こどもの山村留学から家族で移住。そして、複住へ。

最新ニュースやイベント情報を配信!メルマガ会員募集中♪

目次

瀬木さん一家の移住

三重県四日市市にいた瀬木さん家族が三重県御浜町尾呂志に移住したのは、息子さんがきっかけ。自然と接する機会が多い小学校だったので、中学校生活も自然豊かな環境でという息子さんの想いがあった。四日市の祖父母と離れすぎない所でと、約一週間かけ家族で紀伊半島を一周、学校を探した。学校を決める上で、そこそこの規模の図書館があること、自然が豊かなこと、勉強と部活以外の特別な活動があることが重要だった。人とのご縁もあり尾呂志学園に出会う。建物を見て活動を聞き、すぐ気に入った。

もとは東京で教員をしていた瀬木さん。入試や模験の問題を作る仕事を今も続けている。どこにいても問題なくできる仕事だったので移住しやすかった。当初息子さんの中学校卒業後も住むかどうかは未定だったが、家族全員が尾呂志を気に入り決断。 尾呂志に来てからは、息子さんは水を得た魚のように毎日楽しく過ごした。瀬木さん自身も生活基盤が変わったことで価値観が少しずつ変化し、“人だって自然の一部だ”と頭で考えていたことを、「あぁ本当にそうなんだ」と実感する日々。時間がゆったり流れる感覚で、心が安定したのか3人ともイラつくことがほとんどなく、自然と互いに温かく接することができるという。

【Fudenoroshi】盆地で発生した霧が風に乗って峠をおりてくる”風伝おろし”
盆地で発生した霧が風に乗って峠をおりてくる”風伝おろし”

住んでみて人的な関係でもとても過ごしやすいと実感したことも、定住を決めた要素の一つ。日常的に付き合う人数も少なく、節度を持って良い距離感で親しく交流でき、付き合いやしがらみのないこれまでと変らぬ暮らしが送れている。

現在、高校生になった息子さんは、高校も自分で考え探した結果、名古屋にある瀬木さんの母校に通っている。奥さんと息子さんが近くに家を借り、互いに行き来する二つの暮らし。まさに複住スタイルを実現している。

尾呂志に住んで4年、嫌なことが思い浮かんでこないと話す瀬木さん。車があればすぐ出掛けられ、不便も感じない。水、空気、食材、環境。人的にも環境的にも、瀬木さんたちにとって生きて行く上で大切なもの、基本となるものが全部あり、余計なものはないと強く感じているという。

【segisan】左が瀬木士郎さん、右は息子さん
左が瀬木士郎さん、右は息子さん

時や自然がゆったりと流れるのを感じながら、都会では絶対にみられない空の、昼の青さや夜の星・月の美しさ。毎日そういうものが見られるということ。夜がふけ、自然の音しか聞こえない中で星をみていると、「あぁこれで今日も終わったな、また明日新しい日が来るな」と思うこと。暮らすということはこういうことだろうと瀬木さんは言う。

可能性に満ちた子どもたち

子どもたちは、大人があれこれ教えなくても、自然の中での遊びや人との関わりから多くを体験し、自ら学び、考え、他を思いやる心や現実の世界を生きる力を育む。学問も、遊びや生活など実際の体験を通すと心と頭に強く刻まれ、どんどん応用されていく。学ぶことのおもしろさを実感し、学力や問題解決能力、身体能力、豊かな心と知識、自己確立、協調性、健康的な体づくりなどへ自然に繋がっていく。尾呂志には、豊かな自然や地域の人との関わりなど、昔ながらの暮らしがあり、それは、英知と身体能力の発展を遂げてきた人間が、本来持つ育ちの能力を引き出してくれるようだ。学校はもちろん、通学路でも地域の人と話したり探検したり、冒険いっぱい、育ちのチャンスだ。

何千何万人と同じではおもしろくない! ○○式でも○○教育でもない、“子ども自身の育ち”を豊かにするチャンスが尾呂志にはあふれている。

尾呂志学園での育ち

太陽の光と木の温もりで溢れた「尾呂志学園」は、小中一貫校。教室の入り口に図書コーナーを作り、本を身近にするなど読書推進にも注力しています。生徒数が少ない町だからこそ、都会では得がたい学校生活が送れます。先生と生徒、生徒同士が一人一人向き合えることは、学力や人間力の育ちにとって強みです。施設開放や学校行事で地域の人とふれあうことも多く、互いの存在を認め合う人権尊重やあいさつ・会話など、道徳的にも豊かな育ちがあります。核家族や閉鎖的な学校環境の多い中、家族や同学年だけでなく幅広い年代の人と安心して交流できる開かれた学校生活を送れる環境は、とても貴重です。

のんびり生活、しっかり教育

テレビや雑誌で「山村留学」という言葉をちらほら見かけます。都市部の小・中学生が自然豊かな田舎町で長期間暮らす教育活動のことで、子どもと母親が空き家を借りて暮らす、子どもだけホームステイする、家族全員で転居するなど、スタイルは様々。尾呂志も山村留学におすすめです。

「都会のせかせかした暮らしから離れ、地方で少しのんびり暮らしたい。でも、子どもには質の良い教育を受けさせてあげたい」そんな思いを、ぼんやりとでもなんとなくでも持っていたら、一度尾呂志に遊びに来てみて下さい。

尾呂志への移住のご相談は御浜ローカルラボへどうぞ!

現在休所中の尾呂志保育所を改装した「御浜ローカルラボ」という施設内に、移住希望者さんの方の家や仕事、暮らしの相談を受け付けている、「御浜町移住・交流サポートデスク」があります。保育所の面影が残るどこか懐かしい空間で、ほっこりお話をお伺います。どこにするかは決まっていないけど地方の暮らしがいいなと思っているなら、話してみることでこれからの暮らしのヒントが見つかるかもしれません。施設内にはカフェもあるので、くつろぎにだけでも来てくださいね。  また、近くに移住体験型宿泊施設「ウエルカムハウス」もあり、一泊1、000円(布団なし/布団貸出しは一組1、000円)で、実際に尾呂志での生活を体験して頂くことも出来ます。

御浜町移住・交流サポートデスク

〒519-5322
三重県南牟婁郡御浜町大字上野27
ウェブサイト:http://mihama-iju.com
TEL:05979-9-1654
メール:info@kokoterrace.com
営業時間 平日9:00-17:00
*お電話やメールでもお気軽にご相談ください。

最新ニュースやイベント情報を配信!メルマガ会員募集中♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次