街歩き×謎解きで地域の魅力を知る!全国のおすすめ謎解きイベント6選

奈良県、お寺

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年々注目度が上がり、メディアの露出も増えている注目のアクティビティ・謎解きゲーム。2015年頃から需要は高まり、近年は自治体や商店街などが地元を盛り上げるために、自分の町を舞台にした体験型謎解きイベントを開催することが増えています。

そういったイベントでは、歴史的建造物や観光名所、土地のシンボルなどを巡ることができ、その場所をよく知ることができます。そこで今回、各地の魅力を味わうことができる謎解きイベントをピックアップしました。

目次

【石川県加賀市】街歩き×謎解き①謎解きあいうえお ~消えた記憶と言葉のくすり~(山代温泉)

JR北陸新幹線の加賀温泉駅から車で10分ほどの位置にある山代温泉は、「薬王院温泉寺」を有する温泉地です。また、温泉寺の初代住職・明覚上人は、古代インドの言葉を研究する悉曇学の第一人者であったことから”五十音の創始者”と言われており、山代温泉も「あいうえお五十音図」の発祥地と呼ばれています。

山代温泉の開湯伝説は、神亀2年(725年)霊峰白山へ修行に向かう途中の高僧行基が、水たまりで傷を癒す一羽の烏を見つけたことが始まりで、この烏が古事記や日本書紀にも登場する伝説の三本足の霊鳥「ヤタガラス」だそうです。

与謝野晶子、泉鏡花、魯山人をも魅了してきた温泉街で、その中心には明治時代の「総湯(共同浴場)」を忠実に復元した「古総湯」があり、「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ばれる町並みは日本の温泉地の原風景として今もなお残されています。また紅柄格子が残る町並みには足湯や魯山人寓居跡いろは草庵、九谷焼窯跡展示館などの文化・伝統スポットや食事処も充実しています。

そんな山代温泉では、言葉と薬をテーマにしたかわいい謎解き散歩を開催中。町中に隠された手がかりを探したり、暗号やパズルを解いたりするゲームで、初心者や一人での参加も気軽に楽しむことができます。山代温泉のメインとなる観光エリアが捜索範囲なので、温泉街の雰囲気をたっぷり楽しみながら巡れます。

参加人数あたり1キットの購入が必要で価格は1,980円。山代温泉観光協会をはじめ、街の各所で購入が可能です。

ゲーム時間はおよそ2時間程度と周りやすく、ゲームをクリアすると、甘く上品な菖蒲の花の香りが広がるにごり湯「入浴剤 バスクリン「日本の名湯 山代」5包入 山代温泉オリジナルパッケージ入り」と、レトロなデザインが可愛い「オリジナル活版ポストカード」を賞品として受け取ることができます。

記憶をなくした青年を巡る不思議で優しい物語をぜひ、お楽しみに。

【特設サイト】https://blacklabel.takarush.jp/event/yamashiro/

【神奈川県小田原市】街歩き×謎解き②小田原謎解き街歩き

関東地方の南西端に位置し、神奈川県の西部にある小田原は、都心からのアクセスが良く東京駅から新幹線で約30分のところにあります。戦国時代には後北条氏の城下町として栄え、江戸時代には東海道随一とも言える宿場町でした。明治以降は、近代日本の礎を築いた多くの政治家や文化人が移り住んだ歴史ある街で、小田原城をはじめ、歴史と文化が育んだ多くの観光スポットがあります。

ここで行われる謎解きイベントでは、そんな観光名所や人気スポットなど、小田原の街を歩いて“現在から過去への遥かな時間を旅する”謎解きを進めていきます。桜の季節には320本のソメイヨシノが咲き乱れる小田原城や、箱根湯本の天然温泉を堪能しながら小田原や真鶴半島・相模湾を一望できる展望足湯庭園、小田原北条氏の歴史や風磨忍者について、最新のデジタル技術を駆使した映像や体験型の展示を楽しめるNINJA館などを巡り、小田原の魅力をたっぷり堪能することができます。

