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移住をしたいがさまざまある移住先でどこに住むか迷っている人、できれば都内での移住を考えたいと思っている人におすすめなのが東京都奥多摩への移住だ。奥多摩には自然を堪能できることはもちろん、移住者にとって嬉しい支援制度が充実している。その奥多摩へ移住する魅力を紹介する。
まずは、奥多摩がどのようなところかを知っておこう。
東京都西部にある奥多摩町(おくたままち)には、人口約4,800人、約2,600世帯が住む町だ。
多摩川の水をせき止めた「小河内ダム」によって作られた奥多摩湖の下流に町が広がっていて、町の中には多摩川の清流が東西に流れる。
奥多摩町は昭和25年に秩父多摩国立公園に指定された。都民の憩いの場として親しまれる町である。
奥多摩町にはJR青梅線が停車する駅があり、新宿からはJR中央線で立川駅まで行き、青梅線に乗り換える。
車では中央自動車道、圏央道、その後国道411号線を経由すれば到着。いずれも2時間程度でアクセスが可能だ。
参考元:人口・世帯数|人口世帯数
木と清流を身近に感じる奥多摩には「移住したい!」と思わせる魅力がある。
多摩川は、ニジマスやヤマメが釣れるスポットがあり、釣りを楽しむ人に人気だ。
奥多摩の中にある「奥多摩フィッシングセンター」は初心者も上級者も渓流釣りができ、釣り上げた魚をバーベキューで食べられるエサ釣り場。
釣りのほかにも、奥多摩には登山やトレッキング、川遊びなどアウトドアでのアクティビティを満喫できる場所が多数ある。奥多摩は東京でも満天の星空が見られると人気だ。
奥多摩から車を使って約30分の青梅市には衣料品や生活用品、書店などが入る複合施設がある。
ほかにも、ドラッグストアやディスカウントストアがある施設もあり、買い出しに便利だ。
日々の暮らしに必要なものは奥多摩の町内にある商店で、月に何度かは大型商業施設でその他のものをまとめ買い、などすれば生活に不便を感じないだろう。
奥多摩では「奥多摩ヤマメ」という、通常のヤマメよりも大きなヤマメを養殖している。
身の柔らかい奥多摩ヤマメは刺身にしても川魚独特のニオイはせず、ムニエルにすると脂のりがよく美味しい。
また、奥多摩の野山は春になると山菜の宝庫へ、空きにはキノコ狩りスポットへと変わる。
山菜やキノコシーズンになると、ネイチャーガイドによる山菜やキノコ狩りツアーなどが開かれる場合もあるので参加してみても良いだろう。
奥多摩駅を走るJR青梅線は、平日の通勤ラッシュ時やお昼は30分に1本の頻度で運行している。
青梅駅止まりがほとんどだが、5時、6時台は東京駅まで直通の快速電車が走るため、都心への通勤に便利だ。
休日は6時台に東京駅までの快速が1本と、15時、16時台に特別快速「ホリデー快速おくたま」が運行。
17時には新宿行きのお座敷列車「青梅奥多摩号」が走っていて、週末を奥多摩で過ごす人や都心に遊びに行く人などが利用する。
ここからは、奥多摩への移住を考えている人に向けて、奥多摩の主な定住支援制度を見ていこう。
空き家バンクとは、空き家を売りたい人と、家を探している移住者のマッチングをする制度のこと。奥多摩では
という空き家バンクを行っている。若者用空家バンクは、若い人たちの定住を促すために35歳以下の単身世帯、45歳以下の夫婦、中学生以下の子どもがいる世帯を対象にした空き家バンクだ。
0円空家バンクとは、年齢や定住要件が合致せず空き家バンクが利用できないという人や、空き家をアトリエや倉庫などに利用したい人に向けて空き家を提供する制度。
0円空家バンクは建物を解体して土地を利用するのもOKなので、自分の思い通りの使い方ができる。
奥多摩では、若い人たちの転入増加と人口流出の食い止めを図るため、あらゆる定住化対策を実施している。
そのなかで「町営若者住宅」は、坂が多い土地や土地の造成の費用がかかる場所に住宅を建築し、一般住宅より安い賃料で貸し出す制度だ。
町営若者住宅制度を利用するには、世帯主の年齢が40歳以下の夫婦、あるいは50歳以下で中学生以下の子どもがいる世帯、いずれかの要件を満たす必要がある。
奥多摩の「町営子育て応援住宅」とは、子育て世帯を対象に、自然に囲まれた奥多摩に永住してもらえるよう、22年間の定住で住宅を無償譲与する住宅を整備している。
町営子育て応援住宅に住み、子育てと同時に地域活動に参加をすることで奥多摩の地域の活性化だけではなく、周辺の防犯・防災の向上につながってほしい、というのがこの町営子育て応援住宅を整備する町の考えでもある。
