いばらき県央地域:街エリア&海側エリアのキーパーソン紹介

いばらき県央地域の「ふるさとワーキングホリデー」

*本記事は、総務省が推進する「ふるさとワーキングホリデー」を活用し、いばらき県央地域での2週間の生活体験に参加した大学生達に地域のキーパーソンについて執筆していただきました。

目次

地域キーパーソン①│水戸市 川﨑さん

いばらき県央地域の中心に位置する県庁所在地「水戸市」。
その水戸市で未来の世代に繋げる地域創生を行う川﨑さんに貴重なお話を伺いました。

川﨑さんは2003年に全国最年少議員として水戸市議に当選。また、20~30年前にマーケティング都市として最先端を走っていた水戸市の活気を取り戻し、そのころの様子を知らない子どもたちや若者に活気溢れる水戸市の記憶を残すべく、現在も幅広い地域活動に取り組まれています。
主な活動としては、「水戸ど真ん中再生プロジェクト」事務局長、学校法人グロービス経営大学院茨城水戸特設キャンパス責任者、Bリーグ茨城ロボッツ取締役などなど…活動は本当に多岐に渡ります。

その川﨑さんが、地域創生に取り組むうえで大切にされている3つのポイントを伺いました。
まず1つ目は「まちを一つにまとめるための、分かりやすいアイコンやヒーローを作ること」
水戸市の場合はスポーツチーム「茨城ロボッツ」にあたります。そのアイコンやヒーローの存在は、茨城県民はもちろん、地元を離れた方たちさえも、地元茨城への誇りを持つきっかけ作りをされています。
2つ目は「リーダーを育てること」
“創造も変革も学びがなければ起こらない“という視点から、家と学校・職場の行き来がメインとなる学生や社会人に、グロービスのような学びの場と刺激を与える機会提供をされています。
3つ目は「出会いの場を作ること」
場所やキッカケがなければ人は集まりません。地域では人との繋がりを生むことが重要だとの想いから、広場やコワーキングスペース・茨城ロボッツが市街地のデパート跡地に作った芝生広場・カフェ・アリーナからなるM-SPO・水戸市自慢の景観を誇る千波湖を眺められるゲストハウスときわ邸M-GARDENなど、地域の人達が出会える空間や機会を提供されています。

川﨑さんが取締役を務めるバスケットボールチーム「茨城ロボッツ」は、アダストリアみとアリーナをはじめ、各地で試合を行っています。
ロボッツの試合はとても熱く、サポーターの一体感が感じられる心動かされる時間でした!
皆様もぜひ足を運んでみてください!

地域キーパーソン②│東海村 切敷さん・葛西さん

東海村で子育て支援のための事業を行う、ラフェット・デラーブルの切敷さんと葛西さん。 普段、切敷さんはフォトスタジオ、葛西さんはピアノの先生をやりながら、仕事や子育てで忙しいパパママを癒すための地域イベントを企画運営しています。

ラフェット・デラーブルの事業は大きく分けて二つ。 一つ目は、親子で楽しめるイベント「ラフェット・デラーブル」の企画・運営です。イベントでは子供向けのワークショップに加え、市内外の人気店舗が立ち並び、クラフト雑貨やアルコールなど、子どもだけでなくパパママがリフレッシュすることを重要視したイベントが開かれています。 二つ目は、コミュニティスペース「Lien:リアン」の運営です。リアンでは、親子もしくはパパママだけで楽しめる講座やワークショップ・イベントを開催したり、レンタルスペースとして貸し出したり、子育て世代はもちろん地域の人との「繋がり」を作る場所を提供されています。

利益追求を1番の目的とせず、行政とも深く連携しながら、地域のために事業運営されているお二人。イベントの来場者だけではなく、出店者も楽しめるようにと細やかな工夫がなされている配慮にはとても驚きましたが、だからこそイベントには全国の人気店から出店希望のお申し出があるそうです。 お二人の企画するイベントは常に温かみがあり、地域の皆様にとても愛されています。 イベントは定期的に開催されており、誰でも参加することができますので。ラフェット・デラーブルのWEBサイトやSNSをぜひチェックしてみてください!

本記事の執筆者

地域キーパーソン③│那珂市 神林さん・馬場さん

那珂市にあるカフェ『旬菜CAFEふ輪り』を営まれている、神林さんと馬場さん。 『旬菜CAFEふ輪り』では、旬の野菜をふんだんに使った月替りワンプレートのランチを食べることができます。なんと、使用している野菜の9割が那珂市産。「茨城県にはたくさんの野菜があるからせっかくなら地元の野菜を使いたい」「農家さんから教えてもらった珍しい野菜を使ってお客様に喜んでもらいたい」という思いから、地元野菜にこだわっているそうです。

メニュー内容の検討には多くの時間をかけ、2人でお店をやり繰りするのは大変だけれど、どれだけ忙しくてもやっつけではやらない。丁寧な仕事でお客様に喜んでもらいたい、とお話しして下さるお二人からは、料理と地域への愛情を深く感じました。

元々は茨城県出身ではなく、那珂市に移住されてお店を開業されたお二人。移住当時や開業時は不安もあったけれど、役所の方や団体のサポートがあり困ることなく地域に馴染めたそうです。
そんなお二人が感じる那珂市の魅力は、「人が優しくて、温かい方ばかり」ということでした。野菜をプレゼントし合ったり、同業者でも仲良く情報交換をしあったり、人の温かみを感じながら生活できるのは都会にはない魅力だと感じました。

3月のワンプレートは、炊き込みご飯・お野菜の天ぷら・鶏団子のスープだそうです。 素敵な二人と、地域の食材を味わえるランチを食べに、ぜひお店に訪れてみてください!

本記事の執筆者

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