さらに、謎解きのコース周辺には小田原グルメが楽しめる飲食店もたくさんあるので、一息つきながら楽しく散策を続けることができます。

謎解きキットは一人当たり2,500円。所要時間は2~3時間程度で当日参加もOKですが、日没を過ぎると解けない謎があるため要注意。インターネットに接続できる端末があれば参加人数も無制限のため、一人でじっくり謎を解くもよし、友人や家族、パートナーと相談しながら楽しむことも可能です。

なお、時間に余裕のある方に向けて「ちょっと寄り道謎」も用意。「小田原城天守閣エリア」と「小田原城漁港エリア」の2か所で本編とは異なる追加の謎を提供しています。こちらは各エリア30分~1時間程度の所要時間のため、もっと謎を解きたい!という方は挑戦を!

【特設サイト】https://realdgame.jp/s/odawaranazo/

【奈良県奈良市】街歩き×謎解き③奈良 謎解き寺巡り~1300年の不思議をたどる旅へ~

日本のほぼ中央部、紀伊半島の真ん中にある海のない内陸県である奈良。盆地があり、高原があり、山があり、自然が豊かなところです。1998年に8つの資産で構成される「古都奈良の文化財」が世界文化遺産に登録され、2023年12月には世界遺産登録25周年を迎えました。

今回紹介する謎解きイベントの出発地点は、「古都奈良の文化財」8つの資産のうちのひとつ、興福寺です。669年に前身寺院が創立、遷都にともなって平城京に移され、興福寺と命名されました。藤原氏の氏寺ですが、主要堂塔の建立の発願は天皇や皇后によるものが多く、造営工事も政府直営で進められたそうです。平安時代以降、たびたび火災に遭いましたが、藤原氏の力を背景にそのつど再建されてきました。その五重塔は奈良のシンボルとなっており、五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景を楽しめる猿沢池の眺めは多くの観光客を魅了しています。

そんな興福寺からスタートし、謎に導かれながら、奈良公園や東大寺といった奈良を代表する公園やお寺をゆっくりと巡っていきます。土地に根付いた文化やグルメなど、このイベントを通して奈良の知らない魅力を見つけられるかもしれません。

1300年の歴史を持つ奈良の”ふしぎ”を巡る謎解きは3~4時間の所要時間を想定。謎解きキットの引き換えを行っている興福寺の拝観時間に合わせ、9:00~17:00(受付終了16:45)がプレイ時間となっています。

料金はキット本体の2,700円に加え、別途中金堂の拝観料が必要です。ゲームは一人から自由な人数で参加でき、LINEアプリを使用して進めていくのでスマートフォンは必須。なお、フィーチャーホン、タブレットは非対応のためご注意を。

【特設サイト】https://realdgame.jp/s/naraterameguri/

【香川県直島町】街歩き×謎解き④作家・素直川の怪奇事件譚(直島)

香川県の直島といえば、草間彌生の作品「赤かぼちゃ」や建築家にとって最高の栄誉とされるプリツカー賞を2010年に受賞したSANAA設計作品などがあり、古い町並みと現代美術が調和するアートの島として知られています。高松港からフェリーで約1時間、高速船で約30分の位置にあり、島内には、フェリーが発着する宮ノ浦、戦国時代の城下町を原形とする本村、漁港の積浦という3つの集落があり、ハマチや海苔の養殖が盛んです。

そんな直島が舞台となった謎解きイベントでは、スランプ中のミステリー作家・素直川となって、次々と起こる怪奇事件を解決していきます。芸術作品が点在する直島で瀬戸内海の自然や独特な世界を満喫しながら、直島と物語がシンクロしていく世界観を体感することができます。

当日すぐの参加もOKで、一人からでも遊べます。所要時間は3時間程度ですが、11:30~日没までを推奨。謎解きキットは2,200円で購入でき、オンライン販売と現地購入のどちらも可能です。

インターネットに接続可能な端末を用意し、歩きやすい靴で島を巡り事件の謎を解いていってください!

