暑い夏を少しでも快適に過ごしたいという方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめするのが、避暑地での二拠点生活です。中でも、関西の避暑地をおすすめする理由や、実際におすすめの場所を5つ紹介します。
関西の避暑地が別荘地におすすめな3つの理由
日本にはおすすめの避暑地が数多くありますが、ここでは特に関西の避暑地をおすすめする3つの理由を解説します。
別の地域からのアクセスが良い
関西は、新幹線の駅や、空港などが要所に作られており、交通の便が良いことで知られています。
新幹線の駅は、関西だけで7駅存在するので、首都圏からのアクセスも良好です。さらに、空港も5か所あるので、日本中の様々な地方からのアクセスについても容易だと言えるのではないでしょうか。
豊かな自然に囲まれている
豊かな自然も、関西で避暑地を探す際には欠かせない要素です。
都市部のヒートアイランド現象に加えて、盆地の地形で熱がこもりやすいこともあり、関西の夏はとても暑くなりやすいとされています。
しかし、関西の特徴として、都市部の周りにたくさんの自然豊かな場所があるので、少し足を延ばすだけで、ジメジメした暑さからしばしば解放されます。
都市部を抜けると、すぐに山や川が広がっていることもあり、土地の二面性を楽しむこともできるでしょう。
関西には避暑地が多い
関西には、たくさんの避暑地があります。
その理由は、高原や山の多さです。六甲山や紀伊山地などの山はもちろん、曽爾高原や生野高原などの高原地帯も数多く存在します。
一般的には、標高が100m高くなるごとに、0.6℃程度気温が下がるといわれており、例えば標高932mの六甲山の山頂へ行くと、約5℃から約6℃ほど気温が下がることがあります。
この目安を念頭に置き、標高が高い所へ行くと、夏の厳しい暑さが和らぐかもしれません。
後悔しない避暑地の選び方とは?
続いて、後悔しない避暑地の選び方を紹介します。
避暑地へ向かったのはいいものの、期待していたほど涼しくないという経験をしたことがある方もいるのではないでしょうか。そんなことが起こりにくいように、2つの項目から解説します。
本当に涼しいかどうかチェック
行きたい場所が決まったら、快適な夏を過ごすために、そこが本当に涼しいのかチェックする必要があります。
POINT1
気象情報をチェック
まず一つ目に大切なのは、当たり前ではありますが、気象情報を確認することです。最高気温を都市部と比べてみて、明確に低かった場合、避暑地として期待が高まります。
もちろんですが、訪れる当日の天気も併せてチェックしておくとより良いでしょう。
POINT2
標高をチェック
続いては、標高をチェックします。訪れる予定の場所が山や高原だった場合、特にチェックが必要です。先述の通り、標高が100m高くなるごとに、0.6℃程度気温が下がるといわれているので、それに沿って目的地の気温を予想してみるといいでしょう。
POINT3
水辺があるかチェック
こちらは、川辺や渓谷に訪れる方にぜひチェックして欲しい項目になります。
水辺が近くにあると、気化熱によって外気が冷やされるため、近くに水辺があることと気温低下の関係性はとても大きいです。
特に渓谷や滝などは日差しが当たりにくい場所に出来るため、直射日光を遮ってくれる可能性も高く、水辺と日陰の2点で涼しい環境となっています。
POINT4
口コミをチェック
最後に、実際に訪れた人の口コミを確認することも重要です。
POINT1からPOINT3までで確認した項目も、もちろんとても大切なのですが、やはり実際に行った人の感想を読んだり聞いたりすることが一番信頼できるのではないでしょうか。
上記の項目をチェックした上で行ってみたいところを決めて、最後に口コミで評判を確認してみると、満足度の高い避暑地を選ぶことができるでしょう。ただし、体感温度は人それぞれなので、口コミ=真実ではないことに注意が必要です。
所要時間をチェック
続いて重要なのが、所要時間の確認です。
せっかく涼しく快適な場所に向かうのに、道中で疲れすぎてしまうと元も子もないですよね。なので、実際にどれくらいの所要時間で目的地に到着するのかを確認しておくことは重要です。
