鹿児島移住におすすめの市町村(自治体)8選 | 活用すべき補助金や支援制度・移住を成功させるコツも

鹿児島移住におすすめの市町村(自治体)8選 | 活用すべき補助金や支援制度・移住を成功させるコツも

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豊かな自然に恵まれ、温泉、美味しい食べ物など多くの魅力を持つ鹿児島県は、ここ数年移住先として人気が高まっている。

しかし、移住先として考える場合、本当に移住先として適しているのかさまざまなことが気になるのではないだろうか?

この記事では、鹿児島移住のメリット・デメリットから移住におすすめの市町村の紹介、活用したい移住支援制度まで解説していく。

目次

移住する前に知っておきたい鹿児島県の基本情報

移住する前に知っておきたい鹿児島県の基本情報

3つの世界遺産をはじめ、世界的な観光スポットの多い鹿児島県は、自然豊かで温泉、食などさまざまな魅力があるため、移住先として考える人も少なくないだろう。

鹿児島県の総面積の約28%は離島で占められていることから、離島への移住を希望する人からの注目も高い。

まずは、移住する前に知っておきたい地理や人口などの鹿児島県の基本情報から紹介する。

地理

日本の西南部に位置する鹿児島県は、太平洋と東シナ海に面した南北約600kmにわたる広大な県土を有し、面積は約9,189㎢と全国第10位、九州のなかでは最も面積の広い県だ。

種子島、屋久島、奄美群島など、28の有人離島がある点も鹿児島県の特徴のひとつ。鹿児島県最南端の与論島は、鹿児島市から南へ約590km、沖縄県のすぐ上に位置している。

参考:地理と気候|鹿児島県

人口

鹿児島県の人口移動調査によると、鹿児島県の人口は令和4年9月の時点で156万4千175人、世帯数は73万1千066世帯となっている。

19市20町4村の全43市町村で構成されており、九州のなかでは福岡県と熊本県に次ぐ、3番目に人口の多い県だ。

鹿児島の人口は多い方だが、都心部と比べると人口密度が低くゆったり過ごせる。

ほどよく都会でありながらのんびり過ごせる環境を求める人には、福岡よりも鹿児島の方が住み心地が良いと感じる可能性が高い。

参考:月報(毎月推計人口)|鹿児島県 

参考:都道府県別人口 (各年10月1日現在)- 総人口、日本人(2015年~2020年)

気候

鹿児島県は南北に長いため、北と南で気候が大きく異なる。

例えば県北部に位置する伊佐市では、1月の平均最低気温は氷点下1.2度にまで下がるが、県南部の指宿市は1月に菜の花が咲くほど暖かい。

さらに、気候は主に温帯と亜熱帯に分かれているが、標高約2,000mの山岳を有する屋久島には冷温帯も存在しており、同じ県に3つの気候があることになる。

産業

鹿児島県の主な産業は農業だ。

サツマイモやそら豆などは日本一の出荷量を誇り、タンカン、キンカンなどの柑橘類やパッションフルーツ、マンゴー、ビワといったトロピカルフルーツ作りも盛んだ。

そのほか奄美群島や南薩地域を中心に、キク、ユリ、グラジオラスなどの花き生産も盛んに行われている。

また、鹿児島というと「黒豚や黒牛」というイメージも強いと思うが、黒毛和種の肉用牛の飼養頭数、豚の飼養頭数、ブロイラーの飼養羽数はいずれも日本一だ。

さらに、水深200m以上ある深い錦江湾や、南北600kmにわたる広い海域、たくさんの離島がある海に囲まれた環境から鹿児島県では水産業も盛んに行われており、ブリやカンパチの養殖は日本トップレベルの生産量を誇る。

鹿児島移住のメリット| 移住先としての魅力は?

鹿児島移住のメリット| 移住先としての魅力は?

