日本にまだこんな場所があったなんて――福島県檜枝岐村で自然に囲まれワーケーション

日本にまだこんな場所があったなんて――福島県檜枝岐村で自然に囲まれワーケーション

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テレワークなどを活用して、職場や自宅とは異なる場所で仕事と休暇を両立する「ワーケーション」。せっかく行くなら日常の喧騒から離れて、自然の中でリフレッシュしながら、のんびりと働きたいですよね。

そんな時におすすめなのが、福島県会津エリアの南西の端にある檜枝岐村です。深い山々に囲まれた自然いっぱいのこの村で過ごすワーケーションの魅力をお伝えします!

目次

山好きにはたまらない!仕事の合間にトレッキングを満喫

ミニ尾瀬公園の桜

2024年4月時点での村の人口は約500人と、東北で一番人口の少ない市町村であり、さらには日本一人口密度が低いとも言われる檜枝岐村。

福島県の会津エリアの最果てに位置する山々に囲まれた谷あいの小さな村ですが、標高1,000m近い高冷地のため、夏には避暑、冬にはパウダースノーが楽しめるスキー場や湯煙が旅情を誘う温泉を求めて、観光客が集まります。

そんな檜枝岐村の一番の特徴は、福島・群馬・新潟・栃木の4県にまたがって広がる尾瀬国立公園の福島県側の玄関口であることです。

村内も大部分が尾瀬国立公園に指定されているので、周囲に自然があふれているのも納得の環境です。

尾瀬国立公園と言えば、本州最大の高層湿原である尾瀬ヶ原。湿原を守るために設置されている木道は、もはや尾瀬の風景の一部と言っても過言ではありません。

檜枝岐村でのワーケーションでは仕事の合間に、木道を辿りながら尾瀬の自然の中をトレッキングできるという贅沢な体験が叶っちゃうんです。

さらに注目したいのは、尾瀬の湿原を囲むようにそびえる山々。檜枝岐村を拠点にすれば、仕事の合間に山登りを楽しむこともできちゃいます。

おすすめの山は、以下の4座。

山の名前おすすめポイント
会津駒ヶ岳(標高2,133m)なだらかな稜線に形成された山地湿原が美しい
燧ヶ岳(ひうちがたけ)標高2,356mと東北以北の最高峰で頂上からは関東や新潟までも見渡せる圧巻の景色が自慢
至仏山(標高2,228m)高山植物の宝庫として知られ山頂からは眼下に尾瀬ヶ原、遠くに燧ヶ岳や会津駒ケ岳を望む
平ヶ岳(標高2,140m)平らでなだらかな山頂部にお花畑が広がる

これらは全て「日本百名山」に選ばれています。

さらに「日本百名山」にこそ選ばれていないものの、オサバ草生息地として注目を集める「帝釈山」(標高2,060m)、頂上から望む360度の大パノラマが美しい「台倉高山」(標高2,067m)の2座にも多くの登山客が集まります。

檜枝岐村はこれら計6座への登山の拠点にぴったりで、山好きにはたまらない立地の村なんです。

清らかな川で渓流釣り!ここならではのアクティビティを楽しもう

檜枝岐村

檜枝岐村の魅力は、他にも。その1つがアクティビティです。

7~8月の平均気温は約20度と涼しく、逆に冬は2mを超える積雪が観測される豪雪地帯なのに平均気温はマイナス6度とそこまで寒くもないため、グリーンシーズンは清流での渓流釣りが楽しめ、スノーシーズンはふわっふわのパウダースノーをスキーやスノーボードで体感できるんです。

檜枝岐村

今の季節でチャレンジしたいのは、やっぱり渓流釣り。

檜枝岐村には実川と舟岐川、そしてその2つの川が合流した檜枝岐川(伊南川)などが流れていて、いずれも尾瀬の雪解け水を源流とし、その源流にも近いため、流れる水が清冽。

そんな綺麗な水が流れる川が村内に豊富ということもあり、実は檜枝岐村には山好きだけではなく釣り好きも集まり、イワナやヤマメの渓流釣りを楽しんでいます。

渓流釣りの楽しみの1つは、大自然に溶け込みながら川を遡上し、釣果を求めていくところ。檜枝岐村には実は多彩なフィッシングシーンがあり、流域も広くルアー・フライ・テンカラと使い分けることができ、一日では遊び尽くせない程です。

