本誌でもたびたび取り上げてきた「お試し移住」。自治体主導のものは、応募要項に、「将来的に実施自治体に移住を検討している方を優先」等の条件も示されており、移住先がほぼ固まりつつある人を対象にしていることが多い。お試し中は移住後の住居候補の空き家を視察したり、地元住民や移住先輩者等と交流したり、移住を見据えた内容に特化されている場合もある。

そこまで現実的に移住を考えていなくても、この土地で暮らしてみたい、いままでと異なる生活をしてみたいという人はいるだろう。そんなときに地方の暮らしを提供してくれるのが、今回紹介する2つのサービス。

ひとつは、地方の優良な物件を月額利用料金で貸し出し、地域とのつながりをサポート。その土地でしか体験できない暮らしを提供する。もうひとつは、まさに大人の田舎ホームステイで、地域のお宅に滞在し、暮らすように過ごしながら、祭りなどの文化体験をする。

いずれも全国各地に受け入れ施設があり、どこで暮らしたいと具体的に決まっていなくても、さまざまな地域を検討できるのもうれしい。まずは、プチ移住感覚で、地方の暮らしを体験してみよう。

地方でのロングステイを提供するサービス

地方で第2のふるさとのようにホームステイFamilyinn

空き部屋のある家や、地域交流が盛んなゲストハウスでの滞在を1か月以上から提供。地域に密着したまるで住人のような暮らしを体験することができる。全国の滞在物件は、海辺のサーファーハウスや、農家の空き部屋、島のシェアハウスなど、さまざま。いずれも地域の魅力や暮らし方を熟知するホストが、滞在中のサポートを行ってくれる。各地のホストは、公式LINE のホスト一覧から検索可能で、体験談なども確認できる。

ホームステイ先では家族の一員として過ごすことができる

https://familyinn.jp/
【利用方法】
公式LINE を追加→希望ホストを検索→予約リクエストを送信
→オンライン面談→入金→ホームステイ開始
【謝礼金】各ホストにより異なる

日本中の地域とのつながりをサブスクリプションで提供 wataridori

会員になると月額料金で、各地の暮らしを体験できるサービス。
「一軒家」「田舎暮らし」「海辺の暮らし」などのキーワードから選べる全国の渡り鳥ハウスは、各地の優良住宅を借り受け、地域の暮らしをスムーズにサポートできるよう、コンシェルジュやアンバサダーを配置している。会員は、提供された渡り鳥ハウスに1 週間単位で滞在、地域ならではの暮らしや仕事、地元の人々とのコミュニケーションを体験することができる。

渡り鳥ハウス上宝でのレンコン堀り体験の様子

https://www.wataridori-life.com/
【利用方法】
渡り鳥倶楽部に登録→契約手続き→入会金&初回3か月分を支払い
→利用開始
【プラン】基本プラン、親孝行プラン
【月額利用料】5万円~
※初回時、入会金および3か月分の利用料が必要
※初回支払い前に契約手続きが必要、契約期間は1年間


この記事は「複住スタイルVol.3」に収録されたものを再編集して掲載しています。雑誌掲載時と状況が変わっている場合がございます。