*本記事は、総務省が推進する「ふるさとワーキングホリデー」を活用し、愛知県蒲郡市での2週間の生活体験に参加した大学生たちのレポートを掲載しています。
就業体験記①に続き、就労体験について執筆していただきました。






ラグーナテンボス
蒲郡市は三河湾に面し、海を身近に感じられる地域です。蒲郡みかんや深海魚のメヒカリなどをはじめとした農産物・海鮮の幸など多くの特産品に恵まれています。さらに、三谷温泉・西浦温泉といった温泉地やラグーナテンボスのような観光施設などもあり、様々な魅力のある地域です。
さて、皆さんはラグーナテンボスに訪れたことはありますか?
ラグーナテンボスは、テーマパーク・ショッピング・宿泊施設がそろう複合型リゾート施設です。今回、私はその中のテーマパーク「ラグナシア」内にて就業させていただきました。
ラグナシアには、大型のプールや流れるプール、ジェットコースター、飲食施設などがそろっており、夏は水着のまま一日中楽しむことができます。さらに、夕方から夜にかけてはナイトプールが開催され、イルミネーションに彩られたプールを泳ぐことができるのも大きな魅力です。また、周りに大きな建物が少ないためラグナシア内にあるイルミネーションの光が目立ち、とても幻想的な雰囲気を味わうことができます。


就労体験の内容
今回体験させていただいた就業内容は、プールサイドにあるワゴン内でかき氷やポテト、チュロスなどの軽食・ドリンクの注文を受けて調理したり、商品の受け渡しやレジを担当する接客業務です。


業務の中で多くのスタッフの方々が話をしてくださり、地域のことも教えてくれたりと、とても温かく楽しい雰囲気の中でお仕事をすることができました。
また、会社説明会を受けさせていただいた際には、ラグーナテンボスがどのような歴史を経てできたのかを学び、さらにラグーナテンボスに観光客が訪れることで周辺の旅館やホテルなど地域の観光業にも大きく貢献していることを知りました。ラグーナテンボスでの就労を通して、地域の観光を支える現場に関わらせていただき、とても貴重な体験ができました。
皆さんも是非ラグーナテンボスへ訪れて、素敵な思い出を作ってください!
担当:宮沢綾乃
EPOCH4
みなさんは蒲郡みかんを食べたことがありますか?私はこのふるさとワーキングホリデーに参加して初めて食べ、その美味しさに感動しました。蒲郡市は海と山に囲まれた温暖な気候を活かし、温室みかんや露地みかんの栽培が盛んに行われており、蒲郡=みかんのイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回、私は合同会社EPOCH4さんで就労させていただきました。EPOCH4さんは、みかんの生産者減少で増えた耕作放棄地を管理し、蒲郡のみかん畑を維持、活用することを目指している会社です。
就労体験の内容
主な就労内容は、みかんの樹の下に白いタイベックシートを敷く作業や、土嚢作り、みかんの袋詰めなどでした。タイベックシートは、余分な水分を防ぎ、みかんの糖度を高めるために使うそうです。太陽の照り返しが強く、サングラスが手放せないほどの作業でしたが、汗を流しながら協力して終えた時には、大きな達成感と一体感を感じることができました。


EPOCH4の皆さんは、いつも明るく会話しながら仕事をしていて、その姿がとても印象的でした。また、美味しいみかんが生まれる背景には、地域を守ろうとする人々の熱い情熱があることを実感しました。
この経験を通じて、蒲郡の豊かな自然だけでなく、そこで働く人々の魅力に触れることができました。ぜひ一度、EPOCH4の皆さんが育てた蒲郡みかんを味わってみてください!


担当:鈴木優希
笹やGroup
みなさん、蒲郡市をご存知ですか?実は私、愛知県蒲郡市のふるさとワーキングホリデーの募集を見て、初めて蒲郡市を知りました。そして、実際に蒲郡ふるさとワーキングホリデーに参加して、市内企業である笹やグループでの就労体験を通じて、蒲郡の魅力に引き込まれてしまいました!
蒲郡市は三河湾に面し、浅海から深海まで多様な海域が広がることで、豊富な魚介類が水揚げされる「魚のおいしいまち」として知られています。特に深海魚「メヒカリ」を使った魚醤やラーメンなど、地元食材を活かした料理が名物です。
今回の就労先である笹やグループは、地元密着型の飲食店グループで、地魚を中心とした創作料理を複数ある市内店舗で提供しています。代表的なお店「酒味浪漫 笹や」は、蒲郡の漁港で水揚げされた新鮮な魚を使った料理が自慢で、地元の人々にも観光客にも人気のお店です。
就労体験の内容
今回私は、市役所の食堂と競艇場の食堂で、皿洗い、配膳、オーダー受けなどを担当しました。そして、就労の合間に社長に沢山のお話を聞くことができて、どれも為になることばかりで、まるで講義を受けているような濃い時間でした。また、寿司職人体験のワークショップのお手伝いもさせてもらいました。参加していたのは小さなお子さんばかりで、みんなとてもかわいかったです。社長さんが自ら教えていて、子どもたちへの対応がとても素敵でした。その姿から学ぶことも多く、本当に貴重な経験でした。また、まかないでその美味しさを堪能できたのも嬉しいポイントでした。


ふるさとワーキングホリデーに参加して私が感じたのは、「蒲郡市は若い移住者をもっと増やせる町」だということです。自然が豊かで、生活環境も整っていて、人も優しい。観光地でありながら生活環境が整っている。こんなに住みやすい町なら、もっと若い世代に知ってもらえたらいいなと思いました。
観光地としての顔だけでなく、働く人々の姿を知ることで、街の魅力が何倍にも広がった気がします。ただ働くだけじゃなく、地域の人と関わりながら、自分の視野が広がっていくのを実感することができて、今後の自分の財産となる体験をすることができました!
担当:黒山輝