そのため、ワーケーションとの相性も抜群。朝起きたらまず釣りに出かけ、その後戻って仕事、なんて生活を送れます。

「渓流釣りの経験がないので、少し不安……」という人のために、釣堀も用意。まずは釣堀で釣りの感覚を楽しみ、慣れたら渓流釣りに出かけることも可能です。

ビギナーや子どもにも優しいので、家族でワーケーションを過ごすのにももってこい。釣ったイワナは塩焼きにしていただきましょう。

山登りや渓流釣りの後は、温泉でほっこり。宿では地元の料理もいただけます

山登りやトレッキング、あるいは渓流釣りなどのアクティビティで汗をかいた後は、お風呂に入りたいですよね。何と檜枝岐村には、絶好の日帰り温泉施設が3つも。

1つ目が道の駅尾瀬・檜枝岐の敷地内にある「森の温泉館 アルザ尾瀬の郷」、2つ目が檜枝岐村役場そばに立つ「駒の湯」、そして最後が実川と舟岐川の合流地点近くに位置する「燧の湯」です。

いずれも湯量豊かで、さらに村の中心部を走る国道352号沿いか近くにあるのでアクセスも便利。

中でも「燧の湯」は、他の2つの泉質がアルカリ性単純泉なのに対し、ここだけ単純硫黄泉と特徴的。豊富な湯量を源泉掛け流しで楽しめるとあって、観光客のみならず村の人々も利用し、にぎわいます。露天風呂があり、四季折々の檜枝岐村の表情をほっこりと湯浴みしながら楽しめるのも魅力です。

檜枝岐村にはリゾートホテルや歓楽街なんてものはありません。その代わりに夜は旅館や民宿で、都会の夜とは一味違う静かな時間を過ごすことができます。

そして実は、そんな地元の宿だからこそ体験できる楽しみがあるんです。

檜枝岐村
郷土料理「裁ちそば」

それは、檜枝岐村で昔から食べられてきた「山人(やもーど)料理」。

檜枝岐村はその自然環境を生かしてかつて林業が盛んでしたが、山で働く男たち(山人)は一度山に入ると数日山から下りてこないため、そば粉や酒、味噌や塩を持って山に入り、山で採れる食材と合わせて料理にして食べていました。

その山人たちが食べていた料理を現代に蘇らせたのが「山人料理」で、村内の旅館や民宿で振る舞われています。

そして、その「山人料理」に欠かせないのが、そばです。檜枝岐村では地形・気候などの理由で米や小麦の栽培ができなかったため、昔からそばをよく食べていました。

しかし米や小麦がないためつなぎもなく、そこで出来上がったのがそば粉100%で打った「裁ちそば」。

つなぎがないためそば粉を練って延ばしても折りたためないので、2mm程度に延ばしたそば粉を重ねて裁つのですが、その様子が布を裁ち切る姿に似ていることから、「裁ちそば」と呼ばれるようになったと伝えられています。

この「裁ちそば」も檜枝岐村の名物で、そば粉100%ならではの香り高さや喉越しは、一度味わったら癖になってしまいそう。

旅館・民宿だけではなく村内の飲食店でもいただけるので、檜枝岐村を訪れたならぜひ味わってみて!

2024年3月に、待望のワーケーション施設がオープン!

まさに日本の原風景とも言える檜枝岐村。都会から初めて訪れると、「日本にまだこんな場所があったんだ」と思わずにはいられないような小さな村です。

でもだからこそ、都会の喧騒から離れてワーケーションを過ごすにはぴったりだと言えるのです。人混みも渋滞もなく、自然の中でのどかに過ごす時間は、仕事への集中力にも大きく影響しそう。

そんな檜枝岐村に2024年3月に、待望のワーケーション施設がオープンしました。その名も「つれづれラボ-25」。

日帰り温泉施設だった遊休施設をリノベーションして完成した施設で、2階にワーケーション専用の個室を2つ用意。Wi-Fiも完備しているので、テレワークも捗ります。

目の前には檜枝岐川が流れ、ロケーションも抜群。より過ごしやすくなった檜枝岐村に、ワーケーションで訪れてみませんか?

檜枝岐村

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