鹿児島に移住するメリットは、大きく以下の8つだ。

  • 食材が豊富で食べ物が美味しい
  • 美味しいお酒が楽しめる
  • 温泉が身近な環境
  • 離島移住の選択肢が多い
  • 医療機関が多い
  • 治安が良く安心して生活できる
  • 奄美群島はスギ花粉が少ない

鹿児島の魅力を知り、移住後の暮らしをイメージしてみよう。

食材が豊富で食べ物が美味しい

農業や畜産、水産業が盛んな鹿児島には、サツマイモ、黒豚、鹿児島黒牛、黒さつま鶏、カツオ、クロマグロ、キビナゴ、黒糖、黒酢など、上質な食材が豊富だ。

食材自体が美味しいため、どのお店に入っても「外れがない」と驚く観光客も多い。

さつまあげ、黒豚しゃぶしゃぶ、キビナゴの刺身、カツオ料理、かるかん、白熊などが有名だが、豚骨と鶏ガラでとったスープと中太ストレート麺が定番の鹿児島ラーメンも外せない。

鹿児島の食の特徴として、醤油が甘いということが挙げられる。最初はびっくりするかもしれないが、慣れるとこっくり甘い醤油も美味しく感じられるだろう。

美味しいお酒が楽しめる

鹿児島といえば「芋焼酎」というイメージがあるが、黒糖焼酎や日本酒、最近ではウイスキーやクラフトビール、ワイン造りも行われている。

お酒好きな人にとっても、鹿児島は魅力的な土地だと言えるだろう。

温泉が身近な環境

鹿児島にはおよそ80ヶ所もの温泉地があり、源泉の数は2,700ヶ所以上と、大分に次いで全国2位の温泉王国だ。

温泉地としては霧島や指宿が有名だが、ほとんどの銭湯でも天然温泉を利用しており、気軽に温泉に立ち寄ることができる。

温泉が身近にある環境は大きな魅力だ。

離島移住の選択肢が多い

前述したとおり、鹿児島には28もの人が住める離島があるため、離島移住の選択肢が多い。

一口に離島といっても、甑島列島、大隅諸島、トカラ列島、奄美諸島の4つの列島・諸島に分かれており、それぞれに個性がある。

  • 大隅諸島

大隅諸島とは、鹿児島県南部にある薩南諸島北部の島々のこと。

世界遺産に認定された屋久島や、宇宙センターのある種子島のほか、口永良部島、硫黄島、黒島、竹島と6つの有人島が存在する。

  • 甑島列島

甑島列島は、東シナ海に浮かぶ島々で、上甑島、中甑島、下甑島の3つの有人島からなる。

2015年に国定公園に指定されており、200mを超える大迫力の断崖絶壁、ナポレオン岩など、自然の景観を楽しめるスポットが多い。

  • トカラ列島

トカラ列島は、屋久島と奄美大島の間に浮かぶ島々で、「日本最後の秘境」とも呼ばれている。

トカラ列島には、口之島、中之島、平島、諏訪之瀬島、悪石島、小宝島、宝島と7つの有人島があり、手つかずの自然に触れることができる。

  • 奄美諸島

奄美諸島は鹿児島県の最南端にある島々で、奄美大島、喜界島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、沖永良部島、与論島8つの有人島が存在する。

奄美諸島には、人口も多く最低限生活に必要なものが揃っていることが多い。そのため、ある程度利便性の高い島暮らしをしたい人におすすめの移住先だ。

医療機関が多い

地方移住を考えるとき、「医療機関は充実しているだろうか」と不安を感じる人も少なくないだろう。

鹿児島は人口10万人当たりの一般病院の数が13.1件と全国2位(平成25年時点)と、医療機関が充実しているため万が一のときも安心だ。

治安が良く安心して生活できる

鹿児島は中核都市でありながら、人口に対しての犯罪が少ない治安の良い地域だ。殺人事件など大きな事件もめったに起こらず、他県より安心して生活できる環境である。

奄美群島はスギ花粉が少ない

あまり知られていないことだが、奄美群島(奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島)には、スギやヒノキの数が極めて少ない。

平成18年2月中旬~3月下旬に奄美大島で行われた花粉の実測調査では、スギとヒノキの飛散は確認されていない。

「毎年花粉症が辛い」「花粉のないところで暮らしたい」という人は、奄美群島への移住を考えてみてはいかがだろうか。

参考:「かごしま」を知る|かごしまで暮らす

参考:奄美群島における復興開発のあり方について(杉花粉等調査・構造改革特区)

鹿児島移住のデメリット|失敗や後悔するのはなぜ?

