観光地として人気の高い古都「京都」。何度も訪れるうちに「ここで暮らしてみたい」と移住を検討する方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、京都の移住についてご紹介します。京都の特徴や見どころをはじめ、魅力的な移住支援制度、移住におすすめのエリアなどをご紹介します。
移住する前に知っておきたい京都府の基本情報
京都への移住を検討する前に、京都府の基本的な情報について知っておきましょう。
地理
京都府は、近畿地方の中央に位置しています。近畿地方のほかの府県に比べ縦に細長い地形で、北部は日本海や若狭湾など海に面しているのが特徴です。
また、内陸には京都盆地や亀岡盆地などの盆地があり、府内には一級河川が2本流れています。住む場所によって海・山・どちらの自然も楽しめるのが魅力です。
人口
2024年5月1日現在の京都府の人口は、252万7,530人です。その中で、144万185人が京都市に集中しています。
気候
京都府北部の丹後半島付近は冬には大雪が降る日本海気候、太平洋付近の地域は雨が少なく乾燥しやすい瀬戸内海気候が特徴です。
京都府の内陸部は内陸性気候といって海岸部よりも気温の変動の幅が大きく、内陸部のなかでも京都市は建築物が多く緑が少ないことから、高温で日射量が少ない独特な気候、都市気候の傾向がみられます。
産業
京都府の産業は、京都独自の野菜「京野菜」や宇治茶、お米を作る農業と、京都府の面積約7割を占める森林を活用した林業、若狭湾や丹後半島で盛んな漁業、そして京都の伝統工芸品を作る伝統産業や、ハイテク産業などで成り立っています。
京都移住をおすすめする5つのメリット
京都は移住をすることでさまざまなメリットが得られます。京都移住がおすすめな理由は、主に以下5つです。
- 日本伝統的文化や歴史に触れられる
- 交通の便がよく生活に困らない
- 都会の利便性と田舎の心地よさをあわせ持つ
- グルメ・スイーツなどの魅力的なお店が多い
- 移住促進のためのサポートが盛り上がっている
日本伝統的文化や歴史に触れられる
京都は、かつては日本の首都とされ、政治と経済の中心地でした。京都がよく「歴史都市」といわれるのはこのような理由からなのです。
紫式部の「源氏物語」や清少納言の「枕草子」など、平安時代の女性の文学が残されていたことでも知られています。
また、室町時代の姿は金閣寺や銀閣寺などの建物として現在も残っています。さらに、京都が首都であった時代に作られた通りや街、神社仏閣も数多く残されており、京都を代表する祇園祭も長い歴史がある祭事のひとつです。
京都が今でも古い歴史と風情がどこにも色濃く残っているのは、街全体で古き良き時代の京都を残す取り組みを行っているためです。
伝統的な街並みが保全された京都は、日本史や古い文化が好きな人にとって、ずっと住み続けたいと思う魅力があるでしょう。
交通の便がよく生活に困らない
首都が京都から東京に移った後も、京都の街が寂しくならないようにと人々が近代化を進め、路面電車ができたり外国技術を取り入れました。
京都府には新幹線の駅はもちろん、鉄道・地下鉄も多く、また高速道路も通っています。そのため、全国からアクセスしやすいのが特徴です。
また、京都市内や府内には路線バスも充実しているため観光地にも移動しやすく、交通関係で頭を悩ませることがありません。
都会の利便性と田舎の心地よさをあわせ持つ
京都府は京都市に代表される都会の利便性だけでなく、日本海に面した舞鶴市や伊根町、森の京都と呼ばれる京丹波町、お茶が美味しい宇治市など、のんびりとした空気が流れる田舎の良さもあわせ持っています。
京都市内からのアクセスも良いため、平日は京都市内で暮らし、週末は田舎暮らしを楽しむことも可能です。
グルメ・スイーツなどの魅力的なお店が多い
京都には名店と呼ばれるお店が多く集結しています。
たとえば、肉厚の鯖を酢でしめ、シャリに合わせた鯖寿司が有名な老舗「いづう」や、歴史ある料亭「和久傳」があります。また、インスタ映えする抹茶スイーツが人気な「伊藤久衛門」なども有名です。
上質な料理を楽しみたい、気軽に京都の名産を味わいたい、どちらの欲求も満たすお店があります。
