「在宅で仕事をするようになったが、集中できない…」「休んでも疲労が抜けていない気がする…」そんな方には京都でのワーケーションが解決策になるかもしれない。
この記事では、京都でのワーケーションにぴったりのホテルや旅館、コワーキングスペースなどをご紹介する。仕事への集中力を増す方法や持参すべき道具など、ワーケーション初心者にありがちなQ&Aと一緒に見ていこう。
在宅ワークがはかどらないなら京都でワーケーションを!
「在宅ワークになり、仕事に集中できないことが増えた…」という方には、日本の古都・京都でのワーケーションがおすすめだ。
京都は古き町並みや自然が随所に残る穏やかな地域。勤務時間中は集中して、余暇には心身を思いっきりリラックスさせる、とメリハリのある形で仕事を進めやすい。
自宅で悶々と働くよりも、時間を有効活用できるはずだ。
この記事では、京都でのワーケーションにおすすめの施設を3タイプに分けて紹介する。
- 安い&リーズナブルなコワーキングスペース
- 和の時間を楽しめる旅館&ホテル
- 1週間や1ヶ月の滞在も可能な宿
早速、それぞれ順番に見ていこう。なお、ワーケーションの定義や施設の選び方を詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてみてほしい。
京都のワーケーション|安い・リーズナブルなコワーキングスペース3選
「できるだけコストを抑えてワーケーションを実現したい」という願いは多くの方に共通したものだろう。
ここでは、リーズナブルな価格で利用できる京都のコワーキングスペースを紹介する。
コワーキング∞ラボ 京創舎
出典:コワーキング∞ラボ 京創舎
最初に紹介するのは、築90年の京町家を改修して誕生したワークスペース『コワーキング∞ラボ京創舎』。
四条烏丸付近の路地にあるこの店舗は、一般的なデスクフロアに加えて畳部屋も用意されている、京都ならではのコワーキングスペース。
自慢の坪庭を眺めながら、普段とは一味違った環境で仕事に集中できる。
同店は初回の年会費5,000円を支払うと、月に1回「ドロップイン(10時~17時)」の利用が無料になるコストパフォーマンスの良い店舗だ。
月に2回目以降も、1日1,000円と低価格で利用できる。
- 住所:京都市下京区高倉通高辻下る葛籠屋町519
- 電話番号:075-341-6322
- アクセス(電車):地下鉄烏丸線「四条駅」5番出口 徒歩約6分/阪急京都線「烏丸駅」東改札口15番出口 徒歩約7分/阪急京都線「京都河原町駅」中央改札口8番出口 徒歩約12分
アクセアカフェ四条烏丸店
出典:アクセアカフェ四条烏丸店
同じく四条烏丸にある『アクセアカフェ』は、会員登録不要で利用できる便利なコワーキングスペースだ。
最短15分(99円)からの短時間利用にも対応しており、気軽に入店できるのが魅力。
「3時間パック(1,056円)」や「1dayパック(9時間:1,980円)」などもあり、気に入った後にはよりお得なプランを選ぶこともできる。
無料Wi-Fiや個室、フリードリンクなどの嬉しい設備も充実。「まずは、京都のワーケーションを手軽に試してみたい」という方にもぴったりだ。
- 住所:京都府京都市下京区四条通新町東入月鉾町55 四条ISビル1F
- 電話番号:075-256-8213
- アクセス(電車):阪急京都本線「烏丸駅」26番出口より徒歩2分/京都市営烏丸線「四条駅」2番出口より徒歩4分
GROVING BASE
出典:GROVING BASE
京都市下京区の『GROVING BASE』は、1日最大1,500円で使える低価格なコワーキングスペース。
5階建てビルの3階にあり、同ビル内にはコーヒーロースタリーやシェアキッチンも用意されている。事前予約や会員登録は不要で、気軽に利用できるのも特徴だ。
少し南に歩けば本願寺があるなど、周囲には気になる観光スポットもたくさん。自分へのご褒美となる余暇を楽しみに、いつも以上に仕事が進むはず。
- 住所:京都市下京区新町通松原下ル富永町 107番地1
- 電話番号:075-585-5262
- アクセス(電車):京都市営地下鉄五条駅徒歩5分/京都市営地下鉄四条駅徒歩9分/阪急京都線烏丸駅9分
京都のワーケーション|和の時間を楽しめる旅館・ホテル3選
京都のワーケーションといえば、やはり「和」を期待する方も多いのではないだろうか?ここでは、和の時間を楽しめる旅館とホテルを見ていこう。
京町家 楽遊 堀川五条
出典:京町家 楽遊 堀川五条
京都の伝統的建築物「京町家」で、ワーケーションにおすすめしたい旅館が『京町家 楽遊 堀川五条』だ。
JR京都駅と二条城の真ん中あたりに位置するこの旅館では、自慢の日本庭園が見える本格和室に宿泊できる。
京都ゆかりのお茶やコーヒーを横に添え、伝統風景を楽しみつつ作業を進めれば、きっと仕事もはかどるはず。
旅館内には歴史の重みを感じさせる日本画が飾られているほか、意外にも無料Wi-Fiも完備。この機会に休暇も仕事もまとめて進めてみてはいかがだろうか?
