「わかやま しごと・暮らし体験」の短期お試し移住プログラムに参加して和歌山県での暮らしを体感!

「わかやま しごと・暮らし体験」の短期お試し移住プログラムに参加して和歌山県での暮らしを体感!

和歌山県は、日本最大の半島である紀伊半島の南西側に位置し、海・山・川といった自然に囲まれた魅力的な県です。今回は、和歌山県の魅力をお伝えしつつ、和歌山県が実施している「わかやま しごと・暮らし体験」という短期のお試し移住プログラムに関する情報をご紹介します。

目次

和歌山県の魅力とは

紀伊山地の深い山々と清らかな清流。リアス式海岸と青い海。そして、満天の星空。とにかく自然が織りなす景色は絶景です。

そう話すのは、「わかやま しごと・暮らし体験」の担当者である和歌山県移住定住推進課の芝紀之さん。

高野山・熊野古道をはじめとする世界が注目する歴史文化も多く残り、自然美だけでなく、歴史や文化も日常生活の中で感じることができるのが和歌山の魅力です。

暮らしやすさに関してはどうでしょう。芝さんによると、和歌山県は大阪や東京へのアクセスが良いそうです。

大阪の南に位置する和歌山県北部は大阪への通勤圏内。関西国際空港にも近いほか、県内には南紀白浜空港もあり、意外と東京や海外へのアクセスも良好です。」そう教えてくれました。

東京や大阪で仕事をしている方が、週末だけ和歌山県で過ごす二地域生活もできそうですね。

また、気候も特に県南部は年間平均気温17.5℃で、比較的暖かく過ごしやすい特徴もあります。

和歌山県の名物やグルメ

豊かな自然や風土を活かした食文化も和歌山の魅力のひとつです。

芝さんが胸を張ってそう言うのは、和歌山県が日本の食文化に大きく貢献しているからではないでしょうか。

今や世界的に有名な和の調味料「醤油」、和食には欠かせない「鰹節」は和歌山が発祥といわれています。さらに、食に彩りを添える高野豆腐、金山寺味噌なども和歌山が発祥で食に彩りを添えています。

また、和歌山県の海は魚介の宝庫です。那智勝浦町の勝浦漁港は日本有数の「生マグロ」の水揚げ量を誇り、有田市の箕島漁港は太刀魚の漁獲高全国1位。

シラス漁も盛んで、地域ブランドとなっている「すさみケンケン鰹」のほか「クエ」「イセエビ」など、県内各地で様々な旬の魚介を楽しむことができます

和歌山といえば、「みかん」や「梅」が有名ですが、「柿」も全国で1位の生産量です。

また、「桃」や「キウイフルーツ」なども全国有数の生産量を誇るなど、温暖な気候を生かし、さまざまな種類のフルーツが栽培されています。

特に柑橘類は温州みかんはじめ、はっさく、ゆず、じゃばらなどなど多様な品種が栽培されていています。温州みかんだけでも、極早生、早生など時期によって食べられる品種、味わいが異なり、季節に応じた味を楽しむことができます。

芝さんによると、和歌山の温暖な気候はフルーツの栽培に適しており、その種類の豊富さは、全国でもトップクラスだそう。春夏秋冬問わず、いつでも地元産の新鮮なフルーツを楽しむことができるのも魅力的ですね。

地元では 『中華そば』と呼ばれる和歌山ラーメンも有名です。スープは豚骨をベースにした醤油味で、背あぶらなどを加え、独特の濃厚さとコクを持たせ香り豊かに仕上げます。

早なれ(サバの寿司)やゆで卵と一緒に食べるのが和歌山のスタイルです。

想像するだけでも美味しそうなものがたくさんある和歌山県。「わかやま しごと・暮らし体験」に参加した際には、実際に名物やグルメを食べてみるのも良いですね。

「わかやま しごと・暮らし体験」の取り組みについて

わかやま しごと・暮らし体験」は、和歌山県が2018年4月から企画する短期のお試し移住体験プログラム。

希望する地域での「しごと」を体験しながら、周辺地域の先輩移住者や地域住民の方との交流を通じて「くらし」の体験を行い、移住後の生活をイメージすることができます。体験先は180ヶ所以上。そのなかから自分の興味のある仕事を選んで参加することが可能です。

