【最新版】ふるさとワーキングホリデーガイド&募集中の自治体5選

ふるさとワーホリ

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利用者の8割を10代・20代が占める、ふるさとワーキングホリデーについてご存知ですか?学生・社会人が就職活動の終わったタイミングや夏期・冬期のまとまった休みを利用して、地方で「働くこと」と「遊ぶこと」を同時に楽しめる制度をご紹介します。

目次

ふるさとワーキングホリデー(ふるさとワーホリ)って?

ふるさとワーホリ

出典:ふるさとワーキングホリデーポータルサイト

「ふるさとワーキングホリデー(ふるさとワーホリ)」は2017年1月スタート。およそ2週間から1ヶ月かけて日本国内のある地域に滞在し、働くことで収入を得るとともに、余暇に自由な時間を過ごすことができる制度です。

都市部の若者が抱く「地域づくりへの参加がしたい」「地域との交流を深めたい」といった想いや、移住などを考える社会人の想いと、地域の人々の「地域の魅力を伝えたい」「交流人口を増やして地域経済を活性化したい」「多くの人に定住してほしい」という想いを結ぶ目的で始まりました。

参加者は、地域住民や参加者仲間と交流したり、学びの場を通じて地域について知ったりと、普通の旅行では味わえないような地域に根ざした生活を体験することができます。例えば、いつか田舎暮らしがしたい、農業に関わりたいと考えている人は、この体験によってより具体的な未来を思い描けるようになるでしょう。

海外のワーキングホリデーと何が違う?

ふるさとワーホリは、休暇目的の入国および滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度である海外のワーキングホリデーと基本的には同じコンセプト。後者が滞在先の国・地域との取り決めとなるのに対し、前者は日本国内の自治体との取り決めとなります。

利用できるのは学生のみ?社会人は?

ふるさとワーホリ利用者の8割が10代・20代。就職活動に向けて社会経験を積みたい、就職先の選択肢のひとつにしたいとの理由で学生の利用が多いものの、社会人も利用することはもちろん可能です。転職をきっかけに移住を検討している人、働き方や生き方を見直したい人は、この制度を活用すれば移住先での仕事がイメージしやすくなるかもしれません。

なお、仕事の内容や地域の特性によっては、10代だと応募できなかったり、自動車免許が必須だったりといった条件もあるため、応募要項をよく確認しましょう。

地域おこし協力隊との違いは?

地域おこし協力隊は任期が概ね1年から3年と長期にわたり、移住も必須。一方、ふるさとワーホリは滞在期間が長くても1ヶ月で、移住の必要もありません。また、仕事と遊びを両立させる、どちらかというと遊び(ホリデー)に重きを置くというスタイルも、仕事が中心である地域おこし協力隊とは異なります。

とはいえ、ふるさとワーホリを利用して初めて訪れた地域へのちに移住した場合、地域おこし協力隊となる人も多いという意味では、関係性が深いと言えます。

ふるさとワーホリ

参加する方法は?

参加申し込みは、実施している自治体へ行います。申し込み方法は、各地で開催される説明会に参加して申し込む方法と、サイトから各自治体に直接問い合わせる方法の2種類。どちらもふるさとワーキングホリデーのポータルサイトから申し込みできます。

なお、申し込む上で説明会への参加は原則必須ではありません。ただし、説明会に参加すれば、より具体的な話を聞けたり直接質問したりできます。複数の自治体が合同で行う説明会であれば、地域ごとの特色も分かって、より自分に合ったものを選びやすくなるでしょう。

ふるさとワーホリのスケジュールは?

自治体や職種によりますが、例えば2週間のスケジュールであれば、そのうち勤務日は5日程度だったり、勤務日は多いものの一日あたりの労働時間は3~5時間ほどだったりと、ホリデーをちゃんと楽しんでほしいという意図で組まれているものも多いです。しっかりと稼ぎたい人は、勤務時間を伸ばすことは可能かどうかを自治体に問い合わせてみましょう。

また、ふるさとワーホリの特徴のひとつが、仕事と遊びのほかに交流イベントが組まれていること。地域の人と交流したり、同じ参加者同士で餃子パーティーをしたり語り合ったりといったイベントを通して、自分とは異なる考え方を知ったり人の輪が広がったりしていきます。

こうした交流イベントは、ふるさとワーホリ参加時に初めからセットになっているものと、各自で申し込みが別途必要なものがあるので、詳細は自治体へ問い合わせてみてください。

ふるさとワーホリ

お金は?何が自己負担?

現地までの交通費(往復)は、基本的に全額自己負担。また、宿泊先の光熱費や食事代として一定のお金がかかることもあります。とはいえ、自分でホテルを取ったりレストランで食事をしたりすることに比べれば、価格はお手頃。さらに就労による収入も得られます。自己負担額が収入額を超えない、もしくは収入額が多少上回る形で帰宅できるようにプランニングしている自治体も多いです。

休日・余暇の時間に遊びに行く場合も全額自己負担が基本ですが、自治体によってはワーホリ参加者なら余暇のアクティビティを従来の料金の半額で楽しめるといった割引サービスもあります。

仕事の探し方は?