観光客でにぎわう通りにも多くの名店がありますが、少し離れた場所にも小さくて魅力的なお店や隠れ家のようなお店なども見られ、行けば行くほど好きなお店が増えていくのも京都の魅力のひとつです。
移住促進のためのサポートが盛り上がっている
京都は移住促進のためのサポートが充実しています。京都府移住情報サイト「今日と明日(KYOTO LOCAL LIFE MAGAZINE)」は、京都移住のハウツーに関する情報を詳しく掲載しています。
また、コラムでは先輩移住者のインタビューや移住先の情報などが紹介されていて、読み応えがあるのが特徴です。
子連れで移住した方や農業を始めた方、町おこしをしている方などの参考になる情報が沢山掲載されているため、ぜひ目を通してみてください。
京都移住者への主な支援制度例
- 移住支援金
- 移住コンシェルジュ
- Uターン&Iターンナビ
京都への移住はやめとけと言われる理由
「京都への移住はやめとけ」と言われる主な理由は、以下の3つです。
- 観光地周辺は家賃や物価が高い
- 1年中観光客で混雑している
- 全国で上位に入る気温の高さ
京都は、家賃が高い傾向にあります。特に、観光地周辺は人気のエリアでもあるため、高い傾向にあるでしょう。食料や娯楽などのジャンルにおいての物価高は、東京に次ぐ2位です。
また、京都は学生や国内外の観光客でにぎわう町とされており、年間を通じて人が溢れかえっています。町の雰囲気は良いですが、観光客のうるささから京都への移住をすすめない意見も見られます。
さらに、京都は暑い地域としても知られている地域です。京都の地形は盆地のため、ほかの地域に比べて暑さを強く感じます。特に晴れた日は昼間だけでなく夜になっても蒸し暑さが続くでしょう。
暑さが苦手な方には、厳しい地形かもしれません。
エリア別にみる京都の見どころ
ここからは京都の見どころをエリア別に紹介する。
山間部
福知山市・綾部市・京丹波町・南丹市・京北・亀岡市は、豊かな森と共に発展してきた「森の京都」だ。
周辺はのんびりとした里山の風景が広がり、自然を生かした温泉やアクティビティスポットなどがある。山間部では黒大豆や松茸、栗など品質の良い食材が作られている。
沿岸部
「海の京都」と呼ばれるエリアには、「天橋立」で有名な宮津市、船の倉庫と居室が合体したユニークな建造物「舟屋」が見られる伊根町、美しい湾を見渡す京丹後市など、見どころがたくさんある。
そのほかの見どころ
観光客や修学旅行生たちで1年を通して賑わうのが京都市。京都市内は格子状に区分されているためわかりやすい。
中心部は清水寺・平安神宮・京都御所・二条城・下鴨神社・太秦など、古都京都を感じる神社仏閣や建造物が残る。
京都移住|向き不向きってある?
京都は歴史の深いエリアであり、そこに暮らす人や街自体も独特の雰囲気をまとっている。では、その京都に移住しさらには長く暮らすためにも、向き・不向きについても考えてみよう。
京都移住に向いている人
移住を検討する場合、「移住したい地域に自分が向いているかどうか」というのを知っておくことは大切だ。ここでは、京都移住に向いている人の例を紹介する。
郷に入っては郷に従えができる人
京都に限らず、地方に移住すると今までの常識が通用しないことも出てくるだろう。そんなときに、新しい土地の風習や習慣などを少しずつ取り入れる柔軟性も必要だ。
特に京都は長い歴史で培われてきた風習がある。「郷に入っては郷に従え」ができる人は、京都でも周辺に馴染んで上手く暮らしていけるだろう。
古い日本史や文化が好きな人
京都を歩いていると、自分が過去にタイムスリップしたように思えるかもしれない。
それは、今でも古い歴史と風情がどこにも色濃く残っており、また街全体で古き良き時代の京都を残す取り組みを行っているからだ。
伝統的な街並みが保全された京都は、日本史や古い文化が好きな人にはずっと住み続けたいと思う魅力があるのではないだろうか。
地域のコミュニティを大事にできる人
京都のエリアでも違ってくるが、京都に住んでいるとその地域のコミュニティができあがっているということを実感するかもしれない。
人々は義理堅く、困ったことがあれば手を差し伸べてくれる。また、古いしきたりやお祭りが多く残っている地方もあり、うまく地域に溶け込むことができれば、きっと快適に思えるだろう。
