がんばる移住女子たちを応援するまち、気仙沼

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人への「愛情」に満ちたまちだから、夢が実現できました

気仙沼では、たくさんの移住女子が自分らしく豊かな暮らしを楽しんでいます。そんな彼女たちが気仙沼に住むことを決めたきっかけや今の暮らし、彼女たちから見た気仙沼の魅力について聞きました。

今回インタビューに答えてくれたのは、気仙沼出身のUターン移住女子である、鈴木あい子さん。現在はダンスやヨガを中心としたフィットネスサロンと、子ども向けの英会話教室を併設した自身のスタジオを経営しています。

そんな鈴木さんの原点は、高校時代に出会ったストリートダンスです。当時の気仙沼には教室がなく、練習はすべて独学。

「その頃は、動画サイトも今ほど手軽なものではなかったので、テレビ番組のダンスの録画を何度も観ながら練習したり、振り付けをつくったりしていました」

鈴木さんはその頃から「ここにダンススタジオをつくる!」と決意。東京にあるダンスの専門学校に進学し、さまざまなダンスを学びます。

そして迎えた専門学校の卒業式当日が、あの東日本大震災の日でした。「気仙沼にはもう住めないんじゃないか」と感じたほどの衝撃。しかしこの震災をきっかけに、フィットネスやダンスを通じて気仙沼の人々の心身の健康をサポートすることを志します。そのため、まずは東京のフィットネスサロンで2年ほど勤務。健康に関する知識と経験を蓄え、22歳で気仙沼に戻ります。

その後24歳の時、市が実施する「経営未来塾(現・気仙沼経営人材育成塾)」に参加。半年の間、専門家による講義などを通じて経営のいろはを学ぶプログラムです。これが、鈴木さんの転機となります。

「『君をサポートしないでどうするんだ』と、経営の『け』の字も分からない私に、本当に良くしてくださいました」

その時に出会った人たちの応援もあり、26歳の時に自身のスタジオを開業することができました。

「以前はカフェのアルバイトと掛け持ちしていましたが、今は自分のやりたいことを生活の中心にできているので、とても充実しています」と笑顔。

「経営面での心配も多少あったものの、経営未来塾で一緒に学んだ方々が生徒として来てくれたり、イベント講師としてレッスンする機会をもらったりと、いろんな場面で助けられました」

気仙沼での暮らしは、四季折々の自然が豊かで、知り合った漁師さんからは獲れたての旬の魚を届けてもらうことも。ショッピングをする場所は東京ほど多くはないけれど、必要なところに必要なものがきちんとある。そして何より、人と人との距離が近いことが特徴です。

「みなさん人が好きだから、行く先々で自然と顔見知りになれる環境なんです。例えばコーヒーを買う時でも、それを淹れる人の人となりを知ることができるような。作り手のことを知ることで、その1杯も、より深く味わえるような気がします」

また、移住者同士の交流も活発。まちづくりに携わる人も多く、その情熱や行動力には鈴木さん自身も大いに刺激を受け、時に励まされてきました。

「やりたいことを発表する場、事業化をサポートする環境も整っていますが、それでも全部がうまく行くわけじゃない。でも大丈夫、失敗してもいいよ、という寛容な雰囲気があるのも、気仙沼の魅力ですね」

新しいことに挑戦するのは、勇気の要ること。失敗するのは、誰だって怖いものです。それでも、安心して自分の夢を声に出し、実行への一歩を踏み出せるような風土が、気仙沼にはあるのです。

「“誰かに何かしてあげられることはないか”と常に考えているような市民性。けどそれは、人に対する愛情がないとできないことです。もし気仙沼を訪れたら、まずはその愛情をたっぷり感じてもらいたいなと思います」

移住女子おすすめのスポット5選

気仙沼出身のUターン移住女子である鈴木さんが、「一度足を運んでみてほしい」という気仙沼のおすすめスポットを教えてくれました。

01 視界を真っ赤に染め上げる、辺り一面のツツジ畑

日本最大級のツツジの名所として知られている、徳仙丈山(とくせんじょうさん)。例年5月中旬から下旬にかけてが見頃です。山肌を赤一色に染め上げるツツジと、それを見下ろす頂上からの光景は、見応えがありますよ! 途中までは車で向かい、その先は舗装されていない砂利道を登るのですが、そこが現代から取り残されたようなシュールな山道なんです。「本当に、ここにたくさんのツツジがあるのだろうか?」って、少し不安に思い始めるくらい(笑)。でも頂上に着くと、無数の真っ赤なツツジが織り成す幻想的な世界が、一気に目の前に現れます。感動する美しさですよ。

02 気仙沼のシンボルの1つ。気軽に登れる安波山(あんばさん)

