今回の特集では、今注目を集める「デュアルライフ(二拠点生活)」にフォーカス。都会と自然の豊かさ、両方を取り入れた新しいライフスタイルの魅力に迫ります。表紙&巻頭インタビューには、テレビやラジオで幅広く活躍するタレントのIMALUさんが登場!
タレントとして活躍する一方、東京と鹿児島・奄美大島での二拠点生活を実践するIMALUさん。東京での仕事を続けながら、月の半分を島で過ごす生活を始めて3年が経ちました。デュアルライフのリアルな魅力、そして決断の裏にあった思いなどを伺いました。
1989年生まれ、東京都出身。
語学を学ぶためカナダの高校へ留学、卒業後、ファッション誌でモデルデビュー。
現在はテレビ、雑誌、ラジオなどを中心に幅広く活動している。
「ここに住みたい」――直感とコロナ禍が後押しした二拠点生活
タレントとして多忙な日々を送る中、「ここに住みたい」という直感と、コロナ禍をきっかけに始まった鹿児島・奄美大島との二拠点生活。かつては「休みが怖い」と語っていたIMALUさんが、島での時間を通して見つけた“自分らしい働き方”とは?30代になった今、「仕事がもっと楽しくなった」と話す彼女に、その変化の裏側を伺いました。
まず、奄美大島と東京での二拠点生活を始められたきっかけを教えてください。
もともと海の近くに住むのが夢で、最初は東京の近くで物件を探していたんです。奄美へは物件探しのためではなく、遊びに行った時に直感で「あ、ここに住みたい」って思ったんです。2019年9月に30歳になって、 「30代は仕事もプライベートも充実させて、海外旅行もたくさん行って、人生を思いっきり楽しむぞ!」と決意した矢先に、コロナ禍で何もできなくなってしまって…。
自分の30代の生き方や働き方を根本から考え直すきっかけになったんですよね。自分にとっての挑戦のような感覚で、移住を決意することができました。


土地探しから家づくりまで、どのように進められたのでしょうか。また、新しい環境での生活が始まり、心や体に変化はありましたか?
今パートナーと住んでいるんですが、もともと奄美大島に遊びに行ったのも、パートナーの父方が奄美大島にルーツを持っていたからなんです。住もうと決めていろいろ話していたら、親戚の方がほとんど手をつけていない土地があり、そこに家を建てることになりました。本当に何もない状態だったので、木を切るところから始めたんです(笑) 。
完成するまでは、ホテルに泊まりながら家づくりを進めていきました。2022年の8月から本格的に住み始め、そこから1年半くらいかけてようやく東京と奄美大島を行き来する生活リズムに慣れてきた感じです。気温差や移動も大変で、最初はよく体調を崩したりもしました。自分では「大丈夫」と思っていても、体には負担がかかっていたんだと思います。風邪をひきやすくなったな、と感じていましたが、今ではすっかり慣れて体調も安定しました。


東京とは人との距離感も大きく異なるかと思います。島ならではのコミュニティには、どのように溶け込んでいかれたのでしょうか。
近所のおじちゃんと仲良くさせてもらったのをきっかけに、だんだんと人の輪が広がっていきました。奄美大島には豊作を祈願する「種下ろし」という集落ごとのお祭りがあって、新しくできた家や店の前でみんなが太鼓(ちぢん)と三線(さんしん)に合わせて歌って踊るんです。会場となる家は、お酒やご飯を振る舞ったりもします。2023年にそのお祭りが4年ぶりに開催されて、初参加しました。


そこでようやくご近所の皆さんと本当の意味で打ち解けられた気がします。みんな明るくて元気で、フレンドリーなんですよね。家の前に突然野菜が置かれていたので、 「あの方かな?」と思って声をかけたら、 「いや、うちにも置いてあったんだよね」って(笑) 。そういう人との交流が奄美大島ならではだと思います。東京で寂しい思いをしている人がいたら、こういう交流が合うかもしれませんね。
インタビュー全文は雑誌に掲載されています。IMALUさんの“二拠点生活”についてのストーリーは、ぜひ本誌でご覧ください!
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