第一次産業や製造業、小売・飲食業、旅館・ホテルなどさまざまな地域の仕事を体験できるふるさとワーホリ。多種多様な仕事から自分に合うものを探すには、以下のようなやり方がおすすめです。

地域や就労期間、滞在期間、職種、シフトに関して希望がある場合は、ふるさとワーホリのポータルサイトにあるチェック項目を活用し、条件から絞り込みましょう。一方、希望条件が特にない場合は、チェック項目の下に表示される各自治体の告知を見て、興味を引かれたものを選んでみてください。

なお、申し込みから決定までは、受け入れ先企業との面談を設ける必要もあって、1週間ほどかかるのが一般的。さらに募集人数の規定に達し次第、募集は締め切られるため、希望するものがあれば早目に申し込みましょう。

ふるさとワーキングホリデー募集中の自治体5選

ふるさとワーホリ

全国各地で行われているふるさとワーホリの中から5つの自治体をご紹介! みんなで絆を育むものから、一人で気軽に体験できるもの、各自のこだわりに合わせたオーダーメイド型まで、自分に合ったものを選んでみてください。

【宮城県気仙沼市】通年募集!みんなで過ごして語り合う

ふるさとワーホリが特に盛んなのが宮城県気仙沼市。宮城県の最北端に位置する港町は、通年募集を行っており、一年間のタームは15回以上あるため、参加のしやすさが魅力です。

東日本大震災以降に多くのボランティアが訪れた同市は、多様な世代・立場の人たちが集い、いつも何か新しいことが起きているような場所。「人と出会い、自分と向き合う」をコンセプトに、11泊12日の間、シェアハウスで共同生活を送ります。みんなで食卓を囲み、その日あったことや自分の考えを語り合ったり、海辺を散歩したり、いろんな人や知らなかった自分に出会える「非日常な日常」を過ごしてみませんか。

【新潟県南魚沼市】雪がもたらす美味しい&楽しい恵み

周囲を高い山々に囲まれた新潟県南魚沼市は、市街地でも2m以上の雪が積もることもある豪雪地帯。寒さを生かしたコシヒカリの名産地であり、市内に10箇所もゲレンデが存在するウィンタースポーツ好きの聖地としても知られています。そんな雪深い場所にもかかわらず、東京から新幹線を使えば1時間半ほどで辿り着くことが可能です。

南魚沼市のもうひとつの特徴は、中高生に対する社会教育事業や大学生の地域との関わりづくりといった若い世代への働きかけ。若者に新しい自分を知ってもらうことを目的として2022年夏に始まったふるさとワーホリでは、2週間の滞在期間中、おおよそ7日間の就労を予定。過去にふるさとワーホリに参加したことのある大学生や同市出身者がサポートしてくれます。

【長野県伊那市】車&ガソリン代支給!一人で気楽に参加可能

参加者同士で共同生活を送るのもいいですが、一人で気楽に参加することができるのは長野県伊那市。南アルプスと中央アルプスに囲まれ、2022年度から人気移住地域1位の座をキープする同市で、2週間から1ヶ月の滞在期間、基本的に単身でローカルライフを経験することができます。

一人で参加可能なため、自分の都合に合わせてスケジュールを組みやすいのが特徴。もちろん、仕事がない時はまちのイベントを教えてもらったり、同時期にほかの参加者がいればその人と交流したりすることも可能です。

滞在中の宿泊費は無料。さらに車が生活必需品という土地柄のため、レンタカー利用料とガソリン代も全額支給されます。参加者は普通自動車免許が必須になりますが、道は広くて視界も開けているので運転しやすいのだとか。

【徳島県】宿泊費無料!多種多様な仕事から選べるオーダーメイド型

すだちの生産が日本一で、線路と道路の両方を走る世界初の乗り物、DMV(デュアル・モード・ビークル)も擁する徳島県でのふるさとワーホリは、一人ひとりの希望に合わせたオーダーメイド型。

多くの事業が参加しており、例えば農業や観光業、宿泊業のほか、洋菓子店の製菓補助や学習塾のサポート業務、地域活性化事業といった幅広い職種から選ぶことができます。滞在中の宿泊費は無料。また、通訳がいるので海外の方も安心して参加できる体制が整っています。

【沖縄県】オーダーメイド型でゆったり30日間!

徳島県と同じくオーダーメイド型なのは沖縄県。一人ひとりのスケジュールややりたいこと、滞在したいエリアといった希望に合わせて、普通の観光では味わえない感動や体験ができます。

沖縄の自然や文化にしっかり触れることができるよう、滞在期間は基本的に30日間と長め。専門の相談員と地域のナビゲーターが安心安全な滞在をサポートしてくれます。オフには、マリンアクティビティを楽しんだり、スピリチュアルスポットを訪れたり、ヤンバルクイナをはじめとした沖縄ならではの生き物に出会ったりと、「うちなーライフ」を満喫できるでしょう。

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