定年後・老後の余生に暮らしたいと考えている人
京都の市街地を離れてみると、山間部や沿岸部の方は、市内とは違ったゆっくりとした空気が流れている。
そんな京都の田舎で定年後、老後の余生を過ごす、「シニア移住」を叶えるのもおすすめだ。
例えば京都の北西部にある福知山(ふくちやま)市では、移住者インタビューとしてシニア移住をした夫婦の声を紹介している。
他にも、60歳を過ぎて神奈川県から京都の住宅型老人ホームに移り住んだという夫婦も。
京都の田舎で農作業をしながら過ごすことや、市内のマンションに移住するなど、移住の仕方は自由だ。
参考元:FUKUFUKU LIFE INTERVIEW!|FUKUFUKU LIFE
京都移住に向いていない人
京都移住に向いている人を紹介したが、それでは逆に向いていない人はどのような人なのだろうか。
京都ならではの慣習に馴染むのが難しい
京都に住む人は、本音と建て前を使い分けているといわれている。また、言葉は上品だが言いたいことはずばりと相手に言える性格の人が多いが、これはネガティブなことではない。
初めのうちは京都人の言い回しに慣れずに傷つくこともあるかもしれないが、少しずつ慣れていけば、物事を包み隠さずに言ってくれる京都人の魅力に気づくだろう。
暑さが苦手
先述したように、京都府はいくつかの気候で形成されている。その中で京都市は海から遠い場所にあり、周りが山に囲まれた盆地のため、夏は海からの涼しい風が入りにくく熱がこもりやすい。
また、京都市内はビルやアスファルト、コンクリートが多く熱を吸収しやすく冷めにくいため、夏は特に暑い。暑さが苦手な人は京都市内よりも田舎の方が住みやすいかもしれない。
人の多さが苦手
令和元年、京都府内を訪れた観光客の人数は約8,791万人と過去最高となった。
京都には国内外から多くの観光客が訪れ、また、修学旅行、卒業旅行などの旅行先としても人気が高い。京都は平日や休日、長期休暇に関わらず一年を通して多くの人が訪れる。
特に観光名所の多い京都市内は観光客で賑わい、路線バスも混雑する。常に人が多いところが苦手という場合は、京都への移住は難しいかもしれない。
京都への移住|後悔しないための5つのステップ
京都への移住で後悔しないためのポイントは、主に以下の5つです。
- 情報集めをして暮らしのイメージを作る
- 自治体の移住窓口に相談する
- 現地に赴き移住先を見学する
- 家探し・仕事探しをする
- 子育て環境について確認する
情報集めをして暮らしのイメージを作る
移住を決断する前に、現地へ足を運び実際に暮らしたときのイメージをすることは大切。それと同じく大事なのが「情報収集」です。
ネットで検索をすれば、京都に移住している人の体験談を見ることができます。多くの人が利用するSNSも情報収集におすすめのツールと言えます。
ただ、ネット上の情報を全て自分に当てはめる必要はありません。移住の目的は人それぞれ違うからです。
また、京都のどこに住むかによっても暮らしのイメージは変わります。情報はできるだけ正確なものを集めながら、自身の移住のイメージを描いていきましょう。
自治体の移住窓口に相談する
京都府内での移住場所を決めたら、自治体の移住相談窓口を訪れてみましょう。
京都府では、首都圏から京都府内の農村や漁村へ移住を考えている人のために、「京都移住コンシェルジュ」を配置しています。
ここでは具体的な移住相談ができるほか、移住関連のセミナーなども定期的に開催しています。
現地に赴き移住先を見学する
移住先を決めたらぜひ現地を訪れてみましょう。住む場所が決まった方や候補から絞り込めない方も、現地を訪れることで決め手となるきっかけを見つけられるかもしれません。
現地に行けば、気候や風土、周辺の施設なども自分の目で見ることができます。地域に住んでいる方と交流の機会が得られる場合もあります。
自分が思い描いていた移住先であれば、そのまま計画を実行しましょう。心に引っかかりがあれば、京都府内で違う地域を探してみるのも1つの手です。
移住先の見学は、一人または家族で行くのももちろん良いですが、先ほど紹介した移住コンシェルジュに同行をお願いすることも可能です。