- 住所:京都市下京区黒門通五条上ル柿本町590番16
- 電話番号:075-366-3211
- アクセス(電車):地下鉄五条駅から徒歩約13分/JR丹波口駅から徒歩10分/JR京都駅から徒歩25分
THE CELESTIN KYOTO GION
出典:THE CELESTIN KYOTO GION
『THE CELESTIN KYOTO GION』は「隠れ家のような旅先の書斎」をイメージした和のホテル。
和紙を通して照明の優しい光りが届く客室からは、京都・東山を一望することが可能。開けた景色を眺めつつ、集中して仕事を終わらせた後は、夜の祇園に繰り出せる。
静かに大人な夜を過ごしたいのなら、1Fの「BAR 近江栄」を利用するのも◎。目の前の休暇に向けて仕事に取り組めば、モチベーションも湧いてくるはずだ。
- 住所:京都市東山区八坂通東大路西入る小松町572
- 電話番号:075-532-3111
- アクセス(電車):JR 地下鉄 京都駅下車 シャトルバス(無料)、タクシーで約10分/阪急電車京都線 京都河原町駅 東改札1-B出口より徒歩約12分/京阪電車京阪本線 祇園四条駅 1番出口より徒歩約10分
京都グランベルホテル
出典:京都グランベルホテル
『京都グランベルホテル』は、全館高速Wi-Fi無料&コーヒー無料でワーケーションのはかどるホテルだ。
和の魅力と現代的デザインの共存を目指しており、伝統工芸のトップクリエイターが趣向を凝らした室内は一見の価値がある。
「地下なのに中庭が見える大浴場」も存在するなど、館内全体が遊び心にあふれている。
休憩がてらに館内を巡りながら仕事を進めれば、独創的なアイディアも生まれそう。インスピレーションの必要な職業の方にもぴったりだ。
- 住所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル大和町27番
- 電話番号:075-277-7330
- アクセス(電車):京阪本線「祇園四条駅」6番出口より 徒歩2分/阪急京都線「京都河原町駅」1B番出口より徒歩7分/京阪電気鉄道「三条駅」2番出口より徒歩9分/JR京都駅中央口よりタクシーで約15分
京都のワーケーション|1週間や1ヶ月の滞在も可能な宿3選
せっかく京都を訪れるのなら、思い切って長期的なワーケーションに取り組むのも◎。
ここでは、仕事に集中しやすい環境があり、1週間や1ヶ月の滞在もできる宿を紹介する。
UNKNOWN KYOTO
出典:UNKNOWN KYOTO
『UNKNOWN KYOTO』は築100年以上の元遊郭を改築した宿だ。
1階には24時間使えるコワーキングスペースがあり、1日2時間までは会議室を無料で借りることも可能。
シェアキッチンやコインランドリーも併設されていて、自分のリズムで生活を進めやすい。
ハーフマンスリープラン(13泊14日)の場合、ドミトリーであれば31,460円、個室でも64,350円に設定されているなど、1泊あたりの料金が手頃なのも嬉しいポイント。
憧れの京都でのワーケーションに、手の届きやすい形で挑戦できるだろう。
- 住所:京都府京都市下京区平居町55番地1
- 電話番号:075-203-4818
- アクセス(電車):JR京都駅徒歩 17分/阪急河原町駅徒歩14分/京阪清水五条駅徒歩 4分/地下鉄五条駅徒歩 10分
sequence KYOTO GOJO
出典:sequence KYOTO GOJO
京都の地下鉄五条駅から徒歩3分と、抜群の立地を誇るのが『sequence KYOTO GOJO』。
同ホテルでは4タイプの部屋が選択でき、ワーケーションでは「QUEEN ROOM」が特におすすめだ。
モノトーンで統一された大型デスクで作業をすれば、映画やドラマの登場人物になったような気持ちで、かっこよく仕事を進められそう。
烏丸通りに面したラウンジでは、宿泊者限定で朝食をとることもできる。サウナや浴槽施設も用意されており、仕事の合間にゆったりとひと息入れやすいのも嬉しい。
- 住所:京都府京都市下京区五条烏丸町409
- 電話番号:075-353-0031
