九州最西端・五島列島の南西部に位置する長崎県五島市で開催された「GO TO connect mind 五島列島ワーケーションイベント」。島時間を自分好みにカスタマイズして過ごせるだけではなく、参加者同士や地元の方々、そして先輩移住者とも触れ合えるこのイベントに参加した5名の方々が、感想を届けてくれました!
3回にわたって開催された「五島列島ワーケーションイベント」


奈留島の江上集落・久賀島の集落といった世界文化遺産「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」や、日本ジオパークにも認定された豊かな自然が魅力の五島列島・五島市。年間20万以上もの人々が訪れる、人気の観光地としても知られています。
しかし五島市が注目を集めているのは、観光地としてだけではありません。人口は約34,000人の五島市ですが、6年連続で移住者が200人を超えていて、さらにその移住者の7割以上が30代までの若者世代と、人気の移住先としてもホットなエリアなのです。
そんな五島市で、自由にカスタマイズした島生活を楽しみながら働き、地元の人々や先輩移住者とも触れ合える「GO TO connect mind 五島列島ワーケーションイベント」を2024年11月と2025年1月に計3回を実施。参加者は五島市を訪れ、ある時は好みの体験プログラムに参加し、またある時はバスツアーで五島列島の自然や歴史に親しみ、時には交流会で地元の人々、先輩移住者、あるいは参加者同士で「人と人とのつながり」を体感しました。
もちろんワーケーションイベントなので参加者たちは日中、ホテルの客室やカフェなどの思い思いの場所で仕事にも集中。Wi-Fiなどの通信環境もさることながら、スーパーやドラッグストア、コンビニ、病院など、離島とは思えないほど生活インフラが整っている五島市の住みやすさも実感していました。
では参加者はイベントに参加してみて、五島市についてどのような印象を抱いたのでしょうか? 5名の参加者から届いた肉声をご紹介します!
交流会での会話から、ビジネスアイデアの種を見つけられた
M.I.さん(30代、経営者)


参加した理由は、以前から五島列島に行ってみたかったことが大きいです。また、五島での「ワーケーション」の可能性を知りたかったこともあります。
しかし今回は2日目からの参加だったこともあって、全体的に時間が足りなかったように感じます。交流会においても、コミュニケーションを取れた方が限られてしまったのは残念ですが、その分、数人の方とそれなりに濃い話をできたことはよかったです。会話を深掘っていくことでビジネスのアイデアの種もいくつか発見できました。
五島市は暮らすにはさほど困らなさそうな印象を受けましたし、人との出会いはありそうでした。のんびりとした時間が流れているのはよく、うどんがとても美味しかったです。
普段は東京で仕事をしていますが、今回のイベントを通じて、改めて日本全体に目を向けることで生まれるビジネスがあると強く感じました。また、それらを実行するには一度暮らすことが必要となるだろうと、現地に移住した方々とのお話から感じました。
会社勤めの場合、誰もがワーケーションを簡単にできる環境にはないと思いますが、独立を予定されている方には色々ヒントがあふれる体験になるかと思います。
今までになかったリフレッシュ感で、業務の効率化にもつながる
K.Y.さん(30代、会社員)


ワーケーションには興味があった中、「複住スタイル」での告知を見て参加を決意しました。五島に行くのは初めてでしたが、とても充実した時間を過ごせて大満足です。自然も豊か、現地の方々も皆様とても親切で、街での滞在も不自由なく過ごせる環境でした。
参加したバスツアーは見どころも満載で、「こんなに大きな島なのか」と驚きました。とにかく自然が美しい島です。交流会では現地の方々が、島ならではの生活スタイル、休日の過ごし方や外での遊び方などを気さくに話してくださって、「とても良い暮らしをいているなぁ」と感じました。住みたくなったくらいです。
五島市は歴史や文化も色濃く継承されており、興味深く触れさせていただきました。次世代に残していきたい素晴らしい場所だと感じています。食事も、大好きなお刺身やお寿司が本当に美味しくて、毎日ランチで頂いていました。ワーケーションもよかったですが、ぜひ休暇でも遊びに行きたいです。
ワーケーションを体験してみて、場所にとらわれず仕事ができるなら、場所にこだわって仕事をするべきだと強く感じました。私の職種はPCでの作業がメイン業務ですが、会社や自宅など屋内で事足りてしまうため、今までは勤務地としての環境にこだわりを持っていませんでした。しかし業務時間外で気軽に非日常のような体験をしてみると、今までになかったリフレッシュ感がありました。
私は今回がワーケーション初体験だったため「業務に支障が出ないか」「周囲の理解を得られるか」などの不安もありましたが、結論として業務に支障はなくメリハリある就業が可能です。
仕事も休暇もどこよりも快適で、人の温かみを感じることができる
T.S.さん(20代、学生)


