自然も街も楽しめる土地で子どもの「やりたい!」を満たしていきたい

雨宮さんファミリー

Profile
■家族構成:英樹さん・明日香さんご夫婦、3歳の女の子の3人家族
■移住前の居住地:東京都板橋区
■移住年:2008年4月
■移住後の住居:中古の一軒家を購入


東京から大垣市上石津町に移住したのは13年前。田舎での自給自足生活に関心があったところに、三重に住む親の介護、経営していた店をたたむ時期が重なった。この地を選んだのは、下見のときに出会った地元の人たちの影響だそう。

「とても親切にしてもらい、ここなら馴染めそうだと思えました」
 当時は子どもはおらず、農業を始めながら、いくつもの仕事を経験。その後、木工家具や野菜を販売する工房とカフェを開店する。

2頭のラブラドールを飼っていて、子どもも一緒に散歩するのが日課に

長女を授かったのは、移住して10年経ったころ。子育てを意識して決めた移住先ではなかったが、支援が充実していて環境もよく、結果的に安心して生活できているという。
「山が見えて田んぼがあって、少し歩けば川もある。サワガニが獲れるし、ホタルも見ることができます。絵本に出てくる自然や生き物の実物を見せられるのは、田舎の子育てならでは。この環境で、娘がやりたいと思うことをいっぱい経験させて、心を満たしてあげたい」

上石津は「お世辞抜きで温かい人ばかり」と英樹さん。恩返しに街をPRしたいという想いから店をオープン
移住前に憧れていた農業や、ヤギやニワトリを育てる暮らしを楽しんでいる

また、人とのつながりも魅力だ。上石津は住民の多くが高齢者だが、「みんなが声をかけてくれて、みんなで温かく育ててくれています」。

一方で子ども同士の交流の機会は限られるが、「地域には同級生は3人。でも車で40分ほどで街に出られるので、そこで刺激を得られます。娘はいま、英語教室とスイミングスクールを利用。田舎暮らしを味わいつつ、街の快適さも楽しめるのがいいですね」

大垣市の暮らしについて雨宮さんファミリーに質問!

家族でよく行くおすすめのスポットは?

私たちの工房もある「かみいしづ緑の村公園」は、しょっちゅう利用しています。芝生広場、山のなかのアスレチック、大きな滑り台がお気に入り。砂場セットなど遊び道具を無料で貸してくれるので、手ぶらで行ってもたっぷり遊べます。

これから家族でやってみたいことは?

英樹さん:登山が趣味なので、いつか娘と百名山を目指すのが夢。大垣は山に近いのでありがたいです。明日香さん:娘がやりたいことをやれる限り一緒にやりたい。でも最近は「ひとりでやりたい!」と振られることも増えました(笑)。

田舎への移住、成功の秘訣は?

田舎暮らしは、人との距離感がとても近いんです。小さなコミュニティに入らせていただくという謙虚さと、どんな出来事も経験だと思って受け入れる姿勢を持つこと。それを心構えに移住したのがよかったのかなと思います。

この記事は「複住スタイルVol.3」に収録されたものを再編集して掲載しています。雑誌掲載時と状況が変わっている場合がございます。