体験は1泊2日〜2泊3日の「起業・就農コース」、または最大5泊6日の就職希望者向け「就労コース」を選択でき、参加者と体験先の都合に応じて通年参加できます。

わかやま しごと・暮らし体験」に参加することによって、一般的な観光では知り得ない魅力や、地域での働き方を体感でき、自分に合った地域と出会うことができます。そのため年々参加者が増えていて、昨年度は全国各地から200名以上が体験に参加しています。

和歌山県外在住者であれば、地方移住について「漠然とした興味を持っている」「今の段階では分からないけど、将来は分からない」といった方でもご参加可能です。

「わかやま しごと・暮らし体験」に参加することのメリット

まず、一つ目のメリットとして、この体験に参加することで「和歌山県で働くイメージを掴むこと」ができます

体験先は、県内で活動している魅力的な事業者ばかり。例えば、ぶどうの栽培から醸造を行っているワイナリーでは、ワインづくりに欠かせないぶどう栽培のお手伝いを通して、フルーツ王国である和歌山で働くイメージを掴んでいただけます。

ほかにも古民家カフェや、藍染職人、クラフトビール専門店など、地域に密着した活動をしている事業者のもとでの体験が用意されています。

二つ目のメリットは、「移住後の暮らしがイメージできる」こと。宿泊先は、県内のゲストハウスや民宿です。そこで、地元の方とのコミュニケーションを通して暮らしの雰囲気を掴むことができます。

三つ目は、体験先で地元の方や他の移住希望者たちなどの「人と繋がれる」ことです。体験先で働きながら色々な人と出会い、定期的に通う仲になったり、和歌山県での理想の暮らしについてアドバイスをもらえることもあります。

また、体験にあたり宿泊費が1泊あたり3,000円〜5,000円までの補助もあり、少しお得に和歌山を訪問することが可能です。

「わかやま しごと・暮らし体験」に参加した方の感想

実際に「わかやま しごと・暮らし体験」に参加した方の感想を見てみましょう。

【earthman】に参加した方の感想

この旅を通してたくさんの学びを得られました。
earthman の真央さん、球さん、本当にありがとうございました。
普段体験できない貴重な体験をさせていただき、今後の仕事や暮らしについて改めて考える機会となりました。

体験を終えて、かつての私が想像していたよりも、楽しみながら生きていける道がたくさんあるんだなと学びました。
また、辛いことから逃げない勇気も持ちたいと思いました。
お二人の姿を見て、100%の情熱を注げるものを信じて突き進んでいくことの大切さを実感しました。
和歌山の魅力をたくさん見つけたので、また行きたいです!

【すさみ町観光案内所 FRONT110】に参加した方の感想

すさみ町に移住された方々の生の声を聞き、皆さんそれぞれにすさみ町ライフが楽しくて仕方ないという“すさみ愛”に溢れていたこと、移住された皆さんが生き生きと楽しそうに充実した生活をそれぞれが送っていて、地元住民の方のサポートもしっかりしていると感じた為、移住のイメージが高まりました。

すさみ町は中嶋さんを筆頭に、町をあげて移住者を応援してくれる体制がしっかりとあり、移住者の方それぞれの能力をフルに発揮出来ているように思います。中嶋さんには町議会選挙でお忙しい中、たくさんの観光協会員さん達にご紹介頂き、町の様子をよく知ることが出来ました。民宿かわべの女将さんなど、住民の方とも交流する機会がありまた周参見に遊びに行きたいと思います。

【日向屋】に参加した方の感想

私の知りたいことに対して真摯に応えようとしていただいているのが伝わってきました。

とてもお忙しいにも関わらず、お時間を割いていただいたことに感謝申し上げます。

日向屋さんがどのような姿勢で経営を進めていらっしゃるか、その理念実現のために様々なことに全力で取り組まれていることを随所で感じることができました。

美辞麗句を並べるのではなく、就農するにあたって覚悟しなければならないことをいくつか示唆いただき、貴重な体験となりました。

株式会社 日向屋さんには、体験内容以外の非常に多くの体験をさせて頂きました。セミナーに行っても、表面的な情報しかわからないことに対して、ここまで濃厚な情報体験は今後ないんじゃないかぐらい日向屋さんにはお世話になりました。