特に、避暑地は都会から外れた場所にあることが多く、交通の便がそれほど整っていない場所もあるので、注意が必要。
地図上で距離が近くても、実際は回り道するルートで行かないといけないことも多々あるので、公共交通機関で避暑地へ向かう方は、前もって調べておくことが必須です。
【ランキング】別荘地におすすめな関西の避暑地
別荘地におすすめな関西の避暑地をランキング形式で5位まで発表します。
第1位:兵庫県神戸市・六甲山


兵庫県に位置する六甲山は、標高932mで、市街地より気温が5℃前後低いといわれているおすすめの避暑地です。
六甲山は、神戸市の中心部から電車で1時間ほどでアクセスできることが特徴。アクセス方法も、車だけでなく、ケーブルカーなどの公共交通機関も整っているので、気軽に向かうことができます。
もし六甲山に住むとなった際には、すぐ市街地に出てこれる点は嬉しいポイントなのではないでしょうか。
また、六甲山は開発がどんどん進んでいるエリアで、2020年には通信の脆弱性を解決するために、六甲山上で光回線も開通されました。そのため、六甲山で暑さを凌いで暮らしながら、リモートワークでお仕事をするような働き方もできるのではないでしょうか。
第2位:三重県伊賀市・青山高原
三重県に位置する青山高原は、標高約800mの自然豊かな高原地帯で、夏でも比較的涼しく快適に過ごせる避暑地として知られています。
青山高原までは、伊賀市街からも1時間以内でアクセス可能で、周辺には風力発電の風車が立ち並び、見るだけで涼しげな気配が漂っているおすすめのスポットです。
このエリアは、昔から別荘地としても開発されており、週末や夏季に訪れる人も少なくありません。静かな環境でのんびりと過ごせるため、普段の生活を離れてリフレッシュしたい方にぴったりの避暑地となっています。
第3位:京都府京都市・貴船


京都市の北部に位置する貴船は、貴船神社で有名で、夏でもひんやりとした空気が流れる避暑地です。貴船川沿いに設けられる「川床」は、京都の夏の風物詩となっています。
豊かな自然と川の流れで気温が涼しくなるので、蒸し暑さから解放された快適な生活を送ることができるでしょう。
市街地から貴船までは、電車とバスを使って1時間ほど。アクセスも比較的良く、市街地から日帰りで訪れることもできます。
貴船周辺は、古くから静かな別荘地としても親しまれており、山間の静けさの中で過ごす時間は格別です。自然と調和した暮らしができるこの地域で、ひんやりとした川のせせらぎと共に涼しげな夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。
第4位:兵庫県朝来市・生野高原
兵庫県にある生野高原は、標高約500〜700mに位置し、夏でも爽やかで涼しげな気候が特徴の避暑地。元々は、ゴルフ場を活かした高原リゾート地として人気を集めていた場所なのですが、バブル崩壊、景気後退、ゴルフ人口の減少により徐々に客足が遠のいていきました。そんな時に貸別荘リゾートとしての開発を進めるプロジェクトが始動。豊かな自然に囲まれ、夜には満天の星が広がるなど、魅力的な避暑地です。
生野高原は車を使うと、神戸や大阪からも2時間以内でアクセス可能。暑い夏を忘れ、涼しい高原でゆったりとしたリラックス気分を楽しんでみては?
第5位:滋賀県高島市・マキノ
滋賀県に位置するマキノは、琵琶湖の北西部に位置する自然豊かな高原地域です。冬はスキー場として有名ですが、夏も涼しく快適に過ごせる穴場的な避暑地。特に「メタセコイア並木」は四季を通じて訪れる人を魅了し、観光地としても人気を集めています。夏は涼しい避暑地として、冬はスキー場として、1年を通して楽しむことができるでしょう。
大阪・京都方面からは、JR湖西線のマキノ駅を利用すれば電車でもアクセス可能で、車なら1時間半ほど。都市部から程よく離れた場所にありながら、生活に必要な施設もそろっているため、日常生活にも困ることは少ないはずです。
関西の避暑地で快適な二拠点生活を!
暑い夏を少しでも快適に過ごすためのおすすめ別荘地ランキングを紹介しました。関西の避暑地で、楽しい二拠点生活を送ってみてはいかがでしょうか。