兵庫県たつの市に移住して実現できた、ピースフルな毎日

兵庫県たつの市移住者インタビュー

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山や海、川などの豊かな自然、史跡やかつて城下町だったまち並みが残る歴史、そして神戸・大阪へのアクセスの良さなどが相まって、移住希望者から注目を集めつつある兵庫県たつの市。では実際に移住すれば、どのような生活が待っているのでしょうか。2年前にイギリス人の夫と2人で埼玉県川口市から移住してきたソウリー恭子さんに、たつの市での暮らしについてお話を聞くことができました。

目次

物件を見つけてから移住までわずか半年という急展開

ソウリーさんが移住を決めたきっかけについて、お聞かせください。

ソウリーさん 移住前に住んでいたのは埼玉県川口市で、東京・港区にある広告会社に勤務していました。その会社を退職した後にどこに住むかということを考えた時に、関東エリアに住み続ける理由はなかったし、住み続けたいとも思わなかったんです。夫もイギリスのヨークシャーという、周りを見渡せば草原ばかりという地方の出身なので、都会でなければどこでもいいという考えでしたので、夫の方が移住に前向きだったくらいです。

たつの市に惹かれたのは、どういった理由でしたか?

ソウリーさん 私は元々兵庫県の相生市という、たつの市の隣の市の出身なんです。だから、いつかは関西に戻りたいなとは思っていました。でも最初は明石市あたりへの移住を考えていたんです。神戸や大阪の会社で働くことになるかもと考えた場合、もう少し近い方がいいかなって思って。でも、移住するにあたって庭付きの戸建てを探していたんですが、明石市だとそういった物件はどうしても街からは外れた場所になってしまいます。そんな時に、たつの市でいい物件が見つかったんですよ。

偶然の出会いだったんですね

ソウリーさん 物件を見つけたのが2022年の6月。夫も大変気に入ってくれたので、その後8月に帰省したタイミングで内見をして、12月には引っ越しました。物件を見つけてから引っ越しまで、わずか半年でした。

リモートワークに高いポテンシャルを発揮するたつの市

急ピッチでの移住でしたが、仕事面では影響はありませんでしたか?

ソウリーさん 当時はコロナ禍の真っ只中でリモートワークをしていたので、川口市に住まなくても仕事できるのでは?と思い、会社に相談して承諾を得て引っ越しをしました。それからは月に1〜2度東京に出勤しながら2024年3月まで仕事を続けて、退職しました。

たまにとはいえ、東京への出勤は大変だったのではないでしょうか。

ソウリーさん それが、そうでもないんです。私の会社は9時半が始業なのですが、JR姫路駅から始発の新幹線に乗れば東京駅に9時には着くので、全然問題ありませんでした。東京へのアクセスもしやすいし、大阪・神戸ならもっと近いので、たつの市ってリモートワークをする人にとってはポテンシャルが高いと感じていますね。

ご主人のお仕事への影響は?

ソウリーさん 夫は建物の設計士をしていまして、クライアントはみんな海外。世界中のどこにいても仕事ができる人なので移住にも問題はなく、むしろ静かなところで暮らしたがっていたのと、私の家族が近くに住んでいるということで、非常に乗り気になってくれました。

兵庫県たつの市移住者インタビュー

「たつの市全体が自分の家族のようだ」

実際にたつの市に住んでみて、イメージとのギャップなどを感じることはありましたか?

ソウリーさん 元々高校卒業までは隣の相生市に住んでいたので、ギャップを感じることはなかったですね。失礼ながら当時はたつの市をただの田舎だと思っていたんですが(笑)、むしろ今ではとても評価が高いです。城下町があって、古民家カフェなんかもいっぱいあって。移住者も多いみたいですよ。

たつの市での生活についてもお聞かせください。

ソウリーさん 春に退職して、またしばらくしたら大阪あたりの会社でリモートワークが可能な仕事を探そうと思っていますが、今はのんびり過ごしています。庭をおしゃれにしたくて整備したり、中高の頃の友達に会ったり…。あとは夫の趣味がバイクなので、乗せてもらって2人で出かけたりもしますね。たつの市は信号も走っている車も少ないから、夫も気持ちよく運転できるみたいです。そういうのも、東京ではできなかった贅沢ですよね。