得られた情報、体験

  • 日向屋さんに所属する地域おこし協力隊の方がかなり同じ境遇で(同性、同い年、IT出身、独身)とても価値の高い情報を得られた。
  • 日向屋さんに関わる人たちの境遇や移住理由を教えて頂けた。
  • 農業も梅とミカンの両方をさせてもらえた。
  • 罠にかかった猪の止めを見させてもらった。
  • 鹿と猪の解体をまじかで見させてもらった。
  • 各地の商品回収補充の立ち合い。
  • 中学生の日向屋職業体験への参加。
  • 新しい商品作成の事業進展をまぢかでみられた。
  • 日向屋さんに初日の夕食で本格的な牡丹鍋を頂いた。
  • 次の日は、味光路を紹介して頂き地域おこし協力隊の方と飲めました。

今回、日向屋さんでいろいろな貴重な体験をさせていただきました。そして体験のお誘いをいただけたので、また2月ごろに個人的に日向屋さんに体験しにいかせてもらえることになりました。ありがとうございました。

【baroonworkshop】に参加した方の感想

受け入れ先の矢野さまに大変お世話になって、今回羊毛フェルト体験・宿泊して本当に良かったです。私自身、田舎暮らしや農業に興味がありますが、専業農家をやっていくつもりはないので、こちらに選んで地域の方々とどのように関わっていらっしゃるか、そして実際の生活も見ることもできたので未来が広がるきっかけとなりました。本当にありがとうございました。

『Lacomaゲストハウス』で実際に働きながら和歌山暮らしを体験!

「複住マガジン」の“真似したい6人の暮らし”で紹介されている髙柳さんは、幼いころから憧れていた田舎暮らしを実現させた一人です。

大阪市出身の髙柳さんは、移住を夢見ながらも営業職に就き働いていました。そんななか、和歌山県古座川町に移住した方と出会い、会いに行ったことで和歌山の魅力にすっかりはまってしまったそうです。

髙柳さんは実際に和歌山で暮らしてみて、その魅力をもっと多くの人に知ってもらいたいとの思いでゲストハウスの運営を始められました。

自身の経験から「短期間では田舎暮らしの魅力が伝わらない」と考え、2020年11月にオープンした髙柳さんが運営する『Lacomaゲストハウス』は、一週間以上の中長期滞在の施設にしたとのこと。

髙柳さんが運営する『Lacomaゲストハウス』では、「わかやま しごと・暮らし体験」として移住を検討している方などに働きながら和歌山暮らしを体験することができます。

仕事はゲストハウスの運営業務です。働きながら地域の方と交流したり、他の滞在者と交流したりと有意義な時間を過ごすことができます。また、運営者である髙柳さんの経験談は移住を検討している方の参考になることでしょう。

和歌山で働いてみたい方、移住前のおためしとして『Lacomaゲストハウス』でしごと暮らし体験をしてみませんか?

「わかやま しごと・暮らし体験」参加者への期待

これまで多くの参加者から『自分の仕事や暮らしを見つめ直す機会になりました』といった感想をいただいているのですが、今後も、日々の延長線上ではない、新たな気付きに出会っていただけると嬉しいです。

最終的に移住していただけたら嬉しい限りですが、まずは『和歌山で暮らす◯◯さんが好き』とか『和歌山の◯◯さんがつくった物を買いたい』とか、人と人の顔が見えるつながりが生まれればと思っています

芝さんからは、和歌山県への移住を最終目的にしつつも、まずは和歌山県を知って好きになって欲しいという想いが伝わってきました。

「移住に興味はあるけど、イメージが湧かない…」「地方で何かしてみたいけど、いきなり移住するのは不安だなぁ…」

その不安、分かります。だったら、ほんの一歩踏み出して、数日だけ試してみるのはどうでしょうか?

その土地ならではの仕事をしてみる。景色を眺めて、ごはんを食べて、先輩移住者や地域の人と交流してみる。

自分らしい働き方、暮らし方ってなんだろう・・・
そんな問いの答えを和歌山で見つけてみませんか?

わかやま しごと・暮らし体験の参加申込みは、和歌山県移住ポータルサイト「わかやまLIFE」から受け付けています。

体験先が決められない場合は、事務局と相談をしながら自分に合った体験先の提案を受けることも可能です。お気軽に下記の相談窓口からご連絡ください。

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