例えば、移住希望先の市町村職員であれば地域のことをよく知っているため、現地を案内してもらいながら疑問などに答えてもらえるでしょう。
移住希望先を訪れる方法は、民泊やお試し移住を利用する方法もあります。現地のことをもっと知りたい、少し長めに滞在したいという方は、長期間滞在できるお試し移住があるかどうか、自治体に確認してみましょう。
家探し・仕事探しをする
京都での移住先が確定したら、次に進めておきたいのが家探しと仕事探しです。
京都府移住情報サイトの「今日と明日」では、空き家バンクの情報を随時掲載しています。
一軒家を検討している方は、空き家バンクに登録し修繕して住む方法もあります。住む地域の自治体によっては、修繕費用を補助してもらえるでしょう。
また、京都府では、UターンやIターンで就職を考えている人向けの情報提供を行っています。
京都の仕事をマッチング診断してもらえる京都府運営の求人・求職サイト「ジョブ こねっと」を利用するのもおすすめです。「ジョブ こねっと」には、京都の正社員情報が常時15,000以上掲載しており、移住支援金を活用して京都へ移住し就職したいと考えている人向けの対象求人なども紹介してもらえます。
京都で仕事をする場合、「継業」や「事業継承」に目を向けてみるのも良いでしょう。地域の生業(なりわい)を第三者が引き継ぐ「継業」は、京都のみならず全国で注目されています。
地域の産業に携わる人々の人手不足を解消し、伝統を未来につなぐ継業もチェックしてみてはいかがでしょうか。
子育て環境について確認する
家族で京都への移住を考えている場合、移住先の子育て環境について情報を収集しておくことが大切です。
京都府内の全市町村の中には、子育て世代に向けて医療費の助成や保育園料の軽減などに関する制度を整えている自治体もあります。
子連れでの移住を検討している方は、京都で行われている子育て制度についても確認しておくとよいでしょう。
京都への移住に関する主な補助金や支援制度
京都に移住する際は、補助金などの支援制度を利用しましょう。
京都では、東京や東京近郊に住んでいる方を対象とした「京都府移住支援金」制度があります。地域の活性化を図る目的として、京都府内の対象地域へUターンされる場合やIターンを希望する場合に、2人以上の世帯は100万円、単身世帯は60万円が支給されます。
また、大阪や東京、京都には、「移住相談窓口」が設置されており、オンラインや電話、メールで気軽に移住の相談ができます。予約不要のため、誰でも気軽に相談できるのが嬉しいポイントです。
【京都市内】移住におすすめしたい6つの区をピックアップ
ここでは、移住におすすめの区を京都市内から6つ紹介します。
なお、京都市内で移住先を探すのであれば、京都市移住サポートセンター「住むなら京都(みやこ)」のホームページの活用がおすすめです。
仕事や住まい、子育てに関連する情報を掲載しており、東京にも事務所があるため窓口で相談ができます。
山科区(やましなく)
出典:京都市 山科区|京都市情報館
京都市山科区(やましなく)は、JR線や地下鉄線、京阪電車が通り京都駅や大阪駅へのアクセスが良い地域です。
駅前にはショッピングに便利な複合施設があるなど、スーパーも多く買い物にも困らない便利な山科区は、周辺の山地には住宅街があり、都市部のベッドタウンでもあります。そして、自然環境にも恵まれており、琵琶湖の水資源の恩恵もあずかっています。
また、山科区内は幼稚園・こども園・大学もあり教育環境が整っているのも嬉しいポイントです。区内の小学校では、子どもが伝統芸能の能楽を体験できるイベントを開催しています。
定年退職後の山科区の人々が子どもを見守る活動が実施されており、地域全体で子育てをする雰囲気が特徴的です。
左京区(さきょうく)
出典:京都市 左京区|京都市情報館
左京区(さきょうく)は、市内のなかでも有名大学をはじめとする大学が多く、国際色も豊かで外国人留学生の姿も見られ、全体が活気にあふれた街です。下鴨神社、平安神宮、銀閣寺などがあり観光客からも人気があります。
また、足を伸ばすと比叡山があり、京都の街並みや琵琶湖が見渡せます。区の南部には3つの地下鉄・電車の路線が走り、大阪市内へは40分で行ける交通の便が良い地域です。
