私の複住スタイル 千葉県松戸市⇔新潟県南魚沼郡湯沢町【多拠点生活】

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TOYOTAハイエースで実現する、ワンランク上のアウトドア&ワーケーション

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※応募期間:4月29日(月)23:59まで

子どもと一緒に多拠点で生活。
都心と地方、ハイブリッドな環境で仕事も子育ても謳歌する

▼「株式会社Xenomedia blend」代表取締役・池辺政人さん
取材・文/嶺月香里 写真/末松正義

目次

東京も、海も山も大好き。そんな家族の新しい選択

冬は雪山でスキーやスノーボード、夏はサーフィンなどマリンスポーツを満喫し、夏休みなど学校の長い休みの時期は家族で車中泊をしながら、バンライフを楽しんでいる池辺政人さん。

「ライフワークの軸は海や山で遊ぶこと。だから多拠点で仕事をしたいと、20代半ばから考えていました。コンディションのいい波や、いい雪は、週末に必ず出会えるものではないですし、海や山の近くにいれば仕事をする前の朝イチに楽しむこともできます」

池辺さんは映像制作からライブ配信、ウェブ・紙媒体制作などを行う制作会社「ゼノメディアブレンド」を32歳で起業。「この仕事はパソコン1台あれば仕事する場所を問いません。妻の純代も結婚する前からアドレスホップな働き方に共感し、20代のころにウェブデザイン・制作のスキルを身につけました。家庭も仕事も、公私ともに支えてくれています」

一方、生まれも育ちも葛飾の池辺さんは東京の下町が大好き。長らく上野にオフィスを構えており、自宅のある千葉県松戸市から上野に通うというスタイルをとっていた。変化を起こしたのは2019年のこと。冬の3か月間は新潟の越後湯沢に移住し、残りの季節は千葉の自宅という多拠点生活を始めたのだ。「妻の純代が電車の中吊り広告で“湯沢町移住定住促進プロジェクト”を見かけ、僕に教えてくれたのです。越後湯沢のゲレンデには長年通っていて土地勘もある場所。これは! と思い、すぐウェブサイトをチェックしました」

新潟1 年目は在宅ワークだったが、2 年目からコワーキングスペースを活用。「地元とのネットワークも生まれ、仕事のチャンスも増えた」と池辺さん
いろいろな働き方をしている人たちが集まる、保育園をリノベーションした「きら星BASE」。湯沢町に移住を検討している人の相談窓口にもなっている

●湯沢町移住定住促進プロジェクト
「若者が生活の場として選択するまち」をコンセプトにした移住・定住を支援する湯沢町の取り組み。U・I・J ターン検討者の相談窓口を設置し、空き家バンクや移住体験施設、子育て支援などの情報提供を行う。雪国のリアルな生活がわかる動画も必見。
https://livelife.town.yuzawa.lg.jp/

理想は“ハイブリッド子育て”

池辺さんの現在の生活の主軸は子育て。子どものころは田舎で育て、大きくなったら都心で、というのが理想だと考えていた。さらに新潟県長岡出身の純代さんも、雪国の生活を子どもたちに体験させたいと思っていた。そして移住プロジェクトのことを知ったとき、田舎と都心の二拠点で生活する“ハイブリッド子育て”を構想する。

「田舎に行くなら千葉とまったく違う環境で育てたかったし、家族全員スキーが大好きなので、日本有数の豪雪地帯である湯沢町は希望にぴったり。でも、千葉から住所は移動したくなかったので、住所変更はせず、冬の間だけ子どもたちが新潟の公立の小学校に通えるかどうか。それが移住の条件でした」

移住の中吊り広告を見たその日の夕方に、湯沢町に問い合わせをした池辺さん。するとすぐに「池辺さんの子育ての夢を、ぜひ湯沢町で叶えてください」というメッセージが返ってきた。

「二拠点で学校に通える“区域外就学制度”という方法を教えてもらい、教育委員会への連絡もスムーズに進みました。特別なことをしなくても、いまある制度で行けることが判明。田舎と都心で“ハイブリッド子育て”をするというアイデアが先行でしたが、いざ行動してみると住居も環境もどんどん整って、その年の12月には新潟移住を実現していました」

