*本記事は、総務省が推進する「ふるさとワーキングホリデー」を活用し、いばらき県央地域での2週間の生活体験に参加した大学生達に地域のキーパーソンについて執筆していただきました。
地域キーパーソン①│大洗町 萬里小路さん
大洗町の地域おこし協力隊をされている萬里小路 忠昭さんに、地域での取り組みや大洗町の魅力についてお話を伺いました。
萬里小路さんは東京出身ですが、育ちは茨城県牛久市。現在は神奈川県茅ヶ崎市と茨城県大洗町で二拠点生活をされており、webコンテンツの企画・設計、地域プロジェクトの企画・運営など、フリーランスとして幅広く活動されています。
地域おこし協力隊になったきっかけは、大洗町の地域課題解決プログラムへの参加。そこで「大洗クエスト」を結成し、役場から委託型地域おこし協力隊の誘いを受けたこと。これまでの主な活動は、町の新しい魅力を発掘・発信する「大洗魅力発掘プロジェクト」、地域コンテンツを体感・体験する「地域体験型ワーケーションプログラム」、大洗町の未来を地域外の参加者と地域内の事業者と共に考える「地域共創型まちづくりプログラム」など様々で、大洗町の活性化に取り組んでいらっしゃいます。
萬里小路さんが思う地域の魅力は「人」とのこと。
一緒に活動している仲間は大洗町が大好きで、面白いことができる人達。つまり全て人に帰結するから「人」が地域の魅力だとのこと。萬里小路さんは五感を使って体感・体験することを大事にしていて、私も萬里小路さん案内のもと五感を使って大洗町を体感してきました。
美味しい食べ物や優しい人・歴史など、普段私が住んでいる町と比較すると、地域の人との関わりが密接であると感じました。
地域キーパーソン②│ひたちなか市 川嶋さん
川嶋さんはひたちなか市に生まれ、大学進学と共に上京。都内企業に就職後、2016年に家業であるプロパンガス会社を継ぐためにUターン、2023年に代表取締役に就任されました。
地域のつながり、インフラの構築が地域経済には必要と考え、ガスに限らず住宅リフォーム業など新たなサービスを展開しています。60周年を迎えた2017年には、プロパンガスに限らず新しい事へ挑戦したい、「ガス屋」という先入観を無くしたいとの思いから、社名を「川島プロパン」から現在の「NEXT・カワシマ」に変更されました。
川嶋さんは、自社事業の傍ら多くの地域活動を実施されており、海岸で映画を楽しむ「阿字ヶ浦ドライブインシアター」をはじめ、節分の福まきやお化け屋敷イベントなど、地域の人々の交流機会を創出されています。
イベント企画時に大切にされていることは、『この町で良かった』と思ってもらうこと。まずは地元の方が自分の住む町を好きになってもらうことを大切にしています。
今後は環境問題や空き家問題の解消に繋がる活動も視野に入れているそう。
ガス供給を専門としていた企業が、川嶋さんの行動力によって、地域を繋げる企業へと変化しています。また、地域の人と人・人と企業を繋げるオリジナル会員サービス「らぽくらぶ」を開設され、草刈りやお風呂掃除など、ガスとは関係がないような地域サポートを行っている点からも、本気で地域の人と繋がりを築きたいとう思いが伝わってきました。
2024年4月は地引網体験、5月は気球をあげるイベントを企画されている川嶋さん。 みなさんも、ぜひ参加してみてください!
イベント詳細は下記からご確認ください!