取り組みだ。

また、市町村独自で移住支援が行われている。石垣市では離島保育士確保総合対策事業、宮古島では保育士就労渡航費等補助金交付事業を実施し、保育士の移住をサポートしている。

他にも、空き家バンクやお試し移住住宅などを整備している市町村もあるため、気になる市町村の情報を調べることが大切だ。

40代ならではの事情を理解して移住先で仕事を見つけよう

40代ならではの事情を理解して移住先で仕事を見つけよう

40代は長年のキャリアや培ってきた知識・スキルを移住先でも生かすことができる。年齢の面で不利になることもあるが、経験のある人材を求める職場を探せば、仕事に困ることは少ないだろう。

ただ、都市圏よりも収入が下がったり、労働時間が長くなったりすることもあるため、雇用条件の確認が欠かせない。

企業勤めだけではなく、フリーランスや地域おこし協力隊などの選択肢もある。年齢特有の仕事事情を理解したうえで、移住と仕事についてしっかり考えてみよう。

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