左京区内の市街地には自然や家族で過ごせる公園もあり、子育て中のファミリーへの支援も充実しているため、家族連れで移住するなら中心部がおすすめです。
さらに、左京区の北部は農村が広がり、野生の動物も見られます。地元では山菜が採れ、ハイキングも楽しめるなど自然豊かなエリアです。
独自の伝統行事などもあり、田舎暮らしを満喫できるでしょう。
北区北山(きたくきたやま)
出典:京都市 北区|京都市情報館
京都市北区の北山(きたやま)エリアに位置する北山駅周辺はハイセンスなお店が立ち並び、住みたい街として注目を集めています。「古都」を感じる町屋などがない代わりに、モダンな建物が並んでいるのが特徴です。
北山エリアはパン屋の激戦区で、京都だけではなく全国的に有名なパン屋もあります。そして、駅周辺にはドラッグストア、スーパーなども揃っており、日常生活に困ることはありません。
また、北山には京都のシンボル川である「賀茂川」が流れ、京都府立植物園や京都府立陶板名画の庭など注目の施設が集結しています。
北山は高級住宅街として発展してきた街のため、静かな住環境なのも特徴です。日常の買い物ができる便利さだけでなく、自然を感じながらのんびりと暮らしたいという人におすすめ。
北区のある京都市内では、京都市の活性化につながるような空き家の活用を計画している場合、改修工場などの一部を補助してもらえる制度を実施しています。
北区内で新しく事業を起こそうと考えている場合は、ぜひ問い合わせてみましょう。
西京区(にしきょうく)
出典:京都市 西京区|京都市情報館
京都市西京区(にしきょうく)は世界遺産が多く残るエリアです。です。由緒ある神社仏閣が多く残り、古い日本史や文化が好きな人におすすめです。
西京区の中の桂駅は阪急電車の特急を使えば繁華街まで10分足らずで到着します。また、観光地の嵐山へのアクセスも良いです。
駅からは商業施設行きのバスも出ており、日常のショッピングにも便利です。近くには全国展開されているチェーンのレストランもあり家族連れに人気があります。
また、塾や予備校、幼児教室などもあるため子どもの教育環境にも困らないのは嬉しいポイントです。「洛西支所子どもはぐくみ室」では、専門職種の職員が18歳までの子どもの子育てに関する相談に応じてくれます。
他にも子育て支援が充実しており、家族での京都移住におすすめの地域です。
中京区(なかぎょうく)
出典:京都市 中京区|京都市情報館
中京区(なかぎょうく)は、京都市の中心行政区です。
中京区には、御池通・烏丸通・河原町通・四条通などの有名な通りがあり、観光や遊び、買い物ができるスポットがひしめいています。また、堀川通沿いには観光客に人気の二条城があります。
通年賑わう中京区では、レンガ造り建築やレトロな街並みを見ることができ、京都市民の台所といわれる錦市場にもアクセス可能です。
中京区の御所南と呼ばれるエリアには多くのマンションが建ち並び、京都御苑の近くにある京都府立御所南小学校は、地域住民や家庭が学校運営に参画できるコミュニティがあります。
また、小中一貫教育も行われており、周辺は教育施設も多いのが特徴です。教育環境が整っているエリアをお探しの方は、中京区を検討してみてくださいね。
上京区(かみぎょうく)
出典:京都市 上京区|京都市情報館
平安時代からの歴史と伝統が残る上京区(かみぎょうく)。
国宝・重要文化財・史跡名所が多く残り、平安時代から続く歴史と伝統を感じることができます。また、北野天満宮周辺には老舗の和菓子店が並び、参拝後に訪れる人で賑わっています。
上京区内の京都府立医科大学附属病院は、世界トップレベルの医療を地域住民に提供しており、先進医療にも取り組んでいます。
買い物環境も充実しているため、移住先でも便利さや都会暮らしの良さを感じたいという方におすすめです。
京都移住は幅広い世代が心地よく過ごせるからおすすめ
移住を考える方のなかには、京都は「住む場所」のイメージがつかないといった方もいるでしょう。しかし、常に観光客で賑わう京都は、深堀していけば暮らしやすい場所だということがわかります。
移住先を検討中の方は、幅広い世代が心地よく過ごせる京都をぜひ候補に入れてみてください。