- アクセス(電車):京都市営地下鉄烏丸線「五条」駅 2番出口より徒歩3分/京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅 6番出口より徒歩5分/阪急電鉄京都線「烏丸」駅 23番出口より徒歩7分
ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条
出典:ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条
最後にご紹介するのは、世界遺産である元離宮二条城の目と鼻の先にある宿『ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条』。
最大の特徴は、1Fにある無料Wi-Fi完備のワークスペース「CANVAS LOUNGE」。
宿泊者はコーヒーなどのサービスを無料で受けることができ、ほどよく人々の喧噪が聞こえる空間で集中して仕事と向き合える。
働き終えた後や行き詰まったときには、二条城まで散歩してみるのも良い。ほんの15分程度の休憩でも、驚くほど心身がリラックスできるはずだ。
- 住所:京都市中京区西ノ京職司町22-7
- 電話番号:075-811-1112
- アクセス(電車):JR嵯峨野線「二条」駅 徒歩約2分/京都市営地下鉄東西線「二条」駅 徒歩約2分
【初心者向け】京都のワーケーションでよくあるQ&A
訪れてみたいワーケーション施設は見つかっただろうか? 最後に、京都でのワーケーションを成功させるために、初心者によくあるQ&Aをチェックしておこう。
持参しておきたいグッズは?
一般的に、ワーケーションでは以下のようなグッズを持参しておくと良い。
【ワーケーションで持参しておきたい道具】
- ノートパソコン(もしくはタブレット)
- パソコン関連グッズ(例:USBキーボード、マウス、マウスパッド、サブモニター、ケーブル類)
- モバイルバッテリー
- 無線機器(例:無料Wi-Fi接続用の無線子機、自前で回線を利用するためのモバイルルーター)
- 耳栓、ヘッドフォン、イヤホンのいずれか
- 名刺(現地での人脈づくりも期待する場合)
- 滞在中の衣服類
- 取り回しやすい小さめのサブバッグ
- その他、自分の業務に欠かせない道具
特に小さめのサブバッグがあると、ちょっとした散策にも重宝する。
本格的な業務の合間に少し出かけて、近くのカフェでコーヒーを飲みながら連絡対応を行う、などとフットワークの軽い形で行動できるだろう。
仕事に集中するコツはある?
ワーケーションで仕事に集中するコツは、ずばり「時間をはっきりと決めておくこと」だ。
仕事と余暇の境があいまいになっては、自宅と同じようにだらだらと過ごしてしまい、ワーケーションを失敗する可能性が高くなる。
「10時~12時は仕事、12時~13時までランチ&休憩、17時には仕事を終えて残りは余暇」などと、前日に翌日の時間割を決めておこう。
特に終わりの時間を明確にしておくと、時間内に仕事を完了させようとモチベーションが上がるためおすすめだ。
活用できる補助金はある?
残念ながら2023年7月1日時点では、京都でのワーケーションをしたい方向けの補助金はない。
しかし、自治体によっては「社内のワーケーション体制を整えたい企業」に対して補助金が出ることがある。
例えば京都では、府内の中小企業が新たに社員にテレワークを推進するときに、経費の1/2~1/3を補助してもらえる制度※がある。
もし、自社のワーケーションの体制が整っていないと感じるのであれば、自分の住む自治体の制度を調べ、人事などに相談してみるのも良いだろう。
京都のワーケーションで時間を有効に活用しよう!
この記事では京都でのワーケーションについて、おすすめの施設(コワーキングスペース、旅館&ホテル、宿)とよくあるQ&Aを紹介した。
在宅業務は場所と時間の自由度が高いことが最大の魅力といっても良い。
もし、仕事に集中できないと感じているのであれば、そのまま部屋の中で悩み続けているのはもったいないかもしれない。
ぜひ、思い切って京都を訪れてワーケーションを実践してみよう。仕事と余暇の両方を満喫すれば、業務にもプライベートにも好影響が生まれるはずだ。