鹿児島移住のデメリット|失敗や後悔するのはなぜ?

たくさんの魅力やメリットのある鹿児島移住だが、注意しておきたいポイントも存在する。鹿児島へ移住するデメリットとして挙げられるのは、主に以下の4つだ。

  • 火山灰対策が必要
  • 移動は車がないと不便
  • 娯楽施設が少ない
  • 人と人の距離が近い

どの地域にもメリットがあればデメリットも存在する。移住した後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、マイナス面も理解したうえで移住を決断しよう。

火山灰対策が必要

鹿児島移住で、まず注意しておきたいのが火山灰対策だ。鹿児島の象徴ともいえる桜島は、活火山であるため現在も活発に噴火を繰り返している。

火山灰が降る日に、そのまま歩いていると服が汚れ髪はパサパサになり、目が痛くなるため、傘が手放せない。

また、洗濯物も汚れてしまうので、洗濯物の量が多い家庭では乾燥機を設置することをおすすめする。

移動は車がないと不便

鹿児島市の中心部は公共交通機関が発展しているが、少し離れると電車の本数が1時間に1、2本と少なくなる。

夕方になると電車やバスの運行をストップする場所も多いため、鹿児島市の中心部以外の地域へ移住する場合は、車の所有はほぼ必須となるだろう。

娯楽施設が少ない

鹿児島は九州の中では都会だが、地方都市であるため大都市と比べると、大型商業施設やブランドショップなどの数は少ない。

鹿児島市の中心部から離れてしまうと、いっそう都会的な生活とは遠くなってしまうため、利便性やある程度刺激を求める場合は、鹿児島市の中心部への移住がおすすめだ。

人と人の距離が近い

鹿児島に限らず、都心部から地方へ移住すると「人と人との距離が近い」と感じる人は多いだろう。

移住した人の口コミなどを見てみると「鹿児島の人は親切」というポジティブな意見が多い一方で、「保守的な人が多い」という声も見られた。

このことから、鹿児島は個性的な人や上昇志向の人よりも、「ゆったりのんびり暮らしていきたい」という人に適した環境だと言えるだろう。

鹿児島移住で活用したいポータルサイト・支援制度

鹿児島移住で活用したいポータルサイト・支援制度

地方移住を考えるのなら、各自治体などが運営するポータルサイトや支援制度を活用してみよう。

鹿児島への移住を考える人におすすめしたいポータルサイト・支援制度は、以下の3つだ。

  • かごしま移住・交流ウェブサイト かごしまで暮らす
  • 移住支援金制度
  • ふるさと人材相談室

かごしま移住・交流ウェブサイト かごしまで暮らす

かごしま移住・交流ウェブサイト かごしまで暮らす

出典:かごしま移住・交流ウェブサイト かごしまで暮らす

かごしまで暮らすは、鹿児島県が運営するかごしま移住・交流ウェブサイトだ。

「かごしまを知る」「移住までのステップ」「移住者インタビュー」「移住Q &A」「トピックス」「イベント情報」というカテゴリがあり、移住者に役立つ情報を提供している。

仕事や教育、医療・福祉、子育て、住まい、支援制度・助成金など、鹿児島への移住を考えるとき必要な情報が網羅されているため、鹿児島移住を考える際はぜひサイトを活用してみてほしい。

移住支援金制度

鹿児島県では、東京23区(在住者または通勤者)から鹿児島県内へ移住する人を対象に、単身世帯の場合60万円、2人以上の世帯の場合は1世帯につき100万円の支援金を支給している。