将来東京、地元以外の地域に移住したいと考えていたことや、温かい地域での生活を体験してみたいと考えていたことをきっかけに参加しました。さらに言えば、五島市のワーケーションイベントでは地域住民の方々との交流会が用意されていることや島を楽しめる様々なプログラムがあったこともポイントでした。
交流会では生まれも育ちも五島市の方、いつの間にか移住していた方、五島市でなら何か出来るかもと思い移住していた方等、様々なバックボーンを持った方々に出会い、五島市には色んな想いを抱きながら生活し、関われる環境があることを知ることができました。
島民の方々とのつながりが生まれたことで、また会いに行きたい、今以上に五島市を好きになりたいという思いがとても強くなりました。2025年中にもう一度、出会った方々にお会いすることが目標です!
五島市はワークスポットも充実しており、仕事をしつつも、島民の方々との交流や会話から自分自身も生き方や、理想を振り返る時間となりました。仕事をするにも、休暇を楽しむにもどこよりも最適で、どこよりも人の温かみを体験できるのは長崎県五島市だけです!ぜひ五島市を堪能してください!
仕事と休暇のバランスを考えると、4泊5日で滞在したい
N.S.さん(40代、経営者)


九州には以前よく行く機会がありましたが、なぜか長崎、特に離島には縁がなく、いつかは行きたいと感じていたところに「複住スタイル」で今回のイベントを知り、参加を決めました。平日の参加だったため当然「ワーケーション」らしく仕事を行うつもりでしたが、世界遺産はもちろんのことながら、五島市ならではの街並みを見られることを一番の楽しみにしていました。
ただ私が参加した日程の時がちょうど大荒れの天候で、なかなか外を歩き回ることもできず、仕事に集中せざるを得なかったのは残念でした。仕事自体は順調に進んだのですが…。それでも交流会で地元の人の生の声を聞け、さらに参加者とも気軽に話し合うことができたのは収穫でした。
今回は2泊3日で参加しましたが、仕事と休暇のバランスを考えると、最低でも3泊4日、できれば月曜から金曜の4泊5日で参加する方がよいという印象です。
仕事と休暇のバランスをどのように取るかは人それぞれだと思います。「仕事も休暇もいずれも大満足」という過ごし方をするには、少しコツが必要かな。初めての場合は、ワーケーション中に終わらせたい仕事はやや少なめに見積もってから出かける方が、仕事と休暇のバランスがとりやすく、満足いく結果につながりやすいのではないでしょうか。
単なる観光では得られない、特別な体験
S.Y.さん(20代、学生)


就職活動を通じて、働き方だけでなく自分自身の生き方についても改めて考えていきたいと思っていた中で、五島という「離島」、そして「ワ―ケーション」という時間の使い方のどちらもが未体験の領域だったため、ぜひ一端でも触れて今後の生き方の指針にしていきたいと思い、参加しました。
また私はこれまで東北や北陸といった日本の中でも東に位置するエリアで過ごしてきていたので、これまでとは異なる南に位置する場所での生活に触れることで自分の価値観を広げるきっかけにしたいとも思いました。
五島市でのワーケーションイベントは、地元の方々との交流が温かく、初めての土地、初めての離島という慣れない環境ながらもすぐに心地よい居場所となりました。特に、地元の人々が大切にしている伝統や暮らしの話を直接聞けたことが印象的で、多くの学びを得られました。
五島市でのワーケーションは、自然や文化に囲まれた環境で自分と向き合う貴重な時間を提供してくれます。日常を少し離れ、新しい刺激や学びを求めたい人にはぴったりの場所です。積極的に自分から開示することで地元の方々の温かさにも触れられるので、単なる観光では得られない特別な経験ができると思います。学生や働き方を模索している方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?
五島の魅力をもっと知る!
◎五島でのワーケーションや移住を考えている方に向けた情報をご紹介します。実際の暮らしや働き方をイメージしてみませんか?