奥多摩の町内には、奥多摩町役場周辺と奥多摩町管内のJR青梅線駅の周辺に「若者定住促進ゾーン」を設けている。
このエリアにある空き家を住居として22年以上利用した場合、その住宅を町から贈与してもらえるのが「若者定住応援住宅」だ。
また、「いなか暮らし支援住宅」とは、先ほどの若者定住促進ゾーン以外にある空き家に15年間定住した際に住宅を贈与してもらえるものだ。
空き家バンク制度を利用せず、奥多摩に移住して新たに住宅を建てたいという人に向けて、奥多摩町では補助金の交付や金融機関から資金を借り入れする場合の利子補給などを行っている。
また、奥多摩町は子育て支援にも積極的で、住宅金融支援機構と協定を結び子育て支援型の「フラット35」として借入金利を一定期間引き下げる制度を実施。
移住・定住応援補助金の支援とあわせて行っている。
参考元:奥多摩町移住・定住応援補助金等のご案内|おくたま暮らし
奥多摩では人口の流出を防ぐ目的や若者の定住対策への取り組みの一環として分譲地や街の所有地を販売している。
奥多摩で「自分たちが住む家を建てたい!」と考えている場合は、奥多摩町が設定している資格を満たしているか確認してみよう。
前述したように、奥多摩は子育て世帯が心地よく住めるよう、子育て支援にも積極的に取り組んでいる。子どもの成長をサポートする奥多摩のサービスには
などがある。町内には子育て支援施設があり、親子の遊び場や育児相談、子育てに関する講座などの活動が活発に行われている。
参考元:子育て支援|奥多摩町
奥多摩に住みながら都心へ通勤し仕事をする、という選択肢もあるが、奥多摩で仕事をしたいと考えている人もいるだろう。
その場合は「奥多摩町定住促進サポート事業支援金」に注目してほしい。これは、奥多摩への移住や定住の促進に加えて、奥多摩町にある中小企業の人手不足を解消するために設けられた制度だ。
都内(一部条件不利地域あり)から奥多摩に移住し、町内で仕事に就いたり起業したりした人に対して、定住支援金を最大100万円交付してもらえる。
なお、町内での就業は町のホームページにある事業求人情報一覧に記載されている求人のみが適用となるので注意。
奥多摩に移住するのを機に心機一転新しい仕事にチャレンジしたいと考えているならぜひおすすめしたい制度だ。
奥多摩移住へのいろいろな情報を記載してきたが、実際に奥多摩へ移住する人はどのような人が向いているのだろうか。
奥多摩は「安心して子どもを産み育てられる町」というスローガンを掲げて町全体で安全・安心に子育てできる環境を整えている。
18歳未満の子どもを持つ親は町が運営する子ども家庭支援センターが利用でき、ファミリーサポートセンター事業などを利用することで、地域で助け合いながら子育てができるということを実感できるだろう。
町には高校がないため、町外の高校へ進む子どもに対しては通学費用の全額を助成している。
また、小中学校の児童・生徒が減少する中でも教育の質を高く保てるよう、町が各小中学校が自由に使える資金を提供するなど、町をあげて子育て支援を積極的に行っている。
そのため、移住先での子育て環境を心配している人には奥多摩は良い環境であると言える。
奥多摩は木と水に囲まれた自然豊かな町だ。エリア内には釣り場やキャンプ場、ハイキングコースなども充実していて、アウトドアを楽しみたいという人にとっては格好の場所である。
いつも自然を感じながら暮らしていたいと思っている人には奥多摩はおすすめだ。
子育てが落ち着いて夫婦でゆっくりと余生を過ごしたいという人も、都心よりもゆるやかに時間が流れる奥多摩に移住・定住するというのもひとつの方法かもしれない。
奥多摩への移住を検討している人に向けてはお試し移住がおすすめだ。
お試し移住やトライアルステイと呼ばれているこのシステムは、移住を検討している地域に短期間住んでみて、住み心地を確かめてみるもの。
地域住民の様子や、防犯面、生活面などを事前に知ることができる。
奥多摩でお試し移住を実施しているのが小河内地区にある「旧ひぐらし荘」だ。ここでは民家の2階を民泊用として活用している。奥多摩でお試し移住したいと思ったら問い合わせてみると良いだろう。
都心から2時間程度で行ける奥多摩は、古くから緑と水を大切にし、人と自然が調和した町だ。
人口の減少を食い止めるため、本気の移住支援を行っている奥多摩。子どもを自然いっぱいの場所で育てたい人、老後ゆっくりと生活したい人、移住に対しての思いはいろいろだ。
まずはぜひ奥多摩へ足を運んで、その魅力に触れてほしい。