安波山は、気仙沼湾と市街地を一望できる、町に寄り添う小さな山です。登山用の装備がなくても気軽に頂上まで歩いて登れるので、市民みんなに親しまれています。道中には景色の綺麗な立ち寄りスポットがあって、四季折々の植物も豊か。楽しみながら歩いていたらあっという間に山頂です。元旦には、初日の出を見に登る人も多いですね。気仙沼の中心部全体を見下ろせることもあって、まちのシンボルの1つにもなっています。徳仙丈山のような全国的にも有名で華やかな場所というより、知る人ぞ知る、地元民ならではのおすすめスポットです。

03 大迫力!地元最大の夏祭り「気仙沼みなと祭り」

例年8月の第一日曜日とその前日の2日間にわたって開催される、気仙沼で一番大きな夏祭りです。私はダンスをやっていたこともあって、初日の「はまらいんや踊り」には高校生の頃から参加していました。生演奏が響く中、内湾の海沿いの道を大人数で踊り歩くさまは圧巻ですよ。祭りのフィナーレには、装飾された台船「海上うんづら」が海に浮かび、港にはたくさんの八幡太鼓が一斉に演奏をする中、打ち上げ花火が夜空を彩ります。ここ数年は新型コロナウイルスの影響で中止になってしまっていますが、再開されればぜひ一度この大迫力を体感してもらいたいですね!

04 ゆったりとした時間が流れる、器と雑貨のカフェギャラリー「うつわと喫茶 nagame」

気仙沼・大島にある、喫茶店を兼ねた器や雑貨のセレクトショップ。島特有の穏やかな時間が流れるお店です。時期によって変わる作家さんの展示や色とりどりの器が並ぶ店内は、まるで海外のアトリエのようなアーティスティックな空間。カフェではセンスの良い器と共に、手作りの料理やお菓子をいただけます。特に、スパイスが効いたカレーやガパオライスはおすすめです。あらゆるものがおしゃれで、つい写真に収めたくなりますよ。また、道中では海の眺望と吹き抜ける大島の爽やかな風を楽しめ、とてもリフレッシュできます。

05 プレゼント選びはぜひここで。センスが光るレトロな品が集う「日用品と喫茶 ハチワレ堂」

古材や古道具を再利用した丁寧なお店作りがなされた、雑貨屋兼喫茶店です。店内は、洗練された中にもノスタルジックで温かな雰囲気が漂います。商品も、店主さんが1つ1つ厳選。家族や友人などへのギフトにもぴったりなセンスの良いものが揃うので、プレゼントに迷った時はよくここを訪ねます。以前贈った、木製のコーヒーメジャーは特に喜ばれました。喫茶店も素敵で、店主さんが淹れるコーヒーはとてもおいしいです。また、時々限定のドリンクがメニューに上がることも。特に、「生コーラ」という自家製のクラフトコーラには感動しました。

気仙沼 移住支援制度

移住は人生の重大な決心。いきなり飛び込む 前にしばらく生活して、感覚を掴んでから決 めてもいいかもしれません。生活を体験する お試し移住体験や気仙沼の仕事を紹介するサ イトなど、さまざまなサポート制度をご用意 しています。

例1) お試し移住補助金

民宿、旅館、ホテルなど市内 宿泊施設に滞在しながら、気 仙沼で暮らすイメージを掴んでみませんか?

期間:3泊以上2週間以内

補助額:宿泊費・レンタカー代合わせて 6,500 円/日

条件:市外在住で移住に興味のある方、期間中に体験ツアーにご参加いただける方

minato-kesennuma.com

例2)ふるさとワーキングホリデー

都市部に暮らす若い人が一定期間地域に滞在し、働いて収入を得ながら地域とのかかわりを深めることを支援するプログラムです。主な対象は学生や若手社会人です。

期間:概ね2週間以上 1ヶ月以内

補助額:宿泊費 5,000円/日

条件:県外在住の方、滞在中気仙沼の企業の就労に参加いただける方

https://ten.rest/

例3)気仙沼市地域雇用創造協議会(ぬまリク)

気仙沼で就職したい人のためのポータルサイト「ぬまリク」。市内の企業情報・求人情報や、気仙沼にUIJターンして就職した方々のインタビューも見ることができます。市内企業50社以上の閲覧が可能です。

https://numarikukesennuma.com/

その他、移住・定住に関する情報

「気仙沼市移住・定住支援センター MINATO」

https://www.minato-kesennuma.com/

<おかえり館について>

おかえり館は、東京都・有楽町にあ るアンテナショップです。おかえり 館では、特産品販売をはじめ、観光 情報発信や移住定住相談など、首都 圏での情報発信ステーションとし て、気仙沼市・久慈市・福島市の魅 力をお届けしていきます。 移住定住に関する相談や情報のご提 供も行っておりますので、お気軽に お立ち寄りください。

*基本情報*

東京都千代田区有楽町2丁目10番1号東京交通会館B1F

電話:03-6259-1651

営業時間:10:00~20:00(日曜、祝日は18:00閉店)

https://okaeri-kan.jp/

発行者:連続テレビ小説「おかえりモネ」気仙沼プロジェクト実行委員会

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