【特設サイト】https://huntersvillage.jp/blacklabel/promo/naoshima/

【広島県呉市】街歩き×謎解き⑤呉 知るめぐる まち歩きの謎2

広島県の南西部に位置する呉は、戦艦「大和」を建造した東洋一の軍港で、日本一の海軍工廠の地として栄えました。そんな呉の街のあちこちに謎が仕掛けられており、日本近代化のストーリーとその躍動を体感しながら謎を解いていくことができます。

スタート地となる大和ミュージアムは、戦後に世界最大級のタンカーを数多く建造してきた「呉の歴史」と造船・製鋼をはじめとした各種の「科学技術」を紹介する博物館です。館内には、零式艦上戦闘機六二型などの貴重な実物資料のほか、船を中心とした科学技術の原理を体験・体感しながら分かりやすく紹介している展示室があるので、謎を巡りながら歴史に触れることもできます。

また途中には、入船山記念館も訪れることになります。1998年に国の重要文化財に指定された旧呉鎮守府司令長官官舎を中心に、郷土館、歴史民俗資料館(近世文書館)などがあり、呉の歴史を知るにはまたとない施設です。

謎解きキットは大和ミュージアム1階「ミュージアムショップやまと」で販売中。価格は2,500円で所要時間は5時間程度となっています。一部、謎解きに使用する施設が休館日となる場合もあるため、公式サイトの注意事項を要チェック。

LINEアプリも使用するので、事前のインストールや予備バッテリーの準備をお忘れなく。クリアまで時間がかかる可能性も高いですが、分からない場合はヒントもあるので安心です。

【特設サイト】https://nazotoki-zepets.com/kure-nazo2024/

【福岡県北九州市】街歩き×謎解き⑥関門海峡ミステリー「関門歴史MYSTERY-リバイバルVer-」

九州最北端の港町リゾート、門司港レトロ。大河のような海峡の向こうには、本州の下関が見えます。歴史的建築物の数々は、貿易港として栄華を誇った時代を映し出しており、開港した明治から昭和初期にかけ近代日本を支えた港町として歴史に名を刻んでいます。終戦後、大陸貿易が縮小され石炭の輸出も減り、港として低迷し次第に衰退していくことになりますが、行政と民間の協力のもと、1995年に『門司港レトロ』として生まれ変わりました。

福岡県の中央から少し離れた門司港には、多様な生き方を受け入れる懐の深さ、あたたかさが溢れており、「自由」という言葉がよく似合う、のんびりとした港町です。老若男女問わず、この雰囲気に惹かれて移住する人の数も増えているようです。

そんな門司港レトロを巡り、建物やその場所の展示物を見て実際に謎を解いていくイベントがあります。スタート地となる旧大阪商船は、門司港駅から徒歩2分の港町に建っており、かつては国際的な港のターミナルとして門司港と国外とを結んだ、国内有数の重要拠点です。門司レトロにはほかにも、関門海峡をまるごと楽しめる体験型博物館の関門海峡ミュージアムや、関門海峡を一望できて「日本夜景遺産」に認定された夜景も堪能できる門司港レトロ展望室があるので、謎解きのあとにゆっくり楽しむのがおすすめです。

謎解きキットは旧大阪商船にて1,200円で販売中。謎解き初心者向けのライトな内容で、60分程度の所要時間となっているため、家族連れにもおすすめです。

ゲームクリア後には「門司港レトロの記念ポストカード」と「歴史解説書」のプレゼントがある点も嬉しいポイントです。

【特設サイト】https://nazotoki-zepets.com/mojiko-retro/

各地の観光名所や地産グルメなどを楽しみながら散策することができる謎解きイベント。このイベントをきっかけに、あらためて観光に訪れてみたり、多拠点生活先として検討してみたりと、土地の魅力を知る人が増えていけば素敵ですね。

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