自宅から徒歩でスキー場に通える。今年は昨年よりも雪解けが早いなど、自然を身近に感じられる。
※池辺さん提供写真

学校区域外就学制度
教育委員会との協議に基づき、住居外の市町村の学校に就学できる制度。いじめ対応、通学の利便性、部活動など学校独自の活動に対応する制度だが、一時的な移住や二地域に居住するような場合も教育上の影響などに留意しつつ、この区域外就学の手続きを活用して就学指定校と他市町村の学校との間を行き来できる。

迷ったら、まずは行動

住居は短期賃貸借契約(4か月)のリゾートマンションを選択。いざ暮らしてみると、スキーが盛んな湯沢町には昔から冬の間だけ移住する人たちが一定数いることを知る。小学校の子どもたちも冬の期間だけ転入する生徒がいることに慣れていて、すぐ打ち解けてくれた。当時、小学1年生の息子と小学3年生の娘に、転校や移住に不安がないか聞くと「とうちゃん、新しい学校の校歌がまだ歌えないけれど大丈夫かなぁ」という心配だけで、毎日スキーが滑れることに大喜び。

「実はいままでどおりに仕事ができるか、仕事面では不安がありました。アドレスホップな会社を始めますと宣言した昨年の冬は、何かあればいつでも東京に戻れます!と告知しましたが、今年はコロナの影響でオンラインミーティングなどが恒常化し、クライアントさんの意識もガラッと変わりました。いまはインフラやパソコンのスペックアップなど環境が充実しているので、湯沢を拠点にしても問題なく仕事を受注できています」
下町への愛情が強く、上野の事務所は砦として残しておきたかったという池辺さん。だがコロナ禍で、負担でしかなくなったオフィスは解約した。

「好きな働き方ができる世の中になってきた」と岩原スキー場の駐車場で車内テレワークする池辺さん。いまもトライ&エラーで暮らし方を実験中だ

「ただ、新潟でも千葉でも、在宅ワークで一日中家にいると仕事のメリハリがつかない。湯沢の山の中腹に車を止め、360度の雪山を眺めながら車中で仕事をしたり、コワーキングスペースを活用したりしています。ロケーションを変えることでクリエイティブな作業が進みやすくなるんです」

上野にオフィスがあるときは、帰宅時間が22時過ぎになることがほとんど。オフィスをアドレスホップにすることで、仕事のある日も子どもたちと過ごせる時間が大幅に増えた。純代さんも朝ひと滑りした後、スキー場のカフェで仕事するなど新潟生活を満喫している。

「新潟移住は実はトライアル。昨年にトライして、とてもよかったので今冬も移住しました。子どもたちの友だち家族から、離れている間の学校の状況や空き物件の情報を教えてもらえたので、2年目はさらに生活しやすく移住もブラッシュアップ。ユーチューブチャンネルを通して地元の人に知られ、応援してもらったり声を掛けてもらったり、住まない期間でも接点が増えています。

ほぼノープランで移住を始めましたが、迷ったらまず行動! 動き出すことで情報や助けが入り、いい方向に進みますから。一回、お試しでやってみるといいですよ」

千葉の自宅近くの河川敷でサイクリング
ミニマムで機能的な車の中の仕事場。籠れる空間で集中力もUP
夏休みや冬休みなどの長期休みを使って、家族でサーフポイントやスキー場をめぐるバンライフを楽しむ
車中泊で旅した和歌山のビーチ。日本全国が遊び場であり仕事場であり、生活の場だ

YouTube チャンネル「とうちゃんはテンネンパーマ」で、車中泊や二拠点生活、子育ての動画を配信中。https://tennenperm.fun
https://www.youtube.com/user/masatoikebe

Profile
池辺政人さん(46 歳)

  • 居住地:千葉県松戸市/新潟県南魚沼郡湯沢町
  • 二拠点居住年数:2年目
  • 二拠点居住の住居:新築の一軒家(千葉)/賃貸マンション(新潟)
  • 地域住民との交流頻度:子どもの学校やスキーで知り合った湯沢定住のファミリーや、コワーキングスペースを通じて出会った二拠点生活者やワーケーション利用者などと良好な関係。地元企業の仕事の依頼などにもつながっている
  • 二拠点居住の準備期間:思い立ってから8ヶ月

この記事は「複住スタイルVol.3」に収録されたものを再編集して掲載しています。雑誌掲載時と状況が変わっている場合がございます。

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