三重県・御浜町 「旅するように暮らしたい」-小さな町で夢を見つける(前編)

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※応募期間:4月29日(月)23:59まで

目次

夫婦で決めた地方移住

2020年7月、東京から三重県御浜町に夫婦で移住してきた西村安芸さんは、東京郊外の町で生まれ育った。イギリスの大学を卒業後、東京で就職。マーケティング・広報の経験を積んできた。旦那さんはクリエイターとして活躍している。

「仕事は面白くてやりがいはあったんですが、ワークライフバランスについて考えていました。東京圏以外、特に田舎で生活をしたことがないのは、人生経験上もったいないと思っていました」

都会ではない場所で暮らすという憧れがあった安芸さんは、早速移住フェアに参加したり、「ふるさと回帰支援センター」に通い情報を集めたりと、日本全国から移住先を探し始めた。

「譲れなかったことは、田舎暮らしと仕事のバランス。夫婦ともにそれぞれのキャリアがあったので、移住先でもそれを活かせる仕事があるかどうかが重要なポイントでした。起業しない形でそれを実現するって、地方移住においてなかなかハードルが高いですよね。ご縁があったんだと思います」と安芸さんは当時を振り返る。

開発中のサイクリングツアーのゲストと(左端が安芸さん)

「ゼロから挑戦できる」御浜町を選んだ

「熊野古道エリアを候補として下見を決めた際に、移住支援先で紹介してもらったのが御浜町。名前も聞いたことがなくて、どこ?!って感じでした。笑」

御浜町は人口減少課題に対し、ゼロから観光業をスタート。そのため、観光案内所と地域のマーケティングセンター機能を担う法人が立ち上がっていた。世界遺産「熊野古道伊勢路」が通る三重県。御浜町も同様だが、その他の観光資源は未開拓で、このゼロからの挑戦に携われる環境に惹かれた。
「冒険したい」という夫婦の想いとマッチし、移住を決めた。

移住当初はリモート×ダブルワークを両立

7月に移住してから数ヶ月間、東京と御浜町のダブルワークを続けた。「コロナ禍でリモートワークが定着していたこともあって、問題なく出来ました。たまにネットが弱くてビデオ通話が止まったことは何度か。田舎あるあるですかね。苦笑」

御浜町での仕事は、2019年に設立された「一般社団法人ツーリズムみはま」での地域ポイントカード「KiiCard」の運用、旅行商品開発や、まだ新しい法人の組織作りに携わること。町の地域経済維持をビジョンに掲げている組織で、国内外の移住者が中心の仲間と共に、日々奮闘している。

東京時代のキャリアの活かし方

前職は外資企業でマーケティング部に所属し、TwitterなどのSNS運営や、広報の担当責任者だった安芸さん。英語力も活かすことができた。では、そのキャリアを御浜町で今、どのように活かしているのだろうか?

「未経験の地方創生・観光分野なので、手探りではあります。ただ、小さい組織だからこそ何でも自分達で考えて、とにかく実行する。前職との大きな違いは、どう売るか・どう発信するかを考える前に、まず売る商品を作らなければいけません。その難しさと面白さを、日々実感しながら取り組んでいます」

毎日が新しいことの繰り返しだ。町のことは周りに教えてもらい、新しいことは本から学び、これまで経験してきた引き出しのピースとつなぎ合わせる。
「楽な仕事は面白くない。大変なことを乗り越えてこそ、成長できると思っています。未経験でも任せていただける環境に感謝しながら、頑張った分だけ形になっていくことにやりがいを感じています」
“学んで、成長したいという姿勢”が言葉の端から静かに伝わってきた。

田舎暮らしの醍醐味

「―手間を楽しむ―東京にいた頃と違うのは、お金で買えない経験ができることですかね」
“年中みかんのとれるまち”御浜町には、四季を通じて様々な柑橘類が栽培されている。安芸さんの暮らす古民家の庭にも、蜜柑の木がある。ご近所さんにもらった蜜柑でシロップ漬けや酵素ジュースを作る。もちろん、レシピも地元の人に教えてもらった。「#みかんのある暮らし をしています」と微笑む安芸さん。

“みかんと言えば冬”のイメージを覆す、9月上旬に収穫される温州みかん「極早生(ごくわせ)」御浜町の特産品だ。

「東京では外食も多かったですが、ここでは家で食事を楽しむ時間が増えました。そして海の町に住んで実感するのは、魚が安いのに新鮮で美味しいこと!」

広い庭でバーベキューを楽しんだり、木を拾ってきて焚火をしたり、ハンモックで本を読んだり。まさに、田舎暮らしを満喫している。

西村 ( 旧姓 : 辻本 ) 安芸さん。古民家の縁側で御浜焼のティータイムを楽しんでいる

海と山が暮らしに近い環境も気に入っている安芸さん。ロンドンにいた時に感じていた「緑のある暮らしの心地よさ」を今ここで、改めて感じている。

旅するように暮らす

御浜町にはガイドブックに載っているような、いわゆる観光地はない。
「だからこそ、何もないことを楽しむことができるのが御浜町の魅力」だと安芸さんは話す。逆に、御浜町を訪れる旅行者に対しては、「私たちのようにゆったりと、”暮らすように旅してほしい”。何もないことが贅沢な日常が、ここにはあります。」

私たちの日常の魅力を伝えたい、味わってほしいという想いが、現在企画中の旅行商品のコンセプト「ボクらの日常を旅する」にも繋がった。青く煌めく七里御浜や、山里を巡るサイクリングツアー。外から来たからこそ見出すことができる町の魅力を、日々仲間と共に発掘している。

※この記事は雑誌「複住スタイルVol.3」に掲載されたものを再編集したものです。記載されている内容は取材当時のもので現在とは異なる場合があります。


Web限定公開の後編記事はこちら → 三重県・御浜町 「旅するように暮らしたい」-小さな町で夢を見つける(後編)

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