【俳優・樋口幸平のふるさとワーホリ体験記~石巻と縁をつなぐ旅~最終回】俳優・樋口幸平が「ふるさとワーホリ」の合間にSUP体験で遊んでみた!

【俳優・樋口幸平のふるさとワーホリ体験記~石巻と縁をつなぐ旅~第1回】俳優・樋口幸平が「ふるさとワーホリ」体験で石巻に行ってみた!

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今が旬の若手俳優・樋口さんが宮城県石巻市で「ふるさとワーキングホリデー(以下、ふるさとワーホリ)」を体験するこの企画も、いよいよ今回が最終回。

ここまで、石巻市での仕事体験を存分に味わった樋口さん。

しかし「ふるさとワーホリ」の醍醐味は、地域で働くことや滞在することだけに留まりません。

仕事の合間の余暇には、その地域ならではの文化に親しんだり、その土地ならではの自然を感じたりできるのも大きな魅力です。

最終回となる今回は、石巻市での仕事を終えた樋口さんが、目の前に広がる海でマリンアクティビティに挑戦。
普段の俳優業からはなかなか見えない、樋口さんの素顔に注目です!

目次

その地域ならではの「遊び」も、「ふるさとワーホリ」の魅力

石巻市での「ふるさとワーホリ」体験に参加した樋口さんと、「ふるさとワーホリ」の学生スタッフ、通称・ワカモノメンバーの玉井日向子さんと高橋せらさんの3人。

いしのまき MANGA lab. ヒトコマ」で地元の子どもたちと触れ合ったり、「石ノ森萬画館」ではスタッフとして館内での業務に奔走したり、「ふるさとワーホリ」参加者が泊まるゲストハウスを見学したりと、地域で働き、暮らすことができる「ふるさとワーホリ」を1日目は十二分に満喫しました。

体験2日目となるこの日は、仕事体験尽くしだった前日とは打って変わって、休みの一日です。

働くことと滞在すること以外に、休みの日にはその地域ならではの「遊び」を体感できるのが「ふるさとワーホリ」のいいところ。

今回は石巻市の「マンガの街」という側面に焦点を絞った仕事体験を行った3人ですが、石巻市はマンガやアニメ以外では漁業が盛んなことで知られています。漁業が盛んということは、眼前に綺麗な海が広がっているということ。

そこで、3人は石巻市の海を全身で感じるマリンアクティビティを楽しむことにしました!

ガイドしてくれるのは、前日に見学に行ったゲストハウス「Active Life Lab」のオーナーである宮城了大さん。

アクティビティを行うのは、ゲストハウスから車で東に10分ほど走ったところにある、蛤浜です。蛤浜は元々9世帯が住んでいた、小さな集落でした。

しかし2011年に起きた東日本大震災での津波によって甚大な被害を受け、今住んでいるのは高台にある3世帯のみ。さらに、災害危険区域に指定されてしまったことで、新しく住宅を建てることができなくなってしまいました。

このままでは、この集落がなくなってしまう、という想いから地元の人が発起人となり蛤浜再生プロジェクトが始まりました。

住宅は建てられなくても、蛤浜で人々が交流できるようにして関係人口を増やせば、持続可能な浜にしていける。

その思いで古民家カフェをつくったり、ビーチクリーン活動を行い再びマリンアクティビティを楽しめる海にしたりする活動を続けているのです。

朝一番で蛤浜に集合した樋口さんたち3人。宮城さんから蛤浜の説明を受け、早速マリンアクティビティにチャレンジします!

石巻の海で、樋口さんがSUPを初体験!

樋口さんたちがこの日挑戦するのは、SUPです。スタンド・アップ・パドルボードの略で、その名の通りサーフィンのような板に乗り、パドルを漕いで海の上を進むというアクティビティ

玉井 私は以前にも体験したことがあって、今回が4回目です。

高橋 私も2回目です。

樋口 僕だけ、初めてですね。

海を目の前にして、ワクワクする3人。

宮城さんから「全身を使うので、よく体を伸ばしておいてくださいね」とアドバイスを受け、念入りに準備体操を行います。その後、パドルの使い方や板の持ち方などの説明を受けた後、海に入ります。

蛤浜には防波堤があり、波打ち際から防波堤までは足が着く程度の深さですが、防波堤の先からは一気に深くなります。まずは3人ともSUPに慣れるまでは、防波堤の手前で練習です。

最初は板の上に立たず、膝をついた状態でパドルを漕ぐ練習からスタート。玉井さんは4回目だけあって、最初からスイスイとうまく進みます。

今回が2回目の高橋さんは最初は恐る恐るといった感じで苦戦していましたが、やがて慣れてうまく前に進むように。

そして樋口さんはサッカーで鍛えた運動能力もあって、初めてとは思えないほどすぐに慣れた様子で、あっという間にスピードを上げて進めるようになりました。

そんな3人に宮城さんが声をかけました。

宮城 では、海に落ちた時に備えて、板に上がる練習をしましょう。

この時点での気温は36.8度。20分近くパドルを漕いで体が火照っていたのか、3人は待ってましたとばかりに海にドボン!樋口さんは思わず叫びます。

樋口 あー、最高!めっちゃ気持ちいい!