ソウリーさんがお住まいの御津エリアには、近くに海がありますよね。

ソウリーさん そうなんです!このあたりの海岸は砂浜があるので、そこでビーチヨガをしたり、SUPヨガをしたりと楽しんでいます。東京でSUPヨガをしようとしたら、湘南まで出かけなきゃいけない。でもここなら、海まで歩いていくだけでOKだし、帰りも濡れたまま歩いて帰ってくることもできます。

兵庫県たつの市移住者インタビュー
兵庫県たつの市移住者インタビュー

ご近所付き合いなども、東京にお住まいの時とは随分違いがありそうですね。

ソウリーさん 最初はもっと閉塞感があるかもと心配していたんですが、皆さん本当に親切な方ばかりで、過ごしやすいです。色々話しかけてもらえたり、収穫した野菜をおすそ分けしていただいたりしています。夫は日本語が分からないので挨拶をするくらいなんですが、ご近所さんたちはお構いなしに夫に対して日本語で喋り続けていますね(笑)。近所でも、買い物に行っても、東京と違ってたつの市は日々同じ人と顔を合わせてコミュニケーションすることになるので、夫は「たつの市全体が自分の家族のようだ」と言っています。付き合いが濃いという意味だと思うんですが、外国の人らしい表現ですよね。

ご近所付き合い以外でのたつの市の暮らしはいかがですか?

ソウリーさん たつの市は、年間通していろいろなイベントが開かれているので、飽きないですね。公民館では毎月テーマが違う講座が開催されていますし、陶芸や茶道などの教室も実施されていて、私も昨年は書道教室とコンテナガーデニング教室に1年間通っていました。先ほど話したビーチヨガやSUPヨガもそうなんですが、近所付き合い以外のコミュニティに参加できる機会も多いですよ。

自然に囲まれて過ごす、のどかで平和な日々

たつの市へ移住してよかった点を教えてください。

ソウリーさん 庭に出るだけでピースフルって毎日思っています。本当にのどかで、平和って感じで。そういう感覚は、やっぱり川口市に住んで東京で勤務している時は持てなかったですよね。自然を感じることがなかったんで。ただ自然が多いといっても、スーパーは徒歩圏内にあるし病院も近いので、将来のことを考えてもいい環境だと思っています。

移住して、変わったことはありますか?

ソウリーさん 庭いじりとバードウォッチングを楽しむようになったことです。庭の手入れが日課になっていて楽しく、座ったり、立ったり、手を伸ばしたりというのが運動になって健康にもいいそうです。仕事部屋から木が見えてそこにいろんな鳥がとまるので、バードウォッチングにも興味を持つようになりました。近くの揖保川でバードウォッチングができるのも、自然豊かなたつの市ならではだと思います。あとは漁港が近くにあるのでスーパーで売っている魚もとてもおいしくて、魚を食べる機会が増えました。

東京近郊とは環境が全然違いますよね。

ソウリーさん 移住して後悔したことはほとんどないのですが、お店が少なくて外に飲みに出かける機会が減ったのは、少しストレスかも(笑)。でも本当にそれくらいで、夫もここでの生活についてはハッピーだと言ってくれています。東京近郊に住み続けていたら、こんなに毎日気持ちよく過ごせていなかっただろうなとは感じますね。

最後に、移住を検討している人に対して一言お願いします。

ソウリーさん 今は多様な働き方ができるようになって、住むところも選択肢が広がっているとは言われていますが、それを自分事化できている人ってあんまりいないと思うんですよね。どこか他人事のように感じている場合の方が多いんじゃないかな。私も自分なりにたくさん調べて、自分が川口市に住み続けなくてもいい状況にあることに気付くことができました。だから移住を検討している皆さんにも、もしかしたら自分も多様な働き方ができて、住むところも自由に選べる環境にあるかもしれないということに気付いてもらいたいですね。

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