移住支援金は、次の要件を全て満たした人が対象となる。

住民票を移す直前の10年間のうち,通算5年以上,東京23区内に在住していた方又は東京圏(東京都,埼玉県,千葉県,神奈川県)のうちの条件不利地域(※1)以外の地域に在住し,東京23区内に通勤していた方(ただし,東京圏のうちの条件不利地域以外の地域に在住しつつ,東京23区内の大学等へ通学し,東京23区内の企業等へ就職した方については,通学期間も本事業の移住元としての対象期間とすることができます。)

・住民票を移す直前に連続して1年以上、東京23区内に在住又は東京圏のうちの条件不利地域(※1)以外の地域に在住し、東京23区内への通勤をしていたこと。

対象市町村(※2)に移住した方で,5年以上継続して居住する意思のある方

・【就業に関する主な要件】又は【起業に関する主な要件】のいずれかを満たす方

条件不利地域(※1)

<東京都>
檜原村,奥多摩町,大島町,利島村,新島村,神津島村,三宅村,御蔵島村,八丈町,青ヶ島村,小笠原村
<埼玉県>
秩父市,飯能市,本庄市,ときがわ町,横瀬町,皆野町,小鹿野町,東秩父村,神川町
<千葉県>
館山市,勝浦市,鴨川市,富津市,いすみ市,南房総市,東庄町,長南町,大多喜町,御宿町,鋸南町
<神奈川県>
山北町,真鶴町,清川村

対象市町村(※2)

鹿児島市,鹿屋市,枕崎市,阿久根市,出水市,指宿市,西之表市,垂水市,薩摩川内市,曽於市,霧島市,いちき串木野市,南さつま市,志布志市,南九州市,伊佐市,姶良市,十島村,さつま町,湧水町,大崎町,東串良町,錦江町,南大隅町,肝付町,南種子町,屋久島町,宇検村,龍郷町,徳之島町,天城町,伊仙町

引用元:【東京圏から移住をお考えの皆様へ】移住支援金制度の御案内! | 鹿児島県

※2023年度4月より1世帯につき最大100万円の支給に加え、18歳未満の子どもに対する支援金がひとりあたり最大30万円から100万円に加算される予定

就業や起業に関する主な要件など、そのほか詳細については県のホームページをご確認ください。

ふるさと人材相談室

ふるさと人材相談室とは、鹿児島県へ県外からUIターンを希望する人向けの求人を専門に扱う、鹿児島県が運営する無料職業紹介所だ。

鹿児島県庁のほか、東京と大阪の計3ヶ所に設置しており、UIターン希望者に対する情報提供や職業相談、職業紹介、県内企業の求人登録を行っている。

就職に関する相談は電話やメールで受け付けているので、就職についての悩みや相談がある人は一度問い合わせてみると良いだろう。

移住先に選びたい鹿児島の市町村(自治体)おすすめ10選!

移住先に選びたい鹿児島の市町村(自治体)おすすめ10選!

移住先を決めるときは「自分の目的や希望と合っているか」ということが重要だ。ここでは、移住先としておすすめの鹿児島の市町村(自治体)を厳選して紹介する。

「まだ移住先が決まっていない」という場合は、以下の市町村を移住先の候補として考えてみよう。

鹿児島市(かごしまし)

鹿児島市(かごしまし)

出典:かごしま移住・交流サイト かごしまで暮らす

鹿児島市は県の中央部に位置する、鹿児島県の県庁所在地および最大の都市である。

鹿児島市は森林率54.7%と自然も豊かで、人口約60万人を擁する南九州の中核都市でありながら、自然を身近に感じられる点も鹿児島市の魅力のひとつ。

鹿児島市は移住支援金を活用できるほか、移住体験や鹿児島市へ移住する際にかかった費用を対象に奨励金を支給するなど、さまざまな移住定住に関する支援を行っている。

鹿児島県のどこに移住するか迷ったら、まずは生活に便利な鹿児島市を選び、生活に慣れた頃に田舎への移住を決めるのも選択肢のひとつだ。

霧島市(きりしまし)

霧島市(きりしまし)