SUPに慣れた3人は防波堤の先まで進み、今度は板に立って漕ぐ練習を始めます。

宮城 膝の屈伸運動を利用して、板を踏み込んでパドルを漕いでください。目線を落とすとバランスを崩しやすいので、目線は必ず上げて!

宮城さんの指導の下、無事立ち漕ぎもマスターした3人。そんな3人に、宮城さんが約1km先にあるビーチまで行ってみようと提案。そのビーチは車では進入できないところにあるため人がほぼおらず、プライベートビーチのような状態だというのです。

3人とも「行ってみたい」と快諾し、いざプライベートビーチに向かって出発しました。

約40分後、プライベートビーチから戻って来た4人。すぐには陸に上がらず、宮城さんは板にサーフィンのように横乗りになってパドルを漕ぐ方法や、急転回してターンする方法を教えています。

樋口さんは積極的に新しい技にチャレンジ。何度も海に落ちては再び挑戦し、できるようになるまで繰り返していました。

そしてSUP体験を終えた3人。陸に上がってきた後、感想を聞きました。

樋口 向こうのプライベートビーチがめっちゃくちゃ綺麗だった!

樋口さんは興奮した様子です。

玉井 これまでのSUP体験の中で、一番楽しかった!

高橋 足が途中でつりそうになったけど(笑)。

玉井 プライベートビーチでバーベキューとかキャンプファイヤーをやれば、絶対楽しいと思う!

玉井さん、高橋さんもハイテンション。3人とも、充実した「ふるさとワーホリ」の余暇を過ごせたようでした。

「これで石巻市とも縁ができた!」

SUP体験を終えたところで、石巻市での「ふるさとワーホリ」体験は終了。樋口さんたち3人はJR石巻駅まで戻り、そこで解散となりました。

最後に、3人に今回の「ふるさとワーホリ」体験の感想を聞きました。まずは、今回「ふるさとワーホリ」を初めて体験した高橋さんから。

高橋 働くことだけじゃなくて、自然の中で遊ぶこともできて、さらには震災について学ぶこともできて、私にとって石巻市での「ふるさとワーホリ」は一石三鳥だと思いました。また、夏の暑い時期ではあったんですが、石巻市の気候は国内ではまだ比較的過ごしやすい方なのかなと感じました。だから、もし北海道や東北在住で「ふるさとワーホリ」への参加を考えていて、「でも西の方に行くと暑いしな」と二の足を踏んでいる方がいらっしゃるようでしたら、石巻市はおすすめできると思います。

続いては、今回が3回目の「ふるさとワーホリ」参加になる玉井さんです。

玉井 震災の傷跡がまだ街のあちこちに残っていて、今まで行った徳島や高知と比べると雰囲気が少し違いました。「ふるさとワーホリ」で来るのもいいんですが、震災のことをきちんと学びに来たいとも思いましたし、色々な人にも見てもらいたいと思いました。また街を見るだけじゃなくて、ゲストハウスの宮城さんのように、今実際に石巻で活躍している人と触れ合うことができたのもよかったです。樋口さんも「また来たい」と言ってくれたので、楽しんでもらえたと思います!

最後に、樋口さんに「ふるさとワーホリ」体験について振り返ってもらいました。

樋口 東京に住んでいるので、都会で遊ぶことが多くそれはそれで楽しいけれど、まだまだ楽しみ方があるんだというのを今回の「ふるさとワーホリ」を通じて知ることができました。今回のように、自然の中で、思いっきりみんなで遊ぶのもすごくいいなと思いました。

樋口さんにとって、これまでになかった新しい経験だったようです。

樋口 「ふるさとワーホリ」は、友達にも勧めて行きたいですね。まずは、プライべートの旅行で絶対また石巻に来ようと思っています。パンフレットももらってきたので、今回いけなかった場所も色々訪れてみたいですね。

すっかり石巻市に魅了されたようです。

樋口 これで石巻市とも縁ができた!

最後に「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」で演じた主人公・桃井タロウ(ドンモモタロウ)の決め台詞を披露してくれた樋口さん。

「ふるさとワーホリ」での思い出を胸に、東京への帰路に就きました。

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