出典:おじゃんせ霧島市|霧島市

霧島市は、県内では鹿児島市に次いで2番目に人口が多く、国際空港や鉄道、高速道路など交通利便性に優れたエリアだ。

また、日本で初めて国立公園に指定された霧島連山を有する自然豊かな土地で、山々のふもとからは温泉が湧き出ており、大小さまざまな温泉地が存在する。

霧島市では、中山間地域の賃貸に入居した移住者などを対象に対する補助金の交付や、最大50%の土地価格の値下げをする定住促進用分譲地購入特典制度、空き家バンクなど、住宅に関する支援が充実しているのが特徴だ。

そのほかに、U・Iターン者などを対象とした就労希望者を地元企業に紹介する「霧島ゆうあい人材バンク」などの取り組みも行っている。

日置市(ひおきし)

日置市(ひおきし)

出典:移住定住|日置市

日置市は、県庁所在地である鹿児島市の隣に位置するため、通勤・通学、ショッピング、医療などに便利な地域だ。

物産館、スーパー、ホームセンター、コンビニ、商店街なども充実していて生活利便性が高く、街でありながら山間部などの農村では、田舎ならではの景観も楽しめる。

さらに、東シナ海に面しているためマリンスポーツも盛ん。格安で利用できる温泉施設が多いのも魅力だ。

日置市は、0歳から中学校卒業までの医療費を全額助成、市外からの転入者や子育て世代を対象に宅地分譲の割引など、子育てしやすい環境が整っている。

指宿市(いぶすきし)

指宿市(いぶすきし)

出典:いぶすき暮らし

指宿市は、薩摩半島の最南端に位置する市だ。気候が温暖で農業に最適な環境であるため、オクラやソラマメなどは、生産量日本一を誇る。

別名薩摩富士とも呼ばれる開聞岳や、九州一大きい湖・池田湖など、数々の景勝地を有し、世界的にも珍しい「天然砂むし温泉」をはじめ、全国的にも有名な温泉地でもある。

Iターンで指宿市に移住した人を対象に、住居の新築または購入費用の一部を助成する取り組みのほか、就農者や市内に居住し漁業に従事した方などを対象に奨励金を支給するなど、就農・ 漁業に関する支援も積極的だ。

鹿屋市(かのやし)

鹿屋市(かのやし)

出典:かのやで暮らす

鹿屋市は大隅半島のほぼ中央に位置する、大隈地域の交通・経済・産業・文化の拠点だ。

美しい海岸線や、雄大な高隈山系などの豊かな自然に恵まれ、かのやばら園、吾平山上陵、輝北天球館など多くの観光資源や史跡を有している。

黒豚や黒毛和牛を中心とした畜産業や、さつまいも、茶など農業も盛んに行われており、かのや体育大学や県民健康プラザなど、スポーツや健康に関する機関・施設が集積しているのも鹿屋市の特徴のひとつ。

鹿屋市では、市内での生活を体験できるツアーに参加する方に対して助成金を支給している。

さらに、中学校卒業までの子供の医療費の全額助成、かごしま子育て支援パスポート事業など、子育て支援にも積極的だ。

薩摩川内市(さつませんだいし)

薩摩川内市(さつませんだいし)

出典:移住・定住支援|薩摩川内市

薩摩川内市は、鹿児島県の北西部に位置しており、県内最大の面積を誇る市でもある。

市街部を流れる一級河川「川内川」や、多様な生物が生息する藺牟田池、手つかずの自然が残る「甑島」など、豊かな自然を有し、高城温泉をはじめとする温泉も楽しめる。

市街地にはショッピングセンターや飲食店などが充実しており、鹿児島市内への買い物にも便利だ。

0歳から高校卒業までの子ども医療費の全額助成、保育認定を受けて保育所などに入所する第2子と第3子の3歳未満児に対して保育料を半額・無償化するなど、子育て世帯に嬉しい制度が豊富に揃っている。

奄美市(あまみし)

奄美市(あまみし)

出典:移住定住|奄美市

奄美市は、鹿児島と沖縄のほぼ真ん中に位置する奄美大島にあり、面積は島全体の約4割を占めている。

亜熱帯照葉樹林や広大なマングローブの森など、亜熱帯海洋性気候の豊かな自然に恵まれ、令和3年には、「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」として世界自然遺産への登録が決定した。

島でありながら人口も多く、生活に必要なものも揃っているため、はじめての島暮らしにもおすすめのエリアだ。

格安で利用できる定住促進住宅や、空き家バンク、移住・定住住宅購入費として最大100万円助成するなど、移住・定住に関する支援制度が充実している。

移住希望者の就業体験や就職活動にかかる旅費・宿泊費の一部を補助する取り組みも行っているので、奄美大島への移住を考えている人は、活用してみよう。

肝付町(きもつきちょう)

肝付町(きもつきちょう)

出典:肝付町に移住しませんか「移住サポートセンター」|肝付町

肝付町は、大隅半島の南東部に位置しており、JAXA内之浦宇宙空間観測所があるロケットの町としても知られている。

都市圏からのIターンが多く、大阪からフェリーが出ているため関西へのアクセスも良い。また、鹿屋市と隣接しているため、鹿屋市勤務でベッドタウンとして肝付に住む人も少なくない。

900m級の山々が連なる国見山系・黒尊の三山や、50kmもの美しい海岸線など、山や海など豊かな自然に囲まれた環境で、磯釣りの1級ポイントもある。

肝付町は、空き家バンクに力をいれており登録数も多い。1次産業を希望して移住する人も多く、条件を満たす新規参入者や農業後継者に対して、ひとりあたり50万円の助成金を支給している。

東串良町(ひがしくしらちょう)

東串良町(ひがしくしらちょう)

出典:移住定住|東串良町

東串良町は、大隅半島の東部に位置する町だ。

鹿児島県内では、検証所在地・鹿児島市を含むほぼ全ての自治体で人口減少が続いているが、東串良町では2020年、2021年と人口増加が続いている。

東串良町の人口が増加している要因は、移住者向けの手厚い支援策だ。

具体的には、空き家だった古民家を町がリフォームし、移住を検討している人に1ヶ月間無料で貸し出したり、新婚世帯の新居の取得・賃貸・引っ越しの費用を最大30万円するなどの取り組みが挙げられる。

さらに、0歳から高校卒業までの子どもの医療費全額無料、学校給食費補助金を月額2,000円補助、東串良町奨学金など手厚い子育て支援も魅力的だ。

屋久島町(やくしまちょう)

屋久島町(やくしまちょう)

出典:Iターン・Uターン(定住促進)|屋久島町

屋久島町は、世界自然島として有名な屋久島と火山島・口永良部島、2つの島からなっている。

屋久島は、九州最高峰の宮之浦岳を主峰として1,000mを超える山々がそびえ立ち、島のおよそ9割が山林という緑豊かな土地だ。

屋久島の森には、樹齢1000年を超える屋久杉をはじめ、清らかな渓流、巨大な瀑布など、多種多様な自然が展開され、固有種や絶滅が危惧される動植物も生息している。

この大自然の魅力に惹かれて、屋久島への移住を考える人も少なくないだろう。

屋久島町では、移住・定住を希望する人に向けた住まいとして、屋久島町暮らし体験住宅、口永良部島定住促進住宅などを完備。

さらに、屋久島町へ新規転入し、住宅を取得する人に対して最大250万円の補助金を支給している。

お得な支援制度を活用して鹿児島移住を叶えよう!

お得な支援制度を活用して鹿児島移住を叶えよう!

多様な自然や温泉、食など多くの魅力を持つ鹿児島県は、移住先としても魅力的な土地だ。

さまざまなメリットのある鹿児島移住だが、灰が降る、電車やバスの本数が少ないなどデメリットも存在する。

移住を成功させるためには、メリット・デメリット両面を知ったうえで決断することが大切だ。

ぜひ、しっかりと情報を収集し、移住支援・サポートを活用しながら、少しずつ鹿児島移住